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2014.07.09 06:14

夏の映画界は時代劇ラッシュ!この夏王座に輝くのはどの作品か?

今月末から来月頭にかけて、韓国では時代劇が続けざまに公開される。同じ時代劇とは言え背景も違えば出演陣、演出、ジャンルも全く違うこの3作品。いったいこの夏王座に輝くのはどの作品なのか?
 
 
 
「群盗:民乱の時代」

 
7月23日に公開される「群盗:民乱の時代」。ハ・ジョンウ、カン・ドンウォンという人気俳優の豪華競演で公開前から話題を集めている。「群盗」は両班と貪官汚吏たちの搾取が激しさを極めていたを朝鮮時代の哲宗10年、百姓の味方に立とうとしていた盗賊たちの活躍を描いた作品。盗賊役を演じるハ・ジョンウのパワフルなアクションと、カン・ドンウォン演じる群盗と百姓の敵である悪役チョ・ユンの優雅な剣さばきは、アクション活劇でこの夏スカッとしたい人にお勧めだ。
 

 
 
「鳴梁」

 
7月30日に公開される「鳴梁」。韓国を代表する俳優チェ・ミンシクが、伝説の将軍李舜臣(イ・スンシン)を演じる。1957年の壬申倭乱(文禄・慶長の役)、たった12隻の船で330隻もの倭軍に立ち向かった姿を描いたアクション時代劇だ。韓国における歴史上の英雄イ・スンシンをあつかった戦争アクション映画なだけあり、いわゆる正統派時代劇だと言っても良いだろう。倭軍の大将を「7番房の奇跡」のリュ・スンリョンが演じているのも注目だ。
 
 
 

「海賊:海へ向かった山賊」

 
8月6日に公開される「海賊:海へ向かった山賊」。 朝鮮建国の半月前、鯨の襲撃を受け国璽が無くなるという事件が起こり、失われた国璽をめぐって海賊と山賊、開国勢力が繰り広げる海上の激戦を描いた作品だ。キム・ナムギルとソン・イェジンがドラマ「サメ」に続き共演した話題作。そして意外(?)にも、本作品はコメディ要素がふんだんに盛り込まれており、ジャンルはといえば“コメディ冒険海賊アクション”、または韓国版“パイレーツオブカリビアン”というところだろうか。それもそのはず、本作品には韓国映画界におけるコメディの鬼才たちユ・ヘジン、オ・ダルス、パク・チョルミン・チョ・ヒボンなどが勢揃いしているのだ。この夏、愉快痛快に笑いながらアクションを楽しみたい人にはうってつけの作品だろう。
 
 
 
このように、一言で時代劇とは言うものの、3作品とも全く違う題材を扱っており、また全く違うジャンルがそろった2014年夏の映画界。アクション活劇の「群盗」、正統派戦争時代劇「鳴梁」、コメディ冒険海賊アクション「海賊」、いったいどの作品が王座に輝くのか、注目を集めている。