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2020.09.18 17:10

「愛の不時着」ピョ・チス役でブレイク!ヤン・ギョンウォンKOARI単独インタビュー♪

韓国のみならず、日本をはじめ世界で爆発的な人気を集めている韓国ドラマ「愛の不時着」。

主演を務めたヒョンビン&ソン・イェジンはもちろん、その他にも個性的で愛すべきキャラクターが多数登場したのもこのドラマの魅力ですよね!

 

愛の不時着
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ということで今回KOARIでは、「愛の不時着」でヒョンビン率いる第5中隊の一人としてたくさんの人に愛されたピョ・チスことヤン・ギョンウォンさんにインタビューを行いました!

 

第5中隊
(写真出処:「愛の不時着」公式サイト)

 

 

インタビューの前に簡単にプロフィールをご紹介します^^

 

 

ヤン・ギョンウォン
©HiSTORY D&C

 

ヤン・ギョンウォン

1981年4月1日生まれ

2010年 ミュージカル「ブロードウェイ42番街」でデビュー

デビュー後は舞台を中心に活動し、ドラマにも端役などで多数出演。2019年に韓国で放送された「アスダル年代記」トデ役で本格的にドラマ出演をスタート。

そして2019年12月より韓国で放送スタートした「愛の不時着」のピョ・チス役でブレイクを果たしました。

 

ヤン・ギョンウォンをはじめ第5中隊のメンバーについてはこちらもチェックしてくださいね☟


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2020年4月にはソン・ジュンギの所属事務所であるHISTORY D&Cと新たにマネジメント契約を結び、次期作は来年上半期に放送予定のtvN新ドラマ「ヴィンチェンツォ」に出演が決定と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中!

そんなヤン・ギョンウォン、今回KOARI単独インタビューを実施しました👏

 

俳優デビューのきっかけや、人気ドラマ「愛の不時着」のとっておきのエピソード、そして所属事務所の同僚であるソン・ジュンギさんとのエピソードなどなど、たくさんのことを語っていただきました^^

ヤン・ギョンウォンさんご本人からのメッセージ動画もインタビューの後にありますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!

 

 

 

 


 

 

ヤン・ギョンウォン

 

“俳優” ヤン・ギョンウォンの原点

―今回、KOARIとは初めましてとなります。簡単に自己紹介をお願いします。

こんにちは。僕はヤン・ギョンウォンという俳優です。

演劇が好きで、演技を上手くなりたい俳優です。今回このような本当に大きな幸運のおかげでお会いすることができ、思いもよらない形で日本の視聴者の皆さんに関心を持っていただき幸せな時間を過ごしています。

 

―一度会社員生活を経て俳優の道を歩き始めたと伺いました。会社員から俳優になったきっかけ、そしてその理由をお聞かせください。

もともと幼い頃からダンスと歌が好きだったのですが、大学では建築学を専攻し(建築関連の)会社で3年ほど勤めていました。でも普通社会人生活をしていると、3年目に波がくるじゃないですか?その時に、一度挑戦してみてから諦めても良いんじゃないかと思い、劇団に入りました。週末に活動をしていたのですが、そのうち平日会社が終わってからも劇団に出入りをするようになったんです。

僕には大学時代に出会ったミュージカル専攻の先生がいらっしゃるのですが、当時先生が僕にこんなことをおっしゃいました。「やるなら早くやって諦めろ」と。僕にとってその方は恩師なのですが、恩師のその一言が大きな力となり、会社に辞表を出しました。

そして劇団で活動をした後にミュージカルでデビューし、1年ほど大劇場でミュージカルに出演してから、大学路(※ソウルに位置する演劇のメッカの街)にある小劇場の門を叩くことになりました。そこで出会った縁が演劇仲間として今も続いています。

 

―俳優という職業のうち、演劇(ミュージカル)俳優を選んだ理由は?

僕は最初にミュージカルからスタートし、演劇は大学路の劇団に入ってから始めました。演技に関心を持ち始め面白みを感じ、訓練を受けるようになったのはその劇団に入ってからになります。演技というジャンルについてより悩み始めるようになったのもそのタイミングと言えると思います。

 

―演劇、ミュージカルの魅力とは?

