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2019.03.06 04:01

「眩しくて」ナム・ジュヒョクに泣き、ときめく“繊細な表現力”

ナム・ジュヒョク,眩しくて

[韓国エンタメニュース]
 
 
俳優ナム・ジュヒョクが“千の顔”で無限の魅力を噴き出している。
 
ナム・ジュヒョクはJTBC月火ドラマ「眩しくて」にて記者志望生のイ・ジュンハ役を演じ、挫折した痛ましい青春の人生を表現している。もちろん、ジュンハの青春は苦しいだけではない。希望の意味も内包している彼は未来志向的で肯定的な生を期待させるキャラクターだ。
 

◇苦くて寂しそう…感情表現“完璧”
すらりとした身長やハンサムな顔、知的な魅力まで漂うジュンハはお金持ちのお坊ちゃんのようだったが、そうではなかった。町はずれの粗末な家が彼の安息の場だ。母は不在、父はいない存在であることを願うジュンハの一筋の希望であり原動力であった祖母は亡くなってしまった。酒を飲みながら本音を打ち明けた25歳のヘジャも突然消えた。
 
景色の良い屋上とそこで心を打ち明ける相手がいたため「町に情を寄せるという言葉が何か分かった」というジュンハだったが彼の喪失感は言葉では言い表せないほど大きかった。ナム・ジュヒョクはその寂しさを全身で表現し、視聴者から好評を得た。無表情のジュンハの虚しい眼差しは寂しく気の毒な現実を描き、ナム・ジュヒョクの声と表情、動作一つ一つはシナリオと演出の意図通り発現され、誰もいない家に一人でいる時にクローズアップされた手と足、へジャを背にした肩と背中まで、細胞一つ一つが演技しているという評価までを得た。
 
記者の夢をあきらめアルバイトをしてきたジュンハは今はお年寄りを対象にした親孝行広報館で笑いを提供している。気さくな口調に微笑みを浮かべているが、ジュンハの顔は亡くなった祖母の前、若いヘジャの前とはあまりにも違い、記者を夢見ていた時とも違いがある。ナム・ジュヒョクの多様な顔が光を放った瞬間だった。
 

◇配役 消化200%…後半展開の期待感UP
ジュンハは様々な感情を表現しなければならない人物だ。祖母のすねをかじる父親に叫ぶ時、ジュンハは殺伐としていた。巨大な波が吹き荒れるような感情を爆発させるシーンでナム・ジュヒョクの演技は輝いた。また、親しげに近づいてくる年老いたヘジャと向かい合う時、「それでも死ねず、やっとのことで生きているのに。無責任に話さないでください」と咆哮したシーンでは感情が最高値に達した。彼の演技はもの悲しく、見る者の没入度を高めた。
 
このようにナム・ジュヒョクはジュンハの喜怒哀楽がすべて盛り込まれた広い感情の幅を詳細に演技し、毎回魔法のような名シーンを作り出している。一方、5日の放送にてジュンハはシャネルおばあさんに嘘をつき続けた自分の罪を打ち明けた。また25歳のヘジャと話していた“希望”であるオーロラを見るために旅に出る準備をした。人生をあきらめたかのようだったが、再び立ち上がる力があるのが青春であるように、起き上がり再び歩く。もちろんまた倒れることも人生だ。後半に向けて走っている「眩しくて」のジュンハは希望とヒーリングメッセージを伝えることが出来るだろうか。
 
眩しくて」は与えられた時間をすべて使うことができずに失ってしまった女と、誰よりも輝かしい瞬間を自ら投げ捨て無気力な生活を送る男の同じ時間の中にいるが互いに異なる時間を生きていく時間離脱ファンタジーロマンス。韓国にて毎週月・火曜午後10時より放送中。
 
 
写真提供: JTBC「眩しくて」
 
 
韓国エンタメ総合情報サイトKOARI

 

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