『オク氏夫人伝』イム・ジヨン、“理想のキャラクター”
【この記事のポイントは?】
◆新ドラマ『オク氏夫人伝』でイム・ジヨンが一人の女性の人生を描き出す
◆“かねてから時代劇に興味があった”というイム・ジヨンは本作を選択した理由を語った
◆また本作については“一人の女性の熾烈な生存記ドラマ”とし、期待を高めた
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[韓国エンタメニュース]
イム・ジヨンが新しい顔を披露する。
30日に初放送を迎えるJTBC新週末ドラマ『オク氏夫人伝』は、名前も身分も夫も全てが偽物の外知部(朝鮮時代に訴訟を有料で引き受けた訴訟代理人)のオク・テヨン(イム・ジヨン)と彼女を守るために命をかけた芸人チョン・スンフィ(チュ・ヨンウ)の生死をかけた熾烈な詐欺劇を描いた作品。
劇中イム・ジヨンは、逃走中の奴婢クドギから両班家の若奥様として運命を乗り換える偽オク・テヨンを演じる。身分が賤しいと無視をされ、厳しい虐待に耐えながら生きてきたが、ようやく念願の“美しく老いて死ぬことができる人生”を生きる機会を得る。奴婢だったために認められることのなかった多彩な能力を発揮し、偽の人生を生きながら本物以上のものを作り出す女性の人生を描き出す。
「常に時代劇というジャンルに対する好奇心と渇望を持っていた」というイム・ジヨンは「女性キャラクターの成長がメロと時代劇ジャンルの中にうまく溶け込んでいると感じた。そして一人の人物でありながら同時に二人の人物でもあるオク・テヨンという人物を演じる自分の姿も見てみたかった」と『オク氏夫人伝』を選択した理由を明らかにした。
自身が演じる偽オク・テヨンに対しては「身分によって立場と役割が厳しく区別されていた時代を、超越した人物だと思った。最初はオク・テヨンとして生きていくクドギに対する好奇心から始まり、演じれば演じる程、彼女の賢明さと温かさに魅了された。“こうなりたい”と思うキャラクターを演じるのは今回が初めてだと思う」として役柄への愛情を表現した。
奴婢のクドギと偽のオク・テヨンの複雑なエピソードと心情を描き出すのは容易ではないはずだが、イム・ジヨンは「むしろ(クドギと偽オク・テヨンの人生を)区別して考えようとはしなかった。オク・テヨンはクドギであり、テヨンでもある。クドギは奴婢の身分、自分の運命から抜け出そうと努力した人物で、テヨンもまた難しい状況の中で新しい夢を探そうと努力する人物だ。ただ環境と身分が変わっただけだと思っている」と説明した。
またイム・ジヨンは「『オク氏夫人伝』はやむを得ない事情から他人の人生を盗んで生きることになるが、新たな人生の中で自分と自分に人生をプレゼントしてくれた人のために最善を尽くす一人の女性の熾烈な生存記ドラマだ」とし「結局、クドギがテヨンとして生きることで得ようとした目標は主体的に生きる人生ではないかと思う」と伝えた。
一方、『オク氏夫人伝』は、韓国にて11月30日より放送予定。
写真提供:JTBC
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