まず、始まると最後まで責任を持っていかねばならないこと。NGがないですよね?その日にお会いする観客の皆さんは最初で最後になるかもしれませんし。常に緊張し期待もしますし、ドキドキします。舞台に上がる直前にはいつも祈ります。“どうか今日も観客の皆さんにとって良い舞台になりますように、失敗しませんように”と。

舞台は練習期間がだいたい2か月ほどありますが、その期間中たくさんのことを得ることが出来ます。人を得ることもあれば作品に関して多くのことを感じることもあり。そうして同僚俳優たちと信頼を築き上げることにもなります。その練習期間がすごく辛い時もありますが、過ぎてみるといつも幸せな時間だったと感じます。そして(舞台は)観客の皆さんの反応をその場ですぐ感じることが出来るじゃないですか。僕が今良いものをお伝えできているか?何か不足しているものはないか?

僕は頭が良い方ではありませんがこの時だけは頭の回転がフル稼働しています。シャシャシャシャ~と。僕にとっては頭を使うことの出来る唯一の時間です(笑)。

 

ヤン・ギョンウォン

 

 

ドラマ「愛の不時着」

―ドラマデビューは2019年「アスダル年代記」かと思いますが、ドラマに出演することになったきっかけを教えてください。(それまで舞台俳優として活動されていた中、なぜドラマという新しいジャンルに挑戦することになったのか?)

配役に名前をいただいたという点では「アスダル年代記」が初めてで、それまでは配役のないキャラクターを多く演じてきました。

テレビでの演技を始めたきっかけは、劇団の先輩方がすでにテレビの業界で活躍されていて先輩方が劇団の後輩を推薦してくださることも多くあったので、僕も短いながらドラマ出演の機会をいただいていました。そんな中「アスダル年代記」に僕たちの劇団を評価してくださっていたスタッフさんが何人かいらっしゃり、その方々がオーディションを受けてみたらと推薦してくれてキャスティングが決まりました。

いざやってみると舞台とはまた違ったやりがいもあり、ドラマだけの魅力があると感じました。そうして「アスダル年代記」が終わってからオーディションを受けた作品が「愛の不時着」でした。

 

―北朝鮮の方言がとても上手だという評価が多くありました。練習はどれほどされたのですか?

撮影の始まる2ヵ月ほど前から方言の先生に会って勉強を始めました。一緒に台本を読んで勉強し、方言を録音していただいたものを聞きながら言葉の基本的な抑揚やニュアンスに慣れた後、僕の考えるピョ・チスというキャラクターを乗せていきました。そうなるまで少し時間がかかりました。

それまでは北朝鮮の方言が即興で出てくるとは想像も出来ませんでしたが、2ヵ月間言語の訓練を受けて撮影に入っただけに、時折台本にない方言を言える状況になりました。だからと言って完璧な北朝鮮の方言ではありませんが…。

また練習時にはまず北朝鮮の方言ではなく韓国の標準語から入るようにしていました。なぜなら方言から始めてしまうとピンとこない時があって。まず韓国の標準語で意味を理解して北朝鮮の方言に移行するという過程を経ることで言葉に苦しむことは減りました。しかしこれが正しい方法かどうかはわかりません(笑)。

台本が届くと先生が各キャラクター別に台詞を録音してくださいます。先生は常に現場にもいらっしゃるので現場でコーチングを受けたりもしました。先生は、僕と話す時とウンドン(タン・ジュンサン)と話す時は全く違い、それぞれのキャラクターのように話してくださいました。僕と話す時は(ピョ・チスのように)激しかったです(笑)。話していると僕がピョ・チスと話しているような気分になり、その言葉が僕に入力されていきました。なので、ピョ・チスというキャラクターを作る上で先生の力はかなり大きかったです。

 

―最もオススメしたいドラマの名シーンは?

今回、インタビューの準備をしながら台本とドラマを少しずつ見返しました。良いシーンがとても多いので、今回は“パシャリとシャッターを押して残しておきたいシーン”という基準を作って選んでみました。

2つあるのですが、1つ目はピクニックに行くシーン、2つ目は貝を焼いて食べるシーンです。この2つのシーンはすごく温かいですが見ていると切なく哀しくなります。すごく幸せなのに再びやってくることのない時間じゃないですか。みんなでただひたすら今を楽しむことが出来た時間だったと思います。この2つは、何と言うかアルバムに残してずっと持っておきたいシーンです。

 

―撮影時、最も記憶に残っているエピソードはありますか?

