“やっぱり女優はすごかった!”少し斜めから見た百想芸術大賞授賞式
アンニョンハセヨ!韓国オフィススタッフA井です。
約2週間ほど前のことになりますが、6月3日にソウルで映画・TVを総網羅した韓国エンタメの総合授賞式である百想芸術大賞の授賞式が行われました!
会場となったのは毎年同授賞式が行われている慶煕大学・平和の殿堂。
こちらは慶煕大学の正門!
こちら、平和の殿堂に向かう別名”地獄の登り坂”・・・笑
いつ見てもステキな会場です^^
ここでは様々な授賞式やファンミーティングなどのイベントが行われていますが、何度訪れてもとってもステキです。授賞式の前には、恒例のレッドカーペット!
レッドカーペットの現場にはものすごい数のファンの皆さまが!!
ちらっと見えるソン・ジュンギのスローガンを盗み撮り…笑
今年の百想の目玉はと言えば…!
なんといっても韓国中にユ・シジン大尉ブームを巻き起こしたドラマ『太陽の末裔』!!!
今年2月から放送されたKBS2TV月火ドラマ『太陽の末裔』。
ソン・ジュンギの除隊後の復帰作であり、ソン・ジュンギ&ソン・ヘギョの“ソンソンカップル”の豪華競演!そして、最高視聴率38.8%、ソウルだけで言うと44.2%と言う数字を記録。ミニシリーズドラマの中で視聴率が30%を越えたのは2012年の『太陽を抱く月』以来の快挙というだけあって、近年まれに見る大ヒット作となったのでした。
と言うことで、この日の百想でも、ソン・ジュンギ&ソン・ヘギョはTV部門の人気賞&グローバルスター賞を揃ってダブル受賞、そしてTV部門の最高峰である大賞に『太陽の末裔』が選ばれるなど、まさに“今年の百想の顔”と言っても過言ではないほどでした!!!
とかなんとか言ってる私ですけど…
実は…
『太陽の末裔』を見ていませんでした。
世の中がユ・シジン大尉の軍口調「~지 말입니다(~ジ マリムニダ)」をマネていたあの日々…
イマイチよくわからず、「見ないと見ないと…!」と思っているうちにどんどん時間が過ぎ、いつの間にか最終回が終わっていました…涙
というわけで、今回のコラムでは少し違った目線で、斜めから百想芸術大賞授賞式を見てみようと思います^^
私的百想芸術大賞授賞式の注目すべきヤマ場は…新旧女優たちの競演!!!!
今年はベテランから新人まで、注目の女優が多数ノミネートされ、また授賞式にも多くの女優が出席し、会場を華やかにしました。
ということで、”やっぱり女優はすごかった!”と題して、ノミネート別に早速見ていきましょう^^!
まずは新人賞から!
新人賞の注目はなんといっても
キム・ゴウン VS パク・ソダム
共に1991年生まれこの二人。以前から雰囲気が似ていると話題になっており、また歩んできた道のりなどがなんとなーく似ております。それもあり、何かと比較をされてきた二人。
キム・ゴウン
パク・ソダム
(ふむふむ…言われてみれば似ているような気も…)
今回、二人は共に新人賞にノミネートされたのですが、そのノミネートのされ方もなんだか面白いものに。
キム・ゴウンは自身初のTVドラマデビューを果たした「チーズ・イン・ザ・トラップ」でTV部門の新人賞候補に。
『チーズ・イン・ザ・トラップ』
一方パク・ソダムは一躍彼女を有名にした映画『黒い司祭たち』で映画部門の新人賞に、そして初の主演ドラマとなった「初めてだから」でTV部門の新人賞にと、ダブルでノミネート!
『黒い司祭たち』
有名度や主演の経験値、キャリア的にはキム・ゴウンが優位な立場でしたが、2015年に一気にスターダムにのし上がったパク・ソダム、そして映画界では少し伸び悩んでいたキム・ゴウンの満を持してのドラマデビューと、こちら私的にはなんともドキドキヒヤヒヤするノミネート模様だったのでした。笑
そして、当の結果はというと…
TV部門:キム・ゴウン(「チーズ・イン・ザ・トラップ」)
映画部門:パク・ソダム(「黒い司祭たち」)
と、仲良く分け合う形で共に新人賞を受賞!
何かと比較されてきた二人が共にその実力を認められる形となりました。
キム・ゴウン
パク・ソダム
こ、こわい・・・苦笑
とは言いましても…ねえ…
わたくしとしましては、二人が今後は一体どんな活躍を見せてくれるのか、引き続き見守っていきたいと思っております…(ΦωΦ)♪(え、小姑…?)
そして続いての注目はなんと言っても主演女優部門!
毎年見えないバチバチとしたものが見え隠れする主演女優賞争い!(笑)
今年は映画・TV部門共に若手&ベテラン勢がこぞってノミネートされ、皆が結果に息を呑みました…!笑
…
こういう女のバチバチ的なやつ、皆さんも嫌いじゃないですよね…?笑
(ちなみに私は大好物です笑)
では早速見てみましょう!
