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2015.05.22 05:52

【会員レポ】5/19「THE CRISHOWⅢ」札幌公演レポ

2010年7月。テギョンの歌声に一瞬で心奪われた。
「この子は誰?!」
チャン・グンソク。韓国のファンの間ではソギの愛称で呼ばれる俳優。
そしてソギは瞬く間に《グンちゃん》として日本に一大ブームを巻き起こす。

あれから5年。日本で歌手デビューを果たし誰もが羨む成功を手に入れたかに見えたソギ。
しかし彼の心は複雑だった。皆の歓呼は届いたが眼差しは見ることはできなかったと…。
 
もっと近くに。ソギの想いが込められた彼とウナギの新しいStory。
「2015 JANG KEUN SUK THE CRI SHOWⅢ」5月19日札幌ニトリ文化ホール。
ホールツアーのオーラスステージが開演する。

紗幕の向こう、ベンチに佇むソギ。
オープニング曲は3rd アルバム「モノクローム」より「春になれば」。

ホール公演に相応しい白を基調としたナチュラルな衣装。
そう。CRI SHOWⅢは聴かせるステージとしてファンにはすでに定評がある。
穏やかな微笑みをたたえて客席を見渡し、片手をベンチにあずけて歌うソギ。
独特の甘い低音ボイスが静寂に包まれたホール全体を満たしていく。
 完全に「モノクローム」の世界観に引きこまれると、紗幕が上がりソギの顔が鮮明になる。
 
「ついに最後の北海道でファイナルステージまできました。こんにちは!チャン・グンソクです。いろんなところから来てくれた皆さん、ありがとう。今日はここだけでなく全国の劇場で1万人のウナギが見ています。劇場のみんな!見てる?声出して!!最後だと思うとドキドキします。CRI SHOWⅢはバンドと音楽と光の世界。旅行で行ってみようという気持ちで作りました」
 
 
この会場は2010年のジャパンツアー「Where is Your Star 」を行った場所でもある。
「5年前の時はデビューする前でした。俳優が舞台の上で何をすればいいんだ?!と思っていましたが今は自分の歌で公演ができます。みんなありがとう!」
 
静から動へ。新旧アルバムを絶妙に取り揃えたセットリスト。
スタンドマイクを自在に操り全身を使って踊り狂いながらハスキーボイスが会場を熱く魅了する。
 
「3曲で疲れるの?大丈夫か?今からは座ってもいいよ」
含み笑いでファンを気遣うソギ。こんなやり取りもドSと呼ばれる彼の魅力。
 
「バンドの皆さんと編曲をして今までと違うクリショーにしてみました。紗幕の後ろで歌ったり、5年前のように客席に下りたり。もっと近くになるのが1番!」
 
私がチャン・グンソクを好きな理由がまさにそれだ。
ファンとの交流を自ら求めファンを喜ばせることが大好きなペンパボ(ファンバカ)。
これまでの華やかなCRISHOWのイメージをあっさり捨て去る潔さ。その自信と行動力。

そして旧アルバムの楽曲をアレンジしたロックナンバーのメドレー。
髪を小指でかきあげる仕草。客席に贈る妖しげな視線。力強い歌声。
衣装も黒にチェンジしたソギの妖艶な魅力にドキドキが止まらない。
  
「5年前、あの時来た人は?なんで来なかったの?好きじゃなかった?」
ファンに対して直球なソギ。そのストレートな感情表現でファンとの信頼関係を築いてきたのだと思う。
 
「日本で活動を始めたばかりで、日本人はチャン・グンソクを知らなかったけど、5年前と同じ公演場でやっています。応援してくれたみんな、俺も好きやん!これからCRI SHOW何までできるかわからないけど、白い髪になっても応援してね」
 
旧アルバムとTeamHの楽曲を織り交ぜ、ホール公演オーラスステージは最後の曲に近づいていく。
 
「CRI SHOWⅢ 最後のホール公演もそろそろ終わるところです。今日この公演が終わったら風のようになくなるかもしれないけど、今日一緒に呼吸したことは忘れないでください」と話した後の「風」。
紗幕を使った幻想的な世界にソギの人生が重なるようにみえる。
解き放たれた瞬間、全身から振り絞るように伸びやかな高音が響き、切ない表情が浮かび上がる。
鳴り止まない拍手。圧巻のステージ。
大人になったチャン・グンソクが作り出す「モノクローム」の世界が終了した。
 

アンコール。
モノクロームTシャツに着替えたソギが小舟に乗って会場に手を振る。
客席を見渡し幸せそうに笑うソギ。その笑顔はファンをとても幸せな気持ちにさせてくれる。
アップテンポなナンバーにステージ中を駆け回るソギ。
キャノンテープが舞い散る中、会場中が飛び跳ねる。
 
いつからかこのツアーの定番になった「もう1回コール」
息も絶え絶えに再びステージを駆け回り応えるソギ。

サプライズに「Feel the beat」も飛び出し、最高潮に盛り上がる会場。
いつまでも終わらないでほしい。終わってほしくない。そんな願いを込めた「もう1回コール」
 
「この曲は本当に最後の曲だけど準備はどう?!劇場のみんなもOK?行くんだー!」
 
 
CRI SHOWⅢ ホール公演のラストは「家に帰ろう」。
会場が一体となる大合唱。キラキラした瞳で客席を見渡し、楽しそうに何度も頷きながら歌うソギ。
そして客席へ。狭い通路を歩きながらウナギにマイクを向けていく。
「もっと練習して」頭をぽんぽんとしてみたり「子どもみたいやん」と茶化してみたり。
ファンとの交流を楽しんだソギは再びステージへ。
 
「みんなありがとう!すごく楽しかった!2階もありがとう!ホールオーラス公演終了です。盛り上がってくれてありがとう!」
 
突然人差し指を唇にあて「しーっ」と言うソギ。
そして「ただいま」って。
ウナギが喜ぶことをちゃんとわかってる。そんなところもソギを大好きな理由のひとつ。
 
最後はバンドメンバーと手を繋いで挨拶。
両手を大きく振ってバイバイしながら投げキッスではけていくソギ。
 
突然振り返ると「ねえ、あいしてるよ」

最高の結末で終了したCRI SHOWⅢ ホールオーラス公演。
会場中が世界で1番暖かい空気に包まれていた。
 


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