田代親世コラム「韓国版『ベルサイユのばら』を観てきました!」
【田代親世のゆるふわ韓国ミュージカルDays】
『ベルサイユのばら』と言えば、少女漫画の金字塔。アニメや宝塚や実写映画や、そして今度はアニメ映画にもなりますが、これが韓国でミュージカルとしてオリジナルに製作されたとあって、幕が開いて間もない7月下旬に観に行ってきました。
なんと、マリー・アントワネットやフェルゼンはほぼ出てこない作りにしてありました。潔いなぁ。
というのも、『マリー・アントワネット』というミュージカル作品がすでにあって、韓国ではこちらも大人気なので、『ベルサイユのばら』では思い切ってオスカルの一代記に焦点を当てて組み立てたのでしょう。
こうした、テーマを重んじながらも原作の切り取り方が上手なのが韓国だなと、過去の日本の小説の映画化などでも感じていましたが、本作もそうでした。
内容は、原作のそこを生かすんだ〜、そういう風にアレンジしたんだ〜、原作の場面を意味を変えて出してきたな~などなどを比較するのも面白く、オスカルとアンドレも、良き相棒というトーンをメインに、ちょいちょい萌えシーンが差し込まれるという感じで、そこにキュンキュンでした。
私はロマンチック好きなので、ラブラインがもっと濃い目にあってもいいかなとも思いましたが、原作のエッセンスの中の、貴族として生まれ、女ながらに男として軍人として育てられたオスカルが、腐りきった貴族社会に疑問を感じ、自分のアイデンティティを模索しながら変化し、気づき、成長していく姿にフォーカスを当てたミュージカルなんだなと思って見れば納得の内容です。
韓国ミュージカルならではのパワーボイスの応酬がすごくて、俳優さんたちの喉大丈夫かしら?と観ているほうが心配になるほど歌い上げ系の歌が多くて引き込まれました。
最後にオスカルが歌う「私を包み込んだ風は私だけに吹いたか」は、オスカルの生きてきた来し方が壮大なメロディーとなって表現されているので、もう歌い出しからぐっと来て胸が熱くなります。
この歌詞は原作漫画のセリフがほぼ生かされているんです。日本の漫画が原作なので、全体的に、製作者が原作をこんなにもリスペクトして生かしていることにも胸が熱くなりました。こういう日韓のコラボはとっても嬉しいですね。
<オフィシャルトレーラー>
(動画出処:EMK MUSICAL公式YouTubeチャンネル)
【告知事項】
9/27(金)~9/29(日)で【田代親世の解説付き「ベルサイユのばら」と観光ツアー】を予定しています。参加者募集中。
詳しくはこちらから → https://c-kreative.com/blog/23855/
—–
韓国エンターテイメント・ナビゲーターとしてテレビやイベントで活躍中の田代親世さん!
田代親世さんもスペシャルサポーターとしてご参加頂いています!
★田代親世さん著書
『今日も韓国ミュージカル日和~韓ドラ&K-POPファンも魅了する観劇ワールド』(双葉社)
KOARIでもお取り扱い中♪
商品をみる→https://shop.koari.net/item/9784575316285.html
★田代親世さん公式LINE
公式ラインでは韓流サロンやミュージカルツアーの情報などをお知らせしています
友だちになる→https://lin.ee/6mjDLPj
★田代親世さんブログ
田代親世の韓国エンタメ・ナビゲート
ブログをみる→https://koisuru-hangryu.com/
★田代親世さんツアー&サロン
田代親世の韓国ミュージカルツアー&サロン
ツアーをみる→https://koisuru-hangryu.com/category/blog/blog-tour/
★田代親世さんYouTubeチャンネル
「韓ドラ・マスター親世と尚子の感想語り」
動画をみる→https://www.youtube.com/@kandoramaster