2017.06.01 03:52

コアリスタッフのおすすめ韓国映画2017～「女教師」編～

先週、コアリスタッフのおすすめ韓国映画特集2017!として、
第一弾「兄貴」をご紹介しました!(前回のコラムはこちら)

「兄貴」に続きまして、本日ご紹介する作品はこちらです～!!

「女教師 / 여교사 」

【韓国公開】2017.1.4
【日本公開】未定

【ストーリー】
ヒョジュ(キム・ハヌル)は男子校で化学を教える契約採用の女教師。産休に入った教師のクラスを臨時担任として受け持ち、雑用までこなしていた。全ては正規採用を期待してのこと。
受け持ち初日に席にいなかった1人の生徒を探しに体育館へ行き、そこでバレエの練習をする舞踊特待生のジェハ(イ・ウォングン)の姿を見つけて以来、ジェハを気に留めるようになるヒョジュ。
ある日、理事長の娘ヘヨン(ユ・イニョン)が正職員の教師として着任してきます。
学校の後輩だと言ってヘヨンはヒョジュにまとわりつくのですが、自分にはヘヨンの記憶がないうえに、全てを兼ね備えた彼女にいい感情を覚えません。そんな時、ヘヨンとジェハの不適切な関係を知ったヒョジュは、全てを持ったヘヨンからたった一つだけ奪おうとします。

【出演】
キム・ハヌル、ユ・イニョン、イ・ウォングンほか

【おすすめポイント】
キム・ハヌルといえば、グンちゃんと共演した映画「君はペット」など、ラブコメディーのイメージが強いのですが、今回は全く違います。

「きみはペット」

「紳士の品格」

→ラブコメ女王キム・ハヌルの名作!「紳士の品格」

タイトルの「女教師」から連想して、遥か昔の、教師と男子生徒の恋愛ドラマ「ロマンス」を思い浮かべてもいけません。人間の(女性の?) 内面にある嫉妬心や劣等感、欲望といった深い心理をたんと味わわせてくれる映画です。

キム・ハヌル

ユ・イニョン

どんなに仕事をこなしても正職員になれない自分、もうそんなに若いとはいえない自分、明るい将来が見えない恋人との同居生活も破綻しかけ疲れた精神状態の中、目の前にいるヘヨンは、学校の理事長の娘で、若く美しく、お金持ちのスマートな婚約者も持っています。

(イ・ギウが本当にスマートな登場! ハンサム、若い、背高い、マナーよい、白い車笑)

自分が抱える苦悩とは無縁に生きている彼女がジェハと学校内で関係を持っていることを知り、攻撃に出るのですが、唯一優位に立ったこの時のキム・ハヌルが冷たく恐ろしい。ジワジワと妬みをぶつけ、ヘヨンを泣かせ、秘密にしてほしいと許しを乞わせます。

でも、このシーン、私は痛快でした^^;
なぜなら、理事長の娘は黒塗りの高級車でいきなり簡単に正職員として着任してきて、これって完全に親のコネですよね。丈の短いワンピースで男子生徒の関心を無意識のうちに煽り、イケメン婚約者を自慢するかのように紹介してくるんです。悪意があるわけではなくお嬢様だからとわかってはいても、「ふふふ、バレて苦しめ」と(コレ、私の心理)。

恐ろしいというばかりではオススメになりませんので、二人の女教師の間に登場する男子学生ジェハについてお伝えしましょう。

イ・ウォングン

イ・ウォングンの制服姿に違和感がなかったのですが、彼、ドラマ「ダルレになったチャングク」でも主人公の高校生時代の役を演じていましたね。ちなみにマメ知識ですがイ・ウォングンは「太陽を抱く月」でソン・ジェリムが演じたウンの子役時代も演じています^^
→「太陽を抱く月」コンパクトDVDーBOX

今回、毎日10時間以上練習に励んだというイ・ウォングンのバレエは必見です。練習で汗を流す姿、舞台での衣装姿、担任教師でなくとも目が釘付けになりましたー。

あと、ストーリーと関係のないことを一つ!　家まで車で送り届けてくれたキム・ハヌルをクリーニング店の父親とともに並んで見送るシーンがあるのですが、父と息子、身長差もさることながら、息子の脚が長すぎて、父親の腰と並んでいますのでチェックしてみて下さい^^

最初、キム・ハヌルは、疲れた生活そのままのような地味な「シャツ+スラックス」で髪を無造作に束ねて出てきますが、ジェハと関係を持った後からはスカート姿も見せます。髪をおろし、同じシャツでも女性らしい色やデザインに変わったりもして、これも女性の心理なんでしょうね。

自分とジェハの親しげな姿を悲しそうに見つめ、自分の顔色ばかり窺うヘヨンに優越感を覚え、一気に形勢逆転したかのように思える女教師たち。いつもの愛され役とは全く違うキム・ハヌルが終始緊張させてくれますよ。はたして最後に三人を待ち受けるものは…。ぜひ確認して下さい。

(文:mini)

今回はドロドロな女同士の物語をご紹介いたしました!
怖～～いですけど、実は皆さんこういうの好きですよねっ!!(え、私だけ?!笑)

次はどんな韓国映画を紹介してくれるのでしょうか?
お楽しみに～～♪

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