印象深かったことは、韓国にやって来てからセリ(ソン・イェジン)が僕たちにマスクパックを付けてくれるシーンがあるんです。撮影当時にはわかりませんでしたが、マスクパックって僕たちにとっては家で家族と一緒に付けたりする日常の出来事じゃないですか?でもそれが彼らにとっては初めての経験でもあり。家で家族が一緒にすることを僕たちがやっているということが、一つの家族になったような気がしました。それがとても温かくて可愛かったです。

他には、セリの家で中隊長(ヒョンビン)が僕たちに北朝鮮に戻れと指示するのですが僕たちが「中隊長についていく」と話すシーンがありました。僕、そのシーンを台本を読んで泣いたんですよ。なのにこのシーンを上手くやらねばと強く思ったからか、撮影時に上手く出来ませんでした。しかし監督はOKを出されたんです。僕はもう少しやりたかったのですが僕の立場ではもう一度やりたいと言えずにいると、その時ヒョンビンさんが僕の雰囲気に気づいてくれて“何か問題があるか?”と。僕は“この台詞、本当の意味で上手く出来なかったような気がします”と話すと、ヒョンビンさんやカメラ監督さんが僕がやりたいからというわけではなく、ただ“もう一度やってみたらどうかな”と監督に提案して下さり、もう一度やりました。

そのおかげで上手くやり切ることが出来てOKが出たのですが、そのOKが出た瞬間に僕と向い合わせに立っていたヒョンビンさんが僕にサムズアップ(親指を立てるしぐさ)をしてくれました。

その時、ものすごくカッコよくて男の僕もときめきました。僕がここまでときめくんだから、女性のファンの方が僕の代わりにここに立っていらっしゃったらどれほど幸せだろうかと思いました。

外見はもちろん中身までカッコいい人なのだと思いました。

 

ヤン・ギョンウォン

 

―ヤン・ギョンウォンとピョ・チス、共通点はありますか?

まず、僕の外見がピョ・チスっぽいです(笑)。ドラマが終わってからそんな言葉をよく聞きました。

性格的な部分で言うと、か弱い部分があります。ピョ・チスもそうですが、僕もそんなに強い人ではありません。それがピョ・チスという人間に共感できるという意味では長所でした。僕も時折大丈夫なフリをするのですが、それは傷付くことが怖かったり、外部から僕を守ろうとする一種の生存本能だと思います。

あともう一つ、良い人たちがそばにいます。ピョ・チスには中隊の仲間たちが家族です。彼らだからこそピョ・チスの話を聞いてついてきてくれると思います。彼らでなければピョ・チスには誰もついていかないと思いませんか(笑)?ピョ・チスのように、僕も人に恵まれていると思います。友人や妻、そして会社の人たちもそうです。

この3つが共通点ではないかと思います。

 

―第5中隊のメンバーたちを動物にたとえたら?

この質問、本当にすごくすごく考えました(笑)。

 

  • ヒョンビン(リ・ジョンヒョク役

青少年期のライオン。オーラがあるけれど可愛らしくカッコよくて。「ライオンキング」のシンバのような雰囲気でしょうか?

 

  • ユ・スビン(キム・ジュモク役)

ロバ(ドンキー)。すごくわかるでしょう?(笑)

 

  • イ・シニョン(パク・グァンボム役)

フェネックギツネやシャム猫?つんとしているように見えますが、隙だらけでぼーっとしてることも多くて。かわいい猫のようです。

 

  • タン・ジュンサン(クム・ウンドン役)

マルチーズ。白くて小さいんです。撮影時は挨拶する度にいつも抱きしめていました。ポケットに入れておきたいほどです(笑)

 

  • (※第5中隊ではないが)キム・ヨンミン(チョン・マンボク役)

鹿なのですが、メス鹿です。兄さんは包み込んでくれるようなお母さんのようです。優しくてニコニコしていて。そんな人です。

 

 

“人間” ヤン・ギョンウォンが知りたい

―「愛の不時着」以降、周りから熱い反応が多かったと思いますが、最も変わった点は?

最も変わった点…事務所が出来たこと(笑)。今ここに事務所スタッフがいるから言うわけではありません。本心です(笑)。

そして、感謝することが多くなりました。久しぶりに連絡をくれる友人たちも、すごく喜んでくれる人が多くて。それがありがたかったです。僕の代わりに僕のうれしい出来事を喜んでくれるということにすごく感謝しています。

 

―休みの日はどんな風に過ごしますか?

