[REPORT] CNBLUE、偏見を乗り越えたアイドルバンドの“進化”!
CNBLUEが1年7ヶ月ぶりにカムバックした。|イ・セロム記者 |
CNBLUEは代表的なアイドルバンドである。音楽だけでなく、多様な魅力で大衆の心をつかみ人気を博した。しかし、「正統派バンドとは違う」「音楽が軽い」という偏見に苦しめられることもあった。これまでCNBLUEは、このような偏見を打ち破るために孤軍奮闘してきたが、今回の2ndアルバムでは、このような偏見さえ受け止めて、CNBLUEならではの音楽を創ることに集中したようだ。
14日午後、ソウル・広津区(クァンジング)のAX-KOREAでは、CNBLUEの2ndフルアルバム「2gether」のショーケースが開かれた。1年7ヶ月ぶりにカムバックする人気アイドルバンドCNBLUEの近況が気になる取材陣の関心と熱気は予想どおり熱かった。
CNBLUEは、今アルバムのタイトル曲『シンデレラ』をライブで歌うことでショーケースの幕を開けた。パワフルなギター演奏とドラムの音に乗って流れる軽快なジョン・ヨンファのボーカルは、取材陣を一気にステージに熱中させた。
ステージの後ろには『シンデレラ』のミュージックビデオが上映された。ミュージックビデオの中で流れる音楽はライブで聴くものとまた違う魅力があった。特に、靴を置いたまま姿を消すヒロインは“シンデレラ”の象徴的なシーンを連想させ興味をそそった。『シンデレラ』は、全体的に軽快ながらトレンディな雰囲気で充満した。
CNBLUEは、1年7ヶ月ぶりのカムバックに喜んでいた。|イ・セロム記者 |
取材陣の前に立ったCNBLUEは満面の微笑みを浮かべた。1年7ヶ月ぶりのニューアルバム公開に対し、負担感よりときめきと期待感がより大きそうに見えた。メンバーたちは、久しぶりにファンの前に立つことについて、「そんなに長い空白とは感じられない。これまでコンサートもたくさんしてきたし、ヨンファのソロコンサートもあったので、非常に久しぶりに出てきたような感じはない」とフレンドリーな挨拶を渡した。
今アルバムのタイトル曲『シンデレラ』は、古典童話のシンデレラをモチーフにした、トレンディな楽曲。ヨンファは「寝転がっていたときに“シンデレラ”という言葉が思い浮かべて、“歌詞で書くとおもしろいな”と思った。その後、『多くの女性がシンデレラを夢見る』という記事を見て、“これは天の啓示かな”と感じた」と述べた。
CNBLUEの2ndフルアルバムには『シンデレラ』のほか、ジョン・ヨンファが一番好きな曲に選んだ『Hold My Hand』、イ・ジョンヒョンが父のために作った『Hero』などメンバーたちが作業に参加した11曲で満たされており、長い間CNBLUEを待っていたファンたちの期待を満足させてくれる。
「これからCNBLUEならではの音楽をお見せします」|イ・セロム記者 |
CNBLUEは、アルバムをメンバーたちの自作曲で満たす、バンドの義務を充実に果たしながら、カムバックに対するプレッシャーは振り払ったように見えた。ヨンファは「(これまでは)“あいつらもバンドか”といわれて、無理に大衆の傾向に合わせて曲を書いたような気がする。ところが、これからはそのような意見にはまったく気にせず、もっと僕たちらしく、楽器を演奏して音楽を編集しようとしている」と、一層落ち着いた姿を見せた。
また、「アイドルバンド、メジャーバンドに対する偏見はない」とし、「初めてバンド音楽を知ることになる人々に、このような方向もあるのを知ってもらいたい」と抱負を表わした。
CNBLUEはこれまでアイドルバンドという偏見を打ち破るために努力したが、今回はその偏見に左右されず、すべてのプレッシャーを取り払って音楽だけに集中した。その結果、多様なジャンルの曲をアルバムに盛り込むことができた。その意味で、CNBLUE音楽人生の第2幕の始まりとも言えるだろう。
一方、「2gether」は、2枚目のアルバムを意味する数字の“2”と“一緒”を意味する英単語トゥゲザー(together)を組み合わせたタイトル。CNBLUEの音楽をみんなで一緒に楽しもうという意味を込めている。タイトル曲『シンデレラ』はジョン・ヨンファの自作曲で、童話シンデレラを現代的な感覚で再解釈した楽曲となっている。
THE FACT|キム・ミンジ記者