映画「MASTER/マスター」舞台挨拶でイ・ビョンホンがスクリーンジャック!
11月に日本公開が決定した映画「MASTER/マスター」の主演俳優イ・ビョンホンが来日し、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた舞台挨拶に登壇。しかも今回は海外俳優としては初となる、劇場内の10スクリーンをジャックして連続で舞台挨拶を行うスクリーンジャック。会場にはたくさんのファンが詰めかけすべて満席となり人気の高さを証明した。舞台挨拶ではMCからの質問に答えながら映画について語った。
Q.スクリーンジャックは海外の俳優としては初となりますが、どんな気持ちですか?
劇場を独占するということは映画の多様性や色々な映画を観客の方々に観ていただくということを考えるとあまりいいことではないのかもしれませんが、今日一日は試写の意味もありますので許していただけるのではないかと思います。そして海外の俳優としてはスクリーンジャックをするのは初めてだと聞き、とても光栄に思いますし気分が良いです。
Q.今回の映画で悪役を演じる上で難しかったことや楽しめたことなどは?
どんな役を演じるときにも自分がしっかりその役柄をつかまないと演技ができません。今回私が演じた人物は実在する人物で、彼の言葉や行動は残ってはいるんですがなかなか理解するのが難しくて大変でした。ですからアプローチや役作りをするのがとても大変なキャラクターでした。
Q.お気に入りのシーンは?
映画の冒頭で、数万人の会員の目の前で演説をするシーンがあります。そこでは会員たちからお金を搾取しなければならないので純粋な仮面をかぶったように話すわけなんです。観ている観客の皆さんもこういう人だったら投資してしまうんじゃないかと思えるようなシーンを作らなければいけなかったので、非常に真実味・リアルが大事でした。なのでいかに現実的に見せるかどうかを考えながら演じました。監督もスタッフも私も皆で精魂込めて作り上げたシーンです。そして個人的に好きなシーンは、チン会長(イ・ビョンホンの役名)は権力と手を組んで悪を重ねるんですが、ハン局長という人物に対して『記者に何か言われたらうまいこと言って乗り切ってほしい』という風にお願いするシーンがあって、そのシーンがとても気にっています。
Q.最後にメッセージを
映画の試写会ではなくて小さなファンミーティングのような感じがしますね。見慣れた顔の方もいらっしゃいますし、なぜかここでHANAKO(※日本のファンミーティングでイ・ビョンホンが扮したキャラクター)を演じなければいけないような気持ちになっています(笑)今日は来てくださってありがとうございます。先ほども少し触れましたがこの映画は実際に韓国に実在した稀代の詐欺師をモチーフにして商業映画にしたものです。なのでこんなことも起こりえるんだなということを考えながら観ていただければ、より楽しめると思います。どうぞ楽しんでご覧ください。