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映画『心に吹く風』 ユン・ソクホ監督 KOARI単独インタビュー!

2017/06/06 11:19  ピックアップ


『冬ソナ』『ラブレイン』で知られるユン・ソクホ監督最新作
映画『心に吹く風』公開記念 KOARI単独インタビュー!


ユン・ソクホ
撮影:遠崎智宏

 

日本に空前の韓流ブームを巻き起こした『冬のソナタ』をはじめ、『秋の童話』『ラブレイン』など、ピュアでロマンティックな感性を生かしたテレビドラマを手がけてきた韓国の巨匠ユン・ソクホ監督。92年に演出家としてデビューして以来、ドラマ一筋でキャリアを重ねてきたユン・ソクホ監督が「死ぬまでにぜひ、やってみたかった」という長編映画に挑んだのが今作『心に吹く風』。脚本も自ら執筆し、これまでの作品でも繰り返し取り上げてきた“初恋”をテーマに日本の俳優、スタッフと作り上げた注目作。音楽は『冬のソナタ』以来の盟友で『オールド・ボーイ』『建築学概論』など多くの映画でも知られるイ・ジスが担当している。
 
今回KOARIでは、映画『心に吹く風』の公開を控え来日されたユン・ソクホ監督にインタビューをさせていただき、今回の映画についてや監督の目線で見た日本と韓国についてなど、気になる質問に答えていただきました~^^
 

★★★
 

―映画の監督を務められるのは初めてでしたが、いかがでしたか?
新しい経験だったんですけど、ドラマに比べて色々なことを考えなければならず、人間的に、精神的に成長する機会になり、成熟することができたのではないかと思います。全体的にとても有意義な経験になったと思います。ドラマの時は脚本家が書いたシナリオを演出するという立場でしたが、今回の映画は初めから最後まで自分でやらなければならないことが多く、たくさんのことを考えました。

 
―本作はすごく日本らしい情緒が感じられるように思ったのですが、やはり日本の観客を意識して作ったのでしょうか?
ドラマは不特定多数の方が見るものなのでそれに合わせて作らなければならないんですが、今回の映画の場合は作家主義で、アート映画に近いものだと思ったので、自分がやりたいことを自分のやりたいように作りました。ただ日本のスタッフ、日本の俳優と一緒に作ったので、やはりその人たちの影響はあったと思います。自分的にはやりたいことをただやっただけで日本の観客に合わせてという意識はなかったんですが、一緒に制作にあたった人たちの影響によって日本的な要素が入ったのかもしれません。

 
―回想シーンでセリフを排除した意図は?
回想シーンは二人の中にある思い出なので、一種のファンタジーだと思うんですね。二人が胸に秘めたそれぞれの記憶だと思うんですけど、そこで言葉が入ってしまうとその人の声やセリフで現実味が出てしまってファンタジー感が落ちると思うんです。ファンタジー性を引き立たせるために声を入れなかった。それと、観てもらうとわかりますが思い出すときの音、雨の音やノイズを入れているので、もし過去のセリフを入れるとなると音声を過去のものに切り替えなくてはならなくなるので、現実がプツッと切れることになるんですよね。現在の感情を維持している中で二人がポツンポツンと思い出したという感じにしたかったので、あまり情報を与えすぎるとそれが逆に妨げになる場合もあると考えて今回はそういう演出にしました。もしドラマであれば回想部分もひとつのシーンになったと思います。例えば二人が交わした会話が入ったと思いますが、今回はあえて入れずにモンタージュ、イメージとして機能させるためにわざとそうしました。当初企画の段階ではあくまでも中年の恋を描いた話なので、回想シーンは本当にパッパッと場面が変わるくらいの短い使い方をしようとしたんですが、結果的に編集の段階で自分が考えてたよりもたくさん入れることになりました。

 
―日本での公開となりますが、どんな方たちに観てもらいたいですか?
どうしても『冬のソナタ』のファンの方々がいらっしゃると思うので、韓流ファンの方がたくさん見てくださるのではないかと思いますが、それだけでなく、こういうジャンルの映画が好きな方、映画を観ながら考えたりすることが好きな方にも観てもらいたいなと思います。

ユン・ソクホ
ユン・ソクホ

撮影:遠崎智宏

 
―監督から見て日本の俳優と韓国の俳優の違いはありますか?
日本と韓国では文化的な違いがどうしてもあると思うので、それが俳優の演じ方に影響しているのではないかと思います。どちらかというと日本人は表現することに控えめな部分がありますが、韓国人は積極的にアピールするほうだと思います。演じ方においても実際撮影現場で見ていると、日本の俳優は自分の感情をストレートにアピールするのではなく、控えめで間接的な表現をして、慎重に演じていたと思います。逆に韓国人は自分の気持ちを積極的にアピールするし、カメラの前だけではなく監督に自分の意見をアピールする俳優が多く、そういった意味でも日本と韓国で文化の差があると思いました。
 

