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2016.12.22 04:26

【会員レポ】12/15「TEAM H PARTY 2016-Monologue-」追加公演レポ

 
2016年12月15日、東京・国立代々木競技場第一体育館にて「TEAM H PARTY 2016-Monologue-」の追加公演が開催された。

東京の街はもうすっかりクリスマス一色で沢山のイルミネーションに彩られていた。
外は寒くても会場に向かうファンの足取りは軽い。今から始まるPartyが楽しみで仕方ないのだ。

 
入場後はチケットを手に、貼り出された座席表で自分の位置を確認する。
本公演のステージは横位置だったが今回は縦位置の為、Y字の距離が少し短い。
自分の座席はその先端に近かった。
さあ、今日はどんなPartyになるのかな…しっかりと目に焼き付けようと思った。
  
ライブの開始を知らせる「Like a zombie」のMVが流れ、オープニング曲が後に続いた。
いよいよPartyの始まりだ。
歓声の中センターステージの幕がストンと落とされ、スポットライトを浴びたTEAM Hの二人が現れる。この登場シーンは本当にかっこいい。
真っ白な衣裳が二人を更に輝かせている。グンちゃんは今回もドレッドヘアにバンダナを巻き付けたスタイルでヒップホップが今回のコンセプトだね。最初のバンダナは赤で、衣裳替えと共に色が変わるのがまた面白い。
BBの少し立たせた髪もアメリカンスタイルでかっこ良かったよ。
 
最初の曲は「My Story」と「Save me」メロディーラインが綺麗な曲ですぐに引き込まれる。
そして二人に誘導されるまま「クラップ!」手拍子でリズムに乗る。
続く3曲目が「Raining on the dance floor」でメインステージに戻ったグンちゃんがダンサー達と踊るシーンにはいつも惚れ惚れする。
 
その後がBBのDJタイム。メインステージの高所にあるDJブースから音楽を操る姿はどこか神々しいと思ってしまう。両サイドにある大きなスクリーンにそのアップが映るのもいいね。
そしてその間、ステージの奈落へ消えたグンちゃんをカメラが追い続ける。
最初にスクリーンに映し出されたのは通路を歩く姿。今日はどんなイタズラをするの?と思見ていたら、グンちゃんは壁に貼られたTEAM Hのポスターに壁ドンし自分の顔にキスをした。
さすが俳優、素晴らしい演技力でした。
 
会場がざわつき始めると、いよいよアリーナへの突入だ。
彼がいつのタイミングでどこに入って来たのか、小柄な私にはよく見えない。
ただ歓声のなる方へ首を傾けるだけだった。でも近い通路に来てくれた時にはSPさん越しに少しだけ見えた。その時、水鉄砲の水が数滴落ちてきてシャツに染みこんだ。
初めての経験はそれだけで楽しい。
そしてグンちゃんは笑顔でスモークガンを噴射した後、ステージ上に戻っていった。
その間も音楽は鳴り続ける。ファン達は体を揺らしたりジャンプしたりクラップしたりして一曲一曲を楽しんだ。
今回の公演はとにかくテンポが速くて、間が最小限になっている。
トークタイムまでの1時間以上に一体何曲あっただろう…。
これが二人で5年間積み上げてきた証だと思った。
 
そして今回は音楽だけじゃなく、見応えのあるダンスシーンが多かった。
特に楽しみだったのは「Yoga fire」で、最初にこの曲を聴いた時はEDMなのにヨガなの?ヨガなのにヒップホップなの?と面白がっていたが、その世界観をユーモアたっぷりに表現していた。
千手観音の動きから始まり首をふりふり女性ダンサーはお尻をふりふり、片足を揺らしたり手で拝んだりもするし、ダンサーは脱いだ服を振り回す。まさにショータイム。それにしても、グンちゃんとBBの振り付けは同じはずなのになぁ?個性の違う二人のダンスを見るのもまた楽しい。
 
そしてもう一つ見応えのあるシーンを上げるなら「Like a zombie」
スクリーンの映像もグンサギライトも真っ赤に染まる中、ぐったりと横たわったグンちゃんがスクッと立ち上がり歌い出す。その振り付けや演出もさることながら、今回は生演奏でギタリストのジョンウさんも加わった。しかも英語バージョンでロックなzombie♪
期待していたことを実現してくれる。さすが、TEAM Hの公演だね!
 