最近は(コロナ禍で)人が多い場所を避けねばなりませんが、自転車に乗ることが好きです。

そしてドキュメンタリーを観ることが好きです。ドキュメンタリーは、人を知る上で良いジャンルだと思います。最初はカメラがあると慣れないものですが、ドキュメンタリーというジャンルはカメラを意識しなくなってからの時間を収めることが多いと思うんです。だからドキュメンタリーでは、普通の人たちが日常的に話す言葉や行動を見ることが出来ます。本当のように作られた映画やドラマも良いですが、ドキュメンタリーというジャンルが人を知り悩むうえでは良いジャンルだと思います。

 

―忙しい中でも1日も欠かさず行っていることは?

これは妻と一緒にやっていることなのですが、1日の終わりに今日1日の感謝すべき出来事と感謝すべき人を思い起こすことをやっています。

(スタッフに)僕が少し前にメールを送ったよね?あれも、この日課をやっている時に“あ、そうだ”と思って送ったんです。その時、スタッフに感謝すべき出来事があったのですが、その瞬間は僕が言葉に出来なかったんです。1日の終わりにそれを思い出して、次の日に実行しました。

 

―今年の4月に新しい所属事務所と縁を結びました。SNSなどで事務所の仲間であるソン・ジュンギさんと親しく過ごす姿も確認することが出来ますが、お二人は元々親しかったのでしょうか?

「アスダル年代記」の時に初めて会ったのですが、その時(ソン・ジュンギは)僕にとっては近寄りがたい韓流スターでした(笑)。一言話しかけるのがすごく躊躇われたのですが、ジュンギが先に歩み寄ってくれるサバサバしたタイプだったので、撮影しながら仲良くなりました。撮影が終わってからも個人的に会って二人で旅行もしながら分かち合う関係になりました。

 

ヤン・ギョンウォン

ヤン・ギョンウォン

 

 

これからの “俳優” ヤン・ギョンウォン

―今後挑戦してみたい役柄は?

アイアンマン。冗談です(笑)。

そうではなく。もちろん色んな人生を生きてみたいと思いますが、その中でも選ぶとすれば、悪党です。悪党だけど悪党にならざるを得ない人生を生きてきた悪党。僕が見てもそんな人生だったらそうならざるを得ないよな、と思えるような役をしてみたいです。

また、作品の中で成長できる役。地の底まで落ち、その後誰かに出会ったり事件を経ながら人間的に成長していく役柄。

結果的には良い影響を与えることの出来る俳優になりたいという思いがあるのでそういう欲を持つのだと思います。

 

―どんな俳優になりたいですか?

さっきも話したように、良い影響力を与える俳優になりたいのですが、そのためには息の長い俳優にならねばなりません。そしてそのためにはある特定のイメージというよりもどんな役であれ信じられる俳優になりたいと思っています。なので、ヤン・ギョンウォンという名前で憶えてもらうよりピョ・チスと呼ばれる方が嬉しいですし、その役柄で記憶として残れば嬉しいです。そうすれば影響力を与えられる俳優になれるのではないかと思っています。

 

―最後にKOARIをご覧の皆さんに一言お願いします。

まず、アリガトウゴザイマス(日本語で)。

「愛の不時着」と第5中隊、そしてピョ・チスというキャラクターを愛してくださり本当に感謝いたします。ありがとうございます。

なぜピョ・チスというキャラクターが僕を始めたくさんの方々に愛されたのかを考えてみたのですが、“こんな人が周りにいたらいいな”と思ったんです。癒してくれるけれど、決してプレッシャーは与えない。癒されたいという思いを持っている人たちがピョ・チスに癒されたのではないか、僕もまたそうでしたから。

そして、僕たちが誰かにとってピョ・チスのような人になろうというのが僕の願いです。そうすれば世界が本当に温かくなると思います。

 

最後になりましたが、新型コロナウィルスで皆が大変な時期であり、すごくもどかしい現実ではありますが、あまり疲れ過ぎぬよう、皆一緒に想いを一つにして克服し、直接お会いできる日が来るのを待っています。ありがとうございます。

 

ヤン・ギョンウォン

ヤン・ギョンウォン

ヤン・ギョンウォン

 


 

 

というわけで、ヤン・ギョンウォンさんのインタビューはいかがでしたでしょうか?

本当に真摯な方で、今回のインタビューに備えてメモ用紙3枚以上もびっしりと内容を準備していただいている姿を見てKOARIスタッフも感動!

ついつい(?)時間オーバーしてしまうほどに話に花が咲きました❀

 

また、ヤン・ギョンウォンさんから動画メッセージも到着👏

流暢な日本語でご挨拶をしてくださいました^^

 

 

そして今回、KOARI単独インタビューを記念して、

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応募は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました♪

 

 

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