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2014.03.11 09:26

[韓国流行語]モッパンの魅力

アンニョンハセヨ!コムドリです。

突然ですが、私は食べることが大好きです(笑)。
ゆえに人が美味しそうなものを食べている먹방を見るのも大好き!

먹방(モッパン)とは、먹는 방송(モンヌン パンソン:食べる放送)を縮めた言葉で、元々は一般人がカメラの前で食事をする様子をインターネット上で公開するのが流行する中で生まれた表現です。

その後、オンライン放送でのモッパンはバラエティ番組やドラマにも浸透。
芸能人達がテレビで美味しそうに食事する姿は試聴者達に親近感を感じさせ、好感度がアップするケースが多く見られました。
美味しい物を食べている時の人の表情は幸せそうで見ている人まで幸せになりますもんね!^^

※ちなみに、日本では音を立てて食べるのはちょっとマナーが悪いという印象を与えがちですが、韓国ではその辺はあまり厳しくなく、むしろ音を立てて食べることで「美味しく味わって食べている」的なアピールとして受け取られるようなところがあります。

そんな“モッパンブーム”を受け、遂には“モッパンドラマ”というのも誕生しました。

「ロマンスが必要」「応答せよ」シリーズ等、最近“地上波よりも面白い”という評価を受けているドラマを続々と作り出しているケーブルチャンネル tvNで現在放送中のドラマの一つである「식샤를 합시다(食事をしましょう)」がそれ。

ソウルのオフィステルで暮らしながら一人寂しく食事をしていた男女達が、ひょんなことからお隣さん付き合いを始める中で繰り広げられるロマンスと共にサスペンス要素がプラスされたドラマなのですが、ドラマの中のエピソードにちなんで毎回様々な料理が登場します。

元々、グルメ番組とドラマが大好きな私にとってこのドラマはまさに“一石二鳥”!
また、私もソウルのオフィステルで一人暮らしをしているので主人公の行動に共感度200%!!
ということでお気に入りドラマの仲間入りをしました。

そして、このモッパンドラマを更に輝かせているのは出演俳優達のリアルなモッパン演技。
主演のイ・スギョンは、いつも美しい姿を見せなければならない女優にはNGともいえる“モッパン”にもかかわらず大きな口を開けて美味しそうに食べる姿を見せて視聴者達の食欲を刺激しています。
(あんなに沢山食べているのに超スリムなのは羨ましい限り…)

そして“演技ドル”ユン・ドゥジュンは、ドラマに登場するメニューの正しい食べ方について情熱的に“うんちく”を述べるシーンが面白くもあり、その“うんちく”がまた説得力があり「今度からはこうやって食べなきゃ」と思ったり。
ドラマに面白さを加える素晴らしいスパイス的な役をうまく演じています。

韓国の夜食の定番!フライドチキンを夜中に出前を取って二人が美味しそうに食べるシーンを見た日は、本気で電話をかけて注文しそうになりましたよ…。

普通のドラマであれば最もロマンチックなシーンになるべきはずのキスシーンも、このドラマでは屋台で激辛のタッパル(鶏の足)を食べている最中という、ロマンスのかけらもない設定だったりするのもユニーク。

…ただ問題なのは、このドラマの放送時間が夜の11時からという点。
「さぁ、明日も会社だから寝る準備をしなきゃ!」という時間に放送されるこのドラマで美味しそうな料理が登場し、美味しそうに食べるシーンが続出するので、寝る準備をしていたお腹も目覚めてキュルル…。

木曜の夜はこのドラマを見ながら「私も何か食べちゃおうか…いやダメだ!ここは我慢して眠らなきゃ」といった風に自分自身との辛い戦いの時間を過ごすことになります。

tvN「食事をしましょう」ホームページ
http://program.interest.me/tvn/eat