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2015.05.21 11:09

キム・ナムギル、“無頼漢、一方的で利己的且つありふれた愛の形”

 

カンヌ国際映画祭“ある視点部門”にノミネートされ、試写会以降“愛に傷ついたことのある人ならば誰もが共感出来る映画”との評価を受けているキム・ナムギル、チョン・ドヨン主演の映画「無頼漢」。
 
劇中でどん底の人生でも愛を逃さぬようにもがくキム・ヘギョン役を演じたチョン・ドヨンは、「ヘギョンは最後まで希望を捨てず、幸せになりたいと願う女性。愛する、そして愛を受ける姿を表現したかった」と語った。また“無頼漢たち”がうごめく中で苦痛を味わうキム・ヘギョンを完璧に消化しきったチョン・ドヨンは「誰一人カッコいい人物はいないが、それが飾らない人間の姿だと思う」とし、映画の魅力を改めて語った。

 

また愛に不器用な刑事チョン・ジェゴンを演じたキム・ナムギルは「一方的で自分のことだけを考える“無頼漢”的な愛を表現しようとした」とし、真実と嘘の間を行き来するチョン・ジェゴンの無頼漢的な愛の方式を語った。また「誰もが持っている人間の一番下の部分、深い場所にある感情を引き出すために努力した」と明らかにし、キム・ナムギルが生み出した“無頼漢な男”チョン・ジェゴンへの期待を高めた。
 

 

最後にオ・スンウク監督は「実際にどこかにいそうな“無頼漢”を込めた。程度の違いがあるだけで、この映画に登場する全ての登場人物が“無頼漢”だ」とした。
 
真実を隠した刑事と嘘でも信じたい殺人犯の女、二人の男女の避けられない感情をキム・ナムギルとチョン・ドヨンの競演で描いた「無頼漢」は5月27日に韓国で公開される。
 
 
 
写真提供:CGVアートハウス

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