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2017.08.03 02:00

【インタビュー】『太陽の末裔』『被告人』でブレイク、キム・ミンソク

 

 

キム・ミンソク,
(C)Tomoko Nozaki

[韓国エンタメニュース]

 

『太陽の末裔』で愛らしい末っ子兵士を演じて注目され、その後『ドクターズ~恋する気持ち』『被告人』と印象的な配役を好演してきた俳優キム・ミンソク。アイドルのような容貌、きゃしゃで愛らしい姿から末っ子キャラで愛されているが、日々進化を続けている。そんな彼が、初の日本ファンミーティングのため来日。話を聞いた。

――俳優になってよかった、続けていこう、という決め手になったのは?
「特にこの作品、というのはないのですが、演技を始めてから、性格が丸くなったとよく言われるようになりました。性格がよくなったようです。理解力も広がったし。作品で、たくさんの人と出会うので、いろんな人のことを理解できるようになったし、多くの事を経験しながら、心が広くなったのではないでしょうか」

――『太陽の末裔』で注目を集めました。周囲の反応、また出演前後で変わったことは?
「みんな驚いてました。時間が経っているので、よく覚えていないのですが、周囲も僕もみんな幸せな気持ちだったと思います。そして、このドラマ以降、オーディションを受けることがなくなりました! オーディションに合格するため、たくさん練習して、たくさん考えていたころが懐かしいです。でも、直接出演オファーが来るようになってからは、逆にプレッシャーを感じるようになりました。自分を信じて役柄を任せてくれたのだからそれに応えなくてはいけない、というプレッシャーが強くなり、もっと練習するようになりましたね。責任感が強くなりました」

――『太陽の末裔』撮影時や、ソン・ジュンギさんとのエピソードを教えてください。
「時間が空けば、おいしいものを食べたり、ソン・ジュンギさんに『ごちそうしてください!』とお酒をおごってもらったりもしました。ソン・ジュンギさんとはよく話もしたし、怒られたりしました(笑)。同じベッドで寝たことがあるのですが、ソン・ジュンギさんは翌日撮影があるのに僕のせいでゆっくり寝られなかったらどうしよう、と気になってしまって寝られず、こっそり抜け出してリビングで寝たという思い出があります」

――『被告人』では、またイメージの違う重要な役でしたが、苦労した点、またチソンさんとの共演はどうでしたか?
「全体的に暗いトーンなので、自分自身もどんどんトーンがダウンしていく感じでした。役柄上、罪悪感を感じながら演じてました。チソン先輩は、リハーサルを重要視する方で、僕ともたくさん話をして、事前に演技も合わせてくださったし、とにかく一緒にやってみよう、と言って、ぎこちなさを解消してくださるような方でした」

――『被告人』が終わった後、報奨旅行で沖縄に行かれましたが何をしましたか?
「先輩たちとお酒飲んでばかりいました(笑)。1日は、子役のリナちゃんと過ごしました。リナちゃんはお母さんと一緒に来たんですけど、お母さんに1人で遊んで来てください、と言って僕がリナちゃんと観覧車に乗ったりして遊びました」

――お酒は誰が一番飲む? 
「みんな、です(笑)。誰が強いというわけでなく、みんながよく飲みます。女性では、(ヨニ役の)オム・ヒョンギョンさんがよく飲むと思います。あと、オム・ギジュンさんが誕生日だったので、すごく高いウイスキーを飲みました。僕もつがれるままに飲んでました!」

 

 

キム・ミンソク
(C)Tomoko Nozaki

――「スーパースターK3」出身ですが、歌手志望だった? 
「当時、韓国ではブームになっていて、みんなが、数千万人が応募していた気がします。僕も、やることもなかったし、みんな出ていたので、友達とノリで応募しました。ちょっとやってみよう、という軽い気持ちで」

 

――今後、歌手としても活動する考えは? 
「いいえ! 練習生をやったこともありますが、向かないと思って、そして演技がやりたい、と俳優を志しました」

――でも、『覆面歌王』に出演されましたよね。
「単発だったので。アルバムをリリースするとか本格的な活動になったら、大変そうなので、歌はカラオケで友達とお酒を飲みながら歌うぐらいでいいかなと思ってます(笑)。歌は特技として、歌が上手な役とかで歌唱力を生かせればいいかなと思います」

――『人気歌謡』でのMCが評価され、「2016 SBS芸能大賞」でベストエンターテイナー賞を受賞されましたが、演技以外で挑戦してみたいことは?
「週に1回出演していたので、責任感を持って臨んでいたなと思います。今考えると、20代前半に戻ったような感覚になったし、若いエネルギーをもらえて、とても良かったですね。かといって、もう1度やりたいということではなく、僕は俳優なので、しっかりと俳優としてのポジションを確立するまでは、俳優に、誠実に取り組んでいきたいです」

――俳優として、自分の強みは何だと思いますか? 
「自分の役に心から向き合って演じること、真心を込めて演じることが強みだと思います。あと、長所を挙げるなら、方言ですね。釜山出身なので」

――これまで軍人、医者、囚人、と制服を着る役が続きましたが、次はどんな制服を着る役を演じてみたい? 
「警察官役です! 年を取るまえに、絶対にやってみたいです!」

新進の若手俳優として伸び盛りのキム・ミンソクは、現場でも誠実で、気遣いのできる愛されキャラだそうだが、日本で見せた姿もそんな彼がよく見えていた。「日本人はみんな親切で好きな国」だと言い、「まだ行ったことのない大阪に行ってみたい。おいしいものがたくさんあると聞いたので、食べに行きたいです。ドラマに入るとすごく痩せちゃうので、休みがとれたら1週間ぐらい旅行したいです」と明かしてくれたキム・ミンソク。最新作は『青春時代2』と休みなく仕事にまい進する姿もステキだが、大阪での休暇を楽しむ彼に出会ってみたいものだ。

THE FACT | 野﨑友子

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