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2022.02.01 11:20

大人の韓国+han暮らしまわり通信~大人のぬりえ~

 

制約のある暮らしが想像以上に長引き「コロナブルー」という単語を目にするようになりました。

コロナブルー…新型コロナウイルスの感染拡大に伴い長期間の自粛生活を求められ気もちが不安定になり何もやる気が起こらない状態を表した造語です。

 

画像出処:韓国女性修練院公式サイト

 

少し前、コロナブルーと趣味活動について書いた韓国の記事を読みましたので少しご紹介します。

 

世界の国の中でも韓国人はメンタルを病んだ時、病院にかかることを避ける傾向があるんだそうです。

いつ終わるのか?ゴールの見えない状況の中、日本と同様それぞれの趣味を見つけ少しでも不安や恐怖を取り除きコロナブルーを乗り越えようとする人が韓国でも増えています。

室内で遊ぶ商品が前年に比べ9倍近く売り上げられたそうです。世代を超え家族で楽しめるボードゲームや、ラミーキューブやジェンガなど…。ジグソーパズルもしかり…。

あるいはDIYでインテリアを整えたりプロ級の道具を揃え料理に熱中する人も多いようです。

 

 

30代以上の女性の中ではピポペインティングやぬりえが人気なんだそうです。

ピポペインティングはあらかじめ無色の絵に数字が書いてあり、同じ数字が書いてある場所にナンバリングされた番号の色を重ね仕上げていきます。材料や道具までセットになっている商品もあるので手軽にでき人気です。

小さく細かいパーツが多く完成するまでにかなりの時間を要しますが他のことは考えず没頭でき、どんどん仕上がっていくことに喜びを感じます。

 

そしてもうひとつが大人のぬりえです。

 

ぬりえは情操教育のひとつとして幼いころから誰もが親しんだ遊びのひとつですよね。たくさんの色鉛筆を見ただけで気持ちが高揚してしまいます。色は楽しく元気にしてくれます。

 

そういえば昔々のことです…ドレスや洋服・着物に着飾ったモノトーンの少女の画を色で仕上げ「頭・上半身・下半身」の3ヶ所に切り取り線が入った部分をまっすぐカットするぬりえがあり、ペラペラめくり髪型や衣装・靴を入れ替え楽しんだものです。

また肩の部分に引っ掛けるパーツがあり、自分で仕上げた洋服を女の子に掛けてあげきせかえを楽しむぬりえもありました。

 

ぬりえはピポペインティングとは異なり自身が選択した画と自身が選ぶ色を重ねるので欲求が満たされ心が安定していくようです。

創造力も要求され自分だけの作品に仕上がる楽しみがあり、自分だけの作品に出会えます。

 

 

2013年に発売され14か国の国で販売されたイギリスの『ひみつの花園

 

ぬりえのイメージを一新!「カラーリングブック」という洗練されたスタイルで登場し、韓国だけでなく世界的な大人のぬりえブームを作りました。

韓国の書店でも「カラーリングコーナー」が設けられ、現在では100種類以上のぬりえが販売されています。自然の花や風景、古の街並み、現代女性のファッション、有名な絵画など種類も豊富です。

 

そして今…コロナ禍の状況でぬりえを手にされる女性がさらに増えています。

ぬりえ=ヒーリングの位置づけです。ぬりえが与える力がコロナブルーを回避しストレスが緩和されるのですね。

そういえばご自身で仕上げた作品をSNSに投稿される方も増えています。色を重ねていくことはたった一人の作業ですが誰かと共有することで誰かとつながり、ひとりじゃないと感じられるのですね。そんな表現も素晴らしいと思います。

 

 

+hanでも数冊の大人のぬりえをご紹介しています。

伝統と現代がミックスされた暮らしで営まれる母子の日常を描いた東洋画家シン・ソンミ氏の『あなたが眠っている間』(写真上)、遥か古の世界に誘ってくれる『美しい民画』、ついこの間まで気軽に訪れ出会っていたソウルの街並みを繊細な描写で描いた『ソウルスケッチ』(写真下)…

 

美しい絵を通してこの状況を少しでも前向きに乗り越えられたらと思います。

 

 

(文・写真:+hanスタッフ)

 

 

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