話題作がとにかく多かった今回の百想芸術大賞。その中でもドラマは本当に豊作の一年でした。
主に『応答せよ』『シグナル』などケーブル局制作のものや、久々に地上波で視聴率30%越えを記録した『太陽の末裔』などが挙げられますが、主演女優賞もそんなヒット作から軒並みノミネートとなりました。
ノミネートされたのはこの5人!
*キム・ヘス『シグナル』
*ラ・ミラン『応答せよ1988』
*ファン・ジョンウム『彼女はキレイだった』
*ソン・ヘギョ『太陽の末裔』
*キム・ヒョンジュ『愛人がいます』
この日は5人全員が出席しており、全員の顔がスクリーンに映る会場…
この絶妙な神経戦!!!
こういうのって、、面白いですよね…(´艸`*)
そして見事主演女優賞の栄光に輝いたのは、
『シグナル』のキム・ヘス!
『シグナル』
久々となるドラマ復帰となったこの『シグナル』で主役を演じたキム・ヘス。
“THE女優”の貫禄を見せての受賞となりました!
THE女優!!!
続いては映画部門に参りましょう!
映画部門もTV同様ベテラン&若手入り混じっての賞レースとなりました!
ノミネートされたのはこの5人!
キム・ヘス『チャイナタウン(邦題:コインロッカーの女)』
イ・ジョンヒョン『誠実の国のアリス』
チョン・ドヨン『無頼漢(邦題:無頼漢 乾いた罪)』
チョン・ジヒョン『暗殺』
ハン・ヒョジュ『ビューティー・インサイド』
なんとキム・ヘスがTV&映画のダブルノミネートでした!『チャイナタウン』でキム・ヘスは従来のその美しさを捨て、特殊メイクを施し女優魂を見せました。
またキム・ヘスの他に、低予算ながらも専門家たちから非常に高い評価を受け、昨年の青龍映画祭で既に主演女優賞を受賞している『誠実の国のアリス』のイ・ジョンヒョン、『暗殺』で銃使いと言う難しい役どころと一人二役を見事に演じきったチョン・ジヒョン、その透明感と美しさで映画の世界観を完璧に表現した『ビューティー・インサイド』ハン・ヒョジュ、そして『無頼漢』で愛する恋人を待つ女を演じ、彼女にしか表現できない人物像を見事に作り上げた“カンヌの女王”チョン・ドヨン。
そして見事受賞したのは…!
『無頼漢』のチョン・ドヨン!
『無頼漢』
受賞コメントでは、「この賞は『無頼漢』という作品を代表して私がいただいた賞だと思います。『無頼漢』という作品は自分にとって本当に(撮影も大変で)“無頼”な現場だなと思っていました。なので、撮影が終われば振り返ることもないだろうと思っていたのですが、時間が過ぎて今思い返してみると、私が一番愛をもらった現場だったと思います。ありがとうございます」と語ったチョン・ドヨン。
そして、今までこのような受賞コメントでは一度も言及したことがないという自分の娘さんに感謝の気持ちを表していました。
このように、主演女優賞はTV/映画部門ともに、韓国の演技界を長年支えてきた女優たちの元へと渡ったのでした。
一見するときらびやかな世界ですが、その裏には私たちが想像もつかないような努力と苦悩を経て私たちに感動を届けてくれている女優さんたちに、心からの拍手を送りたい!と改めて思った一日だったのでした^^
TV/映画部門それぞれ最優秀主演賞を受賞したユ・アイン、キム・ヘス、チョン・ドヨン、イ・ビョンホン
(提供:百想芸術大賞)
ここでちょっと番外編…
最後にプチ裏話(?)を…
授賞式当日、取材に赴いていた私は女優たちのオーラにとにかく圧倒!
授賞式は第一部と第二部に分かれており、途中で5分ほどの休憩時間があったのですが、その合間に化粧室に小走りに向かった私。
すると化粧室に何やら華やかなドレス姿…
ん?とみると…!
私の前の前に、なんとチョン・ドヨンが…!!!!
トイレの列に並んでいる…!!!
(※イメージ図)
一瞬目を疑い、え?え?と慌てていると、私の前に並んでいた女性がチョン・ドヨンに「オンニ~!ファンです~!」と言いながら握手を求めているではないですか…!
え、あたしもファンだし。
ってことで、(取材で行ってるくせに)思わず手を差し出して声をかけようとした時、タイミング良く(?)トイレが空き、チョン・ドヨンはお手洗いへ…涙
はぁ…涙
ため息をつきながらふと後ろを見ると、会場扉から化粧室に届く廊下を歩くこれまたキラびやかすぎる姿…!!
…?…?
・・・・・・・・!!!!
そう、化粧室に向かってゆっくりと優雅に歩くその女性はなんと
キム・ヘス!!!
(※イメージ図)
(ちなみにその時私の脳内BGMはターミネーターでした…ダダンダンダダン、ダダンダンダダン…)
(※脳内イメージ図)
この日の主演女優賞を受賞した女優二人が化粧室に!!
ぎょえーーー!と仰天していたら、
ちょうどお手洗いが二つ続けて空き、なんと私の隣の部屋にキム・ヘスがwww
キム・ヘスが私の隣で用を足し…(以下自粛)
色んな意味で今までで一番震えたトイレタイムだったのでした…苦笑
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