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2024.01.26 10:43

コア女が実体験した韓国の出産事情!国が違えばこんなに違う!?

 

【コア女だより】

 

皆さまアンニョンハセヨ!KOARIスタッフのA井です♪

 

私は現在韓国・ソウル在住なのですが、2022年に韓国で出産を経験しました!

 

 

と言うことで今回は、“コア女が実体験した韓国の出産事情!国が違えばこんなに違う!?”と称し、韓国での出産に関して少しご紹介したいと思います^^

 

韓国で出産

 

(下記内容はあくまでも私が個人的に経験したことを元に作成した内容であり、韓国の出産事情全てがそうではないこと(※病院によって大きく変わることもあります)、また私自身日本で出産をしたことがありませんので日本での出産事情に関して思い違いなどがあるかもしれないこと、何卒ご了承ください!)

 

 

■韓国の出産事情その1【出産方法を選べる】

コア女だより

 

まず出産までの流れは基本的に日本と同じです。妊娠初期から産婦人科へ通い、定期的に検診を受ける形になりますが、出産日が近づいてくると主治医の先生から“出産方法”についての話があります。

それは“自然分娩にするか、帝王切開にするか”ということ。

ちなみに私の通っていた産婦人科は自然分娩を推奨していたこともあり、主治医からも自然分娩の提案がありました。

帝王切開を選択するメリットとしては、子供が生まれる日(手術日)を予め決めることが出来たり、陣痛の不安を無くすことが出来るなどがあるそう。ちなみに2022年に出産された俳優ソン・イェジンさんも、自身のSNSで「自然分娩か帝王切開かギリギリまで悩んだ」と言及されていましたよね。

日本では特別な事情が無い限り帝王切開は行われないことが多いですが、韓国ではそれを母親が選ぶことが出来るのです。

 

 

■韓国の出産事情その2【無痛分娩がスタンダード】

コア女だより

 

上記で出産方法を選べると言いましたが、韓国では自然分娩の際には無痛分娩がスタンダードになっています。

私は主治医の勧めもあり自然分娩を選択しましたが、陣痛への不安がぬぐい切れず、思わず主治医に「あの…無痛分娩って可能ですか…?」と聞いてみると、「え?!無痛にしないんですか?!麻酔が無かったらめちゃくちゃ痛いですよ?!」と驚かれました(笑)。

先生によると、「母親の特別な意向などがない限り、韓国では無痛分娩をするのがスタンダード」とのことでした。(とは言っても、陣痛がある程度進んでからでないと麻酔は打てないので、陣痛の苦しみを全く経験しなくて済むというわけではありません。これは日本でも同じですよね)

 

 

■韓国の出産事情その3【産後のケアが神レベル】

コア女だより

 

韓国は、産後ケアに関してかなり力を入れている国と言われています。

ご存知の方も多いと思いますが、何と言っても調理院(チョリウォン)と呼ばれる産後ケア施設の存在が大きいでしょう。チョリウォンには出産後病院を退院してすぐに入るケースがほとんどで、期間は2週間が一般的。

チョリウォンでは何をするかと言うと、“とにかく体を休ませる”のみ!

ホテルのような部屋で、3食+3回のおやつまで準備され、ひたすら寝て、食べて、産後マッサージを受けて…を繰り返しながら、産後の身体を休ませます。

 

また、チョリウォンを出た後にもう一つあるケアシステムが、“産後トウミ”というもの。

産後トウミとは、自宅に戻った後も身体を休められるよう、自宅にやって来てくれる産後専門のお手伝いさんのこと。こちらも基本的に2週間ほどの期間で毎日自宅にやってきてくれて、赤ちゃんを見てくれたりお母さんの食事を作ってくれたり家事をしてくれます。

地域ごとに産後トウミの会社がたくさんあり、また自治体からの金銭的な支援も行われているため、利用する方がかなり多く、私も利用しました。

トウミとして来て下さる方は50~60代の方が多く、うちに来て下さったトウミアジュンマ(お手伝いのおばさん)はとにかく料理が上手でとてもうれしかったですし、赤ちゃんもまるで孫のようにかわいがってくださりとても助かりました…!

 

 

■韓国の出産事情その④【母乳信仰がほぼ無い】

コア女だより

 

出産の後に待っているのは、そう、“授乳”。

私自身も「出産自体が辛いことは知っていたが、授乳がこんなに辛いとは誰も教えてくれなかった」とチョリウォンで泣いた(←)ほど、母乳に関して悩まれるお母さんは多いと思います。

そんな中、韓国ではチョリウォンを出たタイミングからすぐにミルクに切り替えるお母さんがかなり多いです。「お母さんがストレスを受けることが一番ダメ。母乳が辛いならすぐにミルクに切り替えるべき」という考えが最近はスタンダードになっており、母乳で育児をされている方がいたら「わあ、大変なのに頑張ってるのね!」と言われるほど。

私自身も周りから「母乳をあげるべき」という言葉をほぼ聞いたことが無く、むしろトウミアジュンマからは「無理する必要は無い!ミルクにしなさい!」と怒られたほどでした(笑)。

 

 

ということで、韓国の出産事情について簡単に触れてきましたがいかがでしたでしょうか?「国が違えば~~」とよく言いますが、出産一つとっても国が違うとこんなに違うんだ~と不思議な出来事の連続だった妊娠・出産でしたが、今となってはすごく貴重な経験が出来たと思っています^^

 

このほかにも色々ネタ(?)はありますが、また機会があればご紹介出来ればと思います。

 

それでは皆さま、また次回のコア女だよりでお会いしましょう~!

 

 

(編集部:A井)

 

 


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(最終更新日:2024/02/01 関連記事追加)