 
メロディアスな曲「I feel you」が終わるとトークタイムになった。
グンちゃんに促され皆も席に座り、寛ぎながら二人の話に耳を傾ける。
最初は、グンちゃんのソロシングルがオリコンチャート2位になって喜んだ話。
次は、BBがパスポートを忘れて一緒の飛行機に乗れなかった話。その理由が、風邪をひいて熱があるということだった。
確かに、初めて見るか弱そうなBBの姿。本人曰く50パーセントの状態らしい。
でも、その分をグンちゃんが頑張っていたから全然気付かなかった。
グンちゃんのダンスがいつも以上にキレキレで、声もよく伸び、全ての花道を行き交いながらファンサービスもたっぷりしていたので今日のグンちゃんは凄いな~と感じていただけに、それを知って胸が熱くなった。
 
次に、ジョンウさんもトークに加わった。BBとは大の仲良しでいつも一緒にいるそうだ。
はにかみながら日本語を話す様子が微笑ましい。短いトークを交わした後で、グンちゃんが、今から新曲をアコースティックバージョンでやろうと言い出した。
アコギバージョンはファンからのリクエストにもよくあるらしい。
二人は、ジョンウさんが優しくつま弾くギターに合わせて「Save me」と「Paradise」を歌った。どちらもうっとりするほどいい声だ。会場内は柔らかで暖かい雰囲気に包まれた。
次に選んだ曲がまた嬉しい。ワム!の「Last Christmas」クリスマス定番の名曲だ。
グンちゃんが気持ち良さそうに歌いファルセットが響き渡ると会場から拍手と歓声が起こった。二人の歌声に暖かい気持ちになれたよ。どうもありがろう。
 
 
後半は「Kiss me」から始まり「Firework」まで、数曲が続き本編の幕が降りた。
 
そしてアンコールタイムは「Getting over」から「feel the beet」までのロックナンバーが数曲。そこにジョンウさんのギターが加われば更にノリノリ。
ダンサー達と、はしゃぎながら踊る二人。BBも何だかさっきより元気になってお菓子が入っていたカゴを被り帽子にしていた。グンちゃんはTシャツを脱がされないように逃げたり、ブレイクダンスの逆立ちをかっこよくキメてみたり、まだまだ元気だ。
そのパワーはどこから溢れてくるのだろう。ウナギのパワー?確かにそうかもしれないね。
 
 
でもこの日は、これだけでは終わらなかった。
グンちゃんが今から全員でマネキンチャレンジをやろうという。
「音楽が止まったら動かないで皆も止まってね!」
まさかこの場所で流行りのマネキンチャレンジをするとは…でもその光景を想像しただけで何だかワクワクしてしまった。

グンちゃんが「みんな出来る~?」と聞いてきて、皆「出来る~」と応えた。
「WOW」の曲で一度だけ練習。子供の頃遊んだ、だるまさんがころんだの記憶が蘇る。
そして本番を迎え、「WOW」の曲がかかった。
いつもの開放感とは全然違うWOW。その時グンちゃんが「緊張しないで!」と言った。
でも曲が進むほどにタイミングを待ってしまう。そしてその瞬間がやってきた。
音楽が鳴り止みピタッと動きを止める。でも視線の先には何故かグンちゃんがいて
こちらのエリアを見下ろしている~そ、そ、そこ?
数十秒の間だろうか…エリアの中で皆、堪えられなくてクスクス笑ってしまった。
小刻みに揺れた体、果たしてマネキンチャレンジは成功したのでしょうか?
 
「WOW」が終わり「みんなありがとう~また明日ね~」二人の言葉で初日の公演は終了。
パーティーの興奮が冷めやらぬまま会場を後にした。
 
 
追記:
私が初めてTEAM Hを見たのは5年前。CRISHOW初日の公演でした。
その頃はまだまだやんちゃさを残した二人とその音楽でしたが、今回の公演で5年の月日が成熟させたものをひしひしと感じました。
それは音楽だけではなく、それを表現するアーティストとしてもファンとしても同じです。
TEAM Hの音楽を心から楽しめるようになった。それがとても嬉しい。
 
公演を頑張った二人へのご褒美に、ぜひ、サンタさんにお願いしたことが叶いますように。