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2016.10.25 11:21

音楽がテーマの感動の2作品「戦場のメロディ」&「奇跡のピアノ」連続公開

[韓国エンタメニュース]

音楽に生きる希望を見出す子供たちの感動の実話を描いた映画が相次いで公開されます。真実だからこその重みと感動に心ふるえる2作品『戦場のメロディ』(10/29公開)と『奇跡のピアノ』(10/22公開) をご紹介します。

戦場のメロディ

1本目は、朝鮮戦争まっただ中すべてを失った子供たちによる「児童合唱団」のピュアな歌声が人々の心を癒していく真実の感動作『戦場のメロディ』(10月29日(土)より、シネマート新宿ほか全国にて公開)をご紹介。
1950年に始まった朝鮮戦争。戦場や軍の病院などの慰問公演に始まり、1953年7月27日の休戦後はアメリカへ、1960年代には日本から東南アジア、そしてヨーロッパにまで巡演をおこなったという実在の児童合唱団をモデルにした本作。韓国で社会現象を巻き起こしたドラマ「ミセン-未生-」や、観客動員数1100万人突破の社会派映画『弁護人』などで俳優としても高く評価されているZE:Aのイム・シワンが映画初主演を務める。『優しい嘘』、『ワンドゥギ』など、心に傷を抱えた人々を優れた感性で描きあげてきたイ・ハン監督が、実話をモチーフに様々な喜怒哀楽を盛り込み、戦争の悲惨さ、力強く生きる子供たちの姿を丁寧に描き、深い余韻の残る感動作として完成させた。俳優たちの名演と子供たちのピュアな歌声が、明日への希望につながるハーモニーとなって奇跡を呼び起こしていく。

奇跡のピアノ

2本目は、奇跡のピアニストと言われた少女イェウンを追ったドキュメンタリー『奇跡のピアノ』(10月22日(土)より、シネマート新宿ほか全国にて公開)をご紹介。
目が不自由な少女イェウンは、3歳のとき母の口ずさんだ歌をピアノで演奏し始めたことからその才能が見出され、たちまち国中で天才少女ともてはやされる。優れた聴覚と音感を授かった少女イェウン、少女を支える両親、才能を育てようと導く教師たち。ドキュメンタリー監督イム・ソングは、信頼関係で結ばれた人々がみせる喜怒哀楽をありのままに記録する。イェウンが作曲した楽曲はピアノの演奏シーンだけではなく、本作の映画音楽としても使用され、音楽を純粋に愛する少女の幸せな気持ちが我々の心も温かく包み込んでくれる。ナチュラルでありながら愛にあふれた音楽のような深みを本作に加えるナレーションを以前共演したこともある「JYJ」のパク・ユチョンが務めた。

過酷な運命や状況の中にあっても、音楽によって救われ前を向いて生きていこうとする子供たちの姿に、きっと勇気がもらえるはず。劇中で流れる音楽も豊かな感動とともに心に染み入るだろう。
映画『戦場のメロディ』は10月29日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー。

『戦場のメロディ』
朝鮮戦争まっただ中の1952年。家族も戦友も失ったハン・サンヨル少尉(イム・シワン)は、失意のまま最前線から釜山に転属。それで彼を待ち受けていた任務は、両親を亡くした多くの戦争孤児の世話だった。チンピラの悪事に利用されていた孤児たちを集め、サンヨルは得意の音楽を活かし「児童合唱団」を作り歌を教え始める。初めはぎこちなかった歌声にリズムと和音が生まれ、子供たちに笑顔が戻ったころ、戦地への慰問公演が決まる。だが、行き先は死と隣り合わせの最前線だった・・。

監督:イ・ハン 脚本:イ・ウンジュン 製作:キム・ウテク
出演:イム・シワン『弁護人』、コ・アソン『スノーピアサー』、イ・ジュニュク、パク・スヨン、イ・ヒジュン
2015年/韓国映画/124分/シネスコ/カラー/5.1chデジタル /原題:오빠생각/配給:ハーク /
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