[韓国ドラマ]イ・ドヒョン主演『五月の青春』
1980年春の光州(クァンジュ)で、迫りくる歴史の渦を知らないまま、それぞれの運命に向かって走っていく若者たちのヒューマンメロドラマ
原題:오월의 청춘(オウォレ チョンチュン)
放送開始日:2021年5月3日
放送局:KBS2
放送時間:月火 午後9:30
主なキャスト:イ・ドヒョン、コ・ミンシ、イ・サンイ、クム・セロク
公式URL:https://program.kbs.co.kr/2tv/drama/youthofmay/pc/index.html
★あらすじ★
2021年のある日、光州の外郭道路工事現場で身元不明の遺骨が発掘される。
そしてそれから41年前、1980年ソウルの春。
さかんに大学街を熱くした民主化の熱気とは関係なく、お金儲けにしか余念がない医学生ヒテ(イ・ドヒョン)は帰郷のため光州を訪れていた。
そこでヒテは友人であるイ・スリョン(クム・セリョク)の代打としてフラれるためにお見合いにやって来たミョンヒ(コ・ミンシ)と会うことになるだが…。
★キャラクター紹介★
ファン・ヒテ(イ・ドヒョン)
ヒテの人生を一言で表現すると“偏見との戦争”である。
未婚の母の息子への偏見を壊すため毎年班長と学年1位を維持し続け、ソウル大学医学部へは首席で入学した。
大学生なら当然火炎瓶を持って戦わなければいけないという通念にも、医学生だからとこもって勉強だけするという固定観念にもうんざりし、ギター一つ担いで大学路の音楽喫茶店へ出入りしながらも、遊び人医学生の成績は良いはずがないという偏見も嫌で、人が見ていないところでは血を吐く思いで勉強してトップの成績を維持してきた。
“大学歌謡祭”にいかなければならないという言い訳で卒業を先送りしたが、過去のある事件がきっかけで医師としての人生を迷っている。
キム・ミョンヒ(コ・ミンシ)
光州平和病院の緊急治療室に勤務する看護師。
体一つで故郷を離れて光州生活を始め、いつの間にか3年がたった。
泣く患者を優しくなだめることは出来なくとも、5歳児も泣く暇がないほどに手際よく処置する。
“白衣の天使”よりも“白衣の戦士”に近い。
誰かの初恋相手のような美貌であるが人間関係には厳密な距離と線があり、簡単には素を出してはくれない。同僚には貪欲、毒蛇、石頭ミョンヒなどと呼ばれる。
過去の傷を忘れようと自分を酷使しながら働くも、胸の中にはこっそりと留学の夢を抱いている。
イ・スリョン(クム・セロク)
全南大学に在学中の“法学科のジャンヌ・ダルク”。
代々光州地域を牛耳っている良家の一人娘で、企業や工場を運営する父の下で裕福に育った。
そんなスリョンを見て誰かが言う。スリョン(水蓮)というその名のように、汚れた資本家の中に咲いた“蓮の花”だと。あるいは資本家の父の側で労働者の権利を叫ぶ偽善者と呼ばれる。
スリョン自身も自分の中でぶつかる両面性に混乱する時が多いが、労働者を搾取している現実に対する怒りを糧に、さらに労働運動と民主化運動の先頭に立つ。
イ・スチャン(イ・サンイ)
スリョンの三歳違いの実兄。父の会社を一緒に運営している。フランスの大学で経営学を専攻し、実質的に家業を受け継ぐ後継者。貿易だけが生きる道だと国全体が唱えていた当時の社会の雰囲気と留学経験に支えられ、故郷光州で製薬会社を設立しようとする“産業の担い手”である。
すらりとした外見とまともな性格で結婚の仲人からはラブコールが絶えず押し寄せてくるが、結婚だけはビジネスのようにしたくはないという信念で何年もの間独身の状態を維持中。
昔の世代の典型的な“男らしい男性像”として、責任をもって家族に献身するスタイル。
【編集部のコメント】
1980年5月に韓国南部の光州で実際に起きた光州事件がベースとなっている『五月の青春』。
光州事件を題材にした作品は『タクシー運転手~約束は海を越えて~』などが有名ですが、『五月の青春』は暗雲立ち込める光州で生きる若者たちの愛の物語を描いた作品。
運命のように恋に落ちたヒテ(イ・ドヒョン)とミョンヒ(コ・ミンシ)は一体どうなってしまうのか、先の展開が気になります…!!
主演を務めるのは『18アゲイン』、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』、『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』など近年話題作に続々と出演している若手注目俳優イ・ドヒョン。
今作ではどんな姿を見せてくれるのか、楽しみです♪
(文:KOARI編集部)
(写真出処:ドラマ『五月の青春』韓国公式サイト)