2023.10.31 12:00

ユ・スンホ、『取引』で人生キャラクター更新…“大きな挑戦だった”

[韓国エンタメニュース]

ユ・スンホが荒々しい顔と一層深まった演技力で人生作品を完成させた。

ユ・スンホは去る27日に終了したwavveオリジナルドラマ『取引』でイ・ジュンソン役を演じ、密度の高い熱演を披露した。

『取引』は偶発的に友人を誘拐した2人の青年の100億ウォン誘拐スリラーで、ユ・スンホは窮地に追い込まれたキャラクターをリアルに描き出し、演技変身に成功した。

毎瞬間の選択の岐路で責任の重さに耐える若者をリアルに演じたユ・スンホ。彼は30代の始まりで、善と悪の境界にある馴染みのない役に挑戦し、若者の共感を呼んだ。しっかりとした足取りで前に進むジュンソンで『取引』を終えたユ・スンホは、青春の1ページに深い余韻を残した。

# 会心のキャラクター変身

ユ・スンホは『取引』を通じて華やかさは減らし、自然さを加えた。短い髪と荒い肌の除隊したての姿で登場したユ・スンホは、不安定だが除隊後により良い人生を決意したジュンソンの心理を表現するために外見の変化を試みた。彼は軍隊時代の経験をもとに短い髪型を提案し、より良いキャラクターを作るために制作陣と意見を出し合い、努力を重ねた。

坊主頭と黒ずんだ肌にもかかわらず、温かみのあるビジュアルと魅力的な声で注目を集めたユ・スンホ。外見の変化と同じくらい成熟した演技は、ユ・スンホの人生キャラクターを更新するのに十分だった。

# 繊細な感情熱演

ユ・スンホは柔軟な緩急調整でストーリーに蓋然性を与えた。ユ・スンホの熱演は、間違った選択でますます泥沼に陥るジュンソンの感情線を綿密に作り上げた。強烈な眼差しと明確なセリフ伝達力は、人質である友人ミヌ（ユ・スビン）を殺さないという約束を守るためにジェヒョと葛藤する過程に説得力を吹き込んだ。

特に第8話でサラ金業者（オ・チャンギョン）からジェヒョの裏切りを知ったジュンソンの虚無感は極に達した。ユ・スンホは震える眼差しと呼吸で、ジェヒョとの最後の通話でお金も友達もすべて失い、一人で残されたジュンソンの悲しみと悲惨さを伝えた。

実際ユ・スンホは撮影がない日にも2人の相手俳優との完璧な呼吸のために現場に出て、一定の演技のトーンと姿勢で台詞を合わせながらドラマの完成度を高めたという。

# 真心を込めたPR

ユ・スンホはPRにも本気だった。第28回釜山国際映画祭への招待をはじめ、25年ぶりにバラエティ番組『ランニングマン』に出演したユ・スンホは、親しみやすい魅力の持ち主だった。正統派俳優から純粋で人間味あふれる魅力まで備えた姿は話題性を呼び起こした。『取引』と同僚俳優たちのお陰で挑戦できたというユ・スンホはその後、YouTube“BDNS”に出演、雑誌やメディアのインタビューなど、数多くのPRスケジュールをこなした。ユ・スンホは親しみやすいイメージで大衆との距離を縮めた。

これと関連し、ユ・スンホは所属事務所YGエンターテインメントを通して「毎週ドラマを見ながら、監督や同僚俳優、スタッフと共にした熱く激しかった現場での思い出がよみがえった」とし、「撮影中はたくさん学び、幸せだった。長く記憶に残りそうだ」と作品に対する深い愛情を見せた。

続けて彼は「去年のこの時期に初めて会ったジュンソンは見た目は荒々しいが、優しいキャラクターで、僕にとって大きな挑戦だった。ジュンソンに感謝し、お疲れ様と伝えたい」とし、「ドラマ『取引』を愛してくださった全ての方々に感謝したい」と付け加えた。

一方『取引』は去る27日に第8話まで全て公開し、放送終了を迎えた。