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2017.04.05 10:00

イ・ミンホ出演のドキュメンタリー番組「DMZ、ザ・ワイルド」に早くも絶賛の声

 

 

イ・ミンホ
(C)MBC

 

韓国の地上波MBCは、世界金融危機の年だった2008年にドキュメンタリー番組「北極の涙」を放送した。当時、MBCの4人の演出家は、北極のイヌイット(アラスカ州、グリーンランド、カナダ北部、シベリア極東に住んでいる先住民の人々を表すことばのことで、エスキモーはカナダのクリー族が「生肉を食べる人」という意味で名付けたことば)と約300日間を一緒に過ごした。「氷の王国の最後の狩人」「氷の無い北極」「解氷、消えていくツンドラ」(原題)の制作記編まで、画期的なウェルメイド・ドキュメンタリーという高評価を受けた。

2008年12月7日から28日まで、4回に渡って放送された「北極の涙」はMBCによる「地球の涙シリーズ」の最初の作品だ。さらに2010年には「アマゾンの涙」「アフリカの涙」「南極の涙」シリーズを完成させた。このシリーズは、ナショナルジオグラフィックチャンネル(ドキュメンタリー番組の専門チャンネル)と比較しても遜色ない位レベルが高い。

 
この時MBCがノウハウを積み重ねたおかげか、3日の夜に放送されたドキュメンタリー番組「DMZ、ザ・ワイルド」は、本編を控えて放送したプロローグから好評が寄せられた。ソウル大学で社会学を専攻したキム・ジンマン監督は、MBC入社後、「PD手帳」「ドキュメンタリースペシャル」「ドクターズ」「Never Ending Story」などを演出し、「涙」シリーズでは、「アマゾンの涙」「南極の涙」を担当した。キム・ジンマン監督は、以前放送されていた、草彅剛が出演したこともあるバラエティ番組「膝打ち導師」の中で、「アマゾンの涙」の撮影秘話を公開し、注目を浴びた。

「南極の涙」(企画:キム・ジンマン、演出:キム・ジョンミン、チョ・ソンヒョン)のスタッフによるUHD開局特集ドキュメンタリー番組「DMZ、ザ・ワイルド」は、50年以上もの間、人の出入りが許可されなかった未知の世界であるDMZに住む野生の動物たちと、臨津江の河口から江原道・高城郡明湖里までの248kmに及ぶ非武装地帯・DMZを描いている。
 

 

 

1年5か月間の製作期間を経て完成した「DMZ、ザ・ワイルド」のプロローグ編に、俳優イ・ミンホがノーギャラで出演した。イ・ミンホは野生のイノシシが同じイノシシを捕まえて食べる姿を目撃し衝撃を受け、撮影の際には毎回スタッフと一緒にDMZを訪れた。
イ・ミンホは、絶滅危機のカワウソやアザラシ、ベンガルヤマネコなど、多くの野生動物を目撃することができた。イ・ミンホとスタッフらが、最も寒い時にはマイナス30度に迫る程の極寒を耐え抜いたからこそ、視聴者がテレビを通して、韓国最大の原始林を見ることができたのだ。

 

 

 

ドキュメンタリー番組に強いMBCによる「DMZ、ザ・ワイルド」は、6月5日から本編が放送される。第1部ではイノシシ、マムシ、アオダイショウ、カワウソ、オジロワシ、丹頂鶴など、DMZ野生動物が生存するための法則が公開され、6月12日の第2部では、野生動物の育児について、また生存記録についても描かれる。同月19日にはDMZを守っている捜索隊を紹介し、クマゲラ、エゾモモンガ、オシドリなど天然記念物に指定されている動物を放送で見られるという。

THE FACT|クォン・ヒョクキ記者