―今まで四季シリーズなど自然の美しさを表現した映像美で有名なユン監督。今作やドラマ『ラブレイン』では北海道の大自然の美しさを作品の中に溶け込ませてらっしゃいますが、日本で他に撮影してみたいと思う場所はありますか?
日本全国に行ったわけではないですが、今まで訪れた中で選ぶとしたら京都ですね。京都の秋の姿がとても美しくて、伝統的で古風なところがとても素敵だと思いました。哲学の道というところや公園。時代劇ではなくても神秘的で古風なところからいいストーリーができそうな気がします。
 

―日本で最初に韓流ブームを巻き起こしたのはユン監督といっても過言ではないと思いますが、当時と現在で韓流の変化、作品性の変化等感じられることはありますか?
『冬のソナタ』という作品を皮切りに韓国ドラマが日本でもブームになって、そこから日本でも韓国ドラマがたくさん放映されて韓国の俳優も人気が出て韓流ブームは広まったと思います。今ではK-POPがとても人気が出てどんどん広がっているなと感じますが、当時と今を比べるとかなり昔ほど熱狂的ではないなと思います。日韓の政治的な問題の影響もあるかもしれません。それでもこういう文化を通してコミュニケーションをとっている、通じ合っている人たち、時間が経っても変わらずに韓国の文化を好きでいてくれる人はいるのではないかと思います。
 

―今後キャスティングしてみたい俳優はいますか?
今は次の作品の構想を練っている段階で、どんな作品・ストーリーにしようかということに集中しているので、まだ俳優のことまでは考えていません。強いて言えば、テレビで見た日本の若い女優さんで、純粋そうできれいで印象に残る方がいたんですが、名前がわからないのでお知らせすることができません(笑)
 

ユン・ソクホ
撮影:遠崎智宏

 
―『ラブレイン』は今でも人気が高く現在もよく再放送されたりしています。『ラブレイン』または主演のチャン・グンソク、ユナ(少女時代)に関するエピソードで記憶に残っていることがあえば教えてください。
うーん、すごく時間が経ったので・・・(笑)(と言いながら少し考え込む)『ラブレイン』の撮影に入るとき、チャン・グンソクさんとユナさんはもちろんお互いを知ってはいましたが、初共演ということでどうしてもぎこちなさがあったんですね。そのまま作品に入ってしまうとそれが画面にも出てしまうと思ったので、まずはうちの事務所(YOON’S COLOR)にグンソクさんやユナさんなど出演者を招いて話し合ったり、仲良くなれるような機会を設けたんです。グンソクさんはとても明るくて活発で、その場をとても盛り上げてくれました。お酒を飲みながらゲームをしたり歌を歌ったりして明け方まで過ごしました。グンソクさんは主人公である責任感を持ち、ムードメーカーとして引っ張ってくれましたし、それによって現場の雰囲気がとてもよくなりました。監督が言ったからといって出演者たちの仲が良くなるわけではないので、それをわかっていて自然とやってくれたのではないかと思います。当時ドラマ初出演だったソ・イングクさんなど新人俳優たちが、すでにスター俳優だったグンソクさんと劇中では親しい友達を演じなければならなかったのですが、そんな中でグンソクさんは自分の方から「僕たち同い年じゃないか~」と言ってスターを気取ることなくオープンマインドで歩み寄ってくれ、それをイングクさんたちはとても感謝していました。
 

―今後の計画について考えていることは?
今回初めて映画を撮ったので、すぐドラマに戻るのではなくもう1本映画を撮りたいなという気持ちがあります。それで次はどんなものをやろうかと考えている段階です。そのアイテムがまだ決まっていなくていろいろ検討しているところなので、自分が撮りたいものが決まってから、それが日本に合うか韓国に合うかもしくは日韓でやるのか、そういうことが決まってくるかと思います。
 

★★★


こちらが用意した質問を終えた後、監督から映画を観ての感想についてなど逆に質問を受けました^^「ラストはハッピーエンドだと感じるかそうではないか、また最後のシーンを見てどういう意味だと思ったかなど、感じ方は観る人によってそれぞれ違うから」とおっしゃっていました。そういったことを話すのも映画鑑賞の楽しみのうちのひとつですよね!みなさんもぜひこの映画を観て、色々な思いを巡らせてみてください!


「心に吹く風」
心に吹く風


6月17日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
6月10日(土)より札幌シネマフロンティア、ディノスシネマズ旭川にて先行公開

監督:ユン・ソクホ
出演:眞島秀和、真田麻垂美、ほか
2017年/日本/107分
配給:松竹ブロードキャスティング、アーク・フィルムズ
http://kokoronifukukaze.com/
 
STORY
仕事で富良野を訪れたビデオアーティストのリョウスケは、高校時代の恋人・春香と23年ぶりに偶然の再会を果たす。春香は既に結婚していたが、春香をずっと想い続けていたリョウスケはビデオ撮影へと連れ出す。春香は戸惑いながらもリョウスケに同行し、忘れかけていた想いをよみがえらせていく。失った時間を取り戻すように急接近していく2人は、ついに越えてはならない一線を越える決意をするが……。

心に吹く風心に吹く風
心に吹く風心に吹く風

(C)松竹ブロードキャスティング


 

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