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2013.11.21 03:01

ヒットドラマの鍵は“サブ男”が握る!

アンニョンハセヨ! コアリのコムドリです。

日本にいた頃はあまりドラマを見ることはなかったのですが、韓国で暮らしながら勉強を兼ねて(?)集中して見ている内にすっかりドラマファンとなってしまった私。
そんな中で私がハマるドラマのパターンに気づきました。

それはズバリ!

“平凡な女の子が二人の男の子に愛される”

…少女マンガのこのような設定はワンパターンとは言えどもやっぱり王道!
視聴者の女性達は自分をこの主人公の女の子に置き換え、トキメキながら更にドラマにのめり込むようになるんですよね。

この設定においての重要なポイントは、主人公を巡って争う男の子は二人共魅力的じゃないといけないということ!
そして、主人公が片方の男の子(メインキャラ)との恋で様々な障害があったり悩んだりする際に、もう一人の男の子(サブキャラ)が優しく見守る…という設定が女性視聴者にとってのトキメキポイントだったりします。

韓流ドラマのヒット作を見ていると、メインキャラが魅力的なのは勿論のこと、主人公を陰で見守るこのサブキャラ…韓国では“サブ男(서브남 : サブナム)”と呼ばれるこのキャラの魅力ポイントがドラマヒットに大きく貢献しています。

韓流ドラマの“元祖・サブ男”と言えるのが「秋の童話」のウォンビン。
「いくらならいいんだ」というセリフが流行語になった生意気な富豪の息子テソク役を演じるウォンビンが、ヒロインを演じるソン・ヘギョに対してはピュアで一途な姿に多くの女性が胸を打たれました。
 

美しいソン・スンホン&ソン・ヘギョカップルの姿にトキメキながらも、その後ろで苦しむウォンビンの姿があったからこそドラマがより切ないものとなったといえますよね。

その他、日本で大ヒットした歴代の韓流ドラマをチェックしてみてもサブ男の存在が光っています。
「宮」のキム・ジョンフン、「美男ですね」のチョン・ヨンファとイ・ホンギ、「花より男子」のキム・ヒョンジュン等々…。
 



「チュ・ジフンもチャン・グンソクもイ・ミンホも魅力的過ぎて主人公が好きにならずにはいられないのはわかるんだけど!ハッピーエンドになって欲しいんだけど!!…でもキム・ジョンフンもチョン・ヨンファもイ・ホンギもキム・ヒョンジュンが可哀想すぎる!振るなんて勿体ない!!」と、ドラマを見ながら悶絶した私のような視聴者は多いはず…。

現在放送中のドラマだったら「未来の選択」のチョン・ヨンファと「相続者達」のキム・ウビンがその代表例。

チョン・ヨンファは、ヒロインを演じるユン・ウネを静かに温かく見守る役を演じて、「美男ですね」に続き再びサブ男としての魅力をフルにアピールしています。
 

そして、今一番ホットな俳優と言えるキム・ウビンもそう。
 

主人公であるパク・シネに対して意地悪な一面もありながらも、ピンチの時には助けてあげたり励ましてあげたり“ツンデレ”な姿がこれまた女心をときめかせるのです。

日本のドラマでも勿論“サブ男”が活躍するドラマも多いですが、韓国ドラマは日本ドラマ以上にちょっとクサいセリフや行動がオーバーに描かれることが多いので、よりハマってしまうのじゃないかな?と思ったりします。

以上、「ヒロインは諦めて、私じゃダメ?」とテレビの中のサブ男くんに話しかけてしまうコムドリでした。