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2015.10.10 10:00

KNTV『ヨンパリ(原題)』日本初放送! 主演キム・テヒ オフィシャルインタビュー

 

 

写真提供:KNTV

 

――「ヨンパリ(原題)」が11月からKNTVで日本初放送されます。お気持ちはいかがですか?
今回、『ヨンパリ』というドラマでお目にかかることになり、とてもうれしいです。いつも関心を寄せていただいて感謝しています。韓国でたくさん支持された作品ですので、日本の皆さんも好きになってくれたらうれしいです。

――ドラマの紹介をお願いします。
ジャンルでいえば、いろいろとミックスされています。アクション、ロマンス、ヒューマン、そしてコミカルな要素もあり、幅広い魅力があるので、韓国の視聴者は興味深く楽しんでくれていました。日本の視聴者の方々がどう受け入れてくれるはわかりませんが、たぶん、とても新鮮な気持ちで見られると思います。毎回どんでん返しもあって、後半に向かってどんどん目が離せなくなっていくので、ぜひ、初めからゆっくりご覧になってください。

――演じたハン・ヨジンという役柄の紹介をお願いします。
ハンシングループという財閥の令嬢として幼い頃からエリートコースを歩んできた相続者役です。ある陰謀によって植物人間状態になり、3年間寝たきりになります。そのときに感じた、裏切りや挫折感によって復讐心を抱くようになるキャラクターです。

――初シーンで交通事故に遭い、その後ずっと寝たきりの状態だったので、「いつ起きるのか」と視聴者たちも楽しみにしていました。寝たままの状態でいろんなことを考えたりするシーンは、簡単ではなかったと思いますが・・・?
そうですね。体が動かない状態なので、心で感じることを表情や動作では表現できず、ナレーションを使っていました。でも、あるシーンで、ヨジンの心の内を表現する演出として、“黒い部屋”=第三の場所にいる場面が出てきます。その黒い部屋の中では自由に動き、心置きなくヨジンの心情を吐露できたので、演じていても気詰まりせずに済みました。
少しずつ薬に対する耐性が生まれて、周囲の声が聞こえるようになってきてからは、自分をこのような目に遭わせた人たちが面会に来て、横でざわざわと話している中、抵抗することも意義を唱えることもできず、どうしようもない状態で感じた挫折や絶望感、それがどれだけ大きいか。そんなヨジンの心を理解し、感じようと努めました。

――寝ている状態で、頬を叩かれるシーンもありましたが、アクションできない状態で演技を続けるのは大変でしたよね?
そうですね。普通は、ビンタをされた時の痛みと衝撃、または怒りで表情も自然に変わって、感情が湧いてきて演技をするのですが、目をつぶっていなくてはいけないので、反射的に表情が出てしまわないように注意深く演じていました。

――チョ・ヒョンジェさん演じるハン・ドジュンのことを「悪魔」と表現します。彼との関係を教えてください。
義理の兄ですが、幼い頃は実の兄以上にとても仲良く過ごしました。でも、私がハンシングループの後継者として注目されていく中でお兄さんが欲を出し、ヨジンを寝たきりの状態に陥れてしまいます。ヨジンが心から信じて頼っていた家族に裏切られた気持ち、そんな心情で彼を「悪魔」と表現します。悪魔といえば、最大限の憎しみの表現ですよね。ヨジンにとってドジュンは愛憎の対象なんです。

――チュウォンさんとの演技の息はいかがですか?
すごく合いました。チュウォンさんはとても立派な俳優で、相手役に気遣いができる優しい方なので、一緒に演技する中で、たくさん助けてもらいました。私よりも年下ですが学ぶ点も多かったし、年下らしい愛嬌をもあって、楽に演じられました。とても仲良くなりました。

 

 

写真提供:KNTV

 

――ヨジンが目覚めたら、ドラマはどう展開していくのでしょうか?
私が目覚める前までは、テヒョン(チュウォン)のヒューマニストとしての姿や、彼が病気の妹を助けるために仕方なく、お金のために生きるしかない姿、財閥や医師たちの世界、そういったものが見られる楽しみがあるとすれば、私が目覚めてからは、スリル溢れる復讐劇が見どころになります。ヨジンが極限の状態に置かれた末に変身していく姿に共感し、感情移入していただければと思います。新しいタイプのヒロインですが、復讐を口先だけでなく行動で見せる、痛快な姿が見られると思います。

――テヒョンとの関係は、どうなりますか?
恋に落ちますが、生い立ちも、属している環境もまったく違うので、現実の壁にぶつかって、多くの葛藤を繰り広げるのではないでしょうか。ヨジンには復讐という目標があって、テヒョンもそんなヨジンに憐みを抱き、ぶつかり合うこともあります。

――最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
ドラマ『ヨンパリ』でヨジン役を演じたキム・テヒです。斬新なテーマと独特のストーリー、そしてスリリングな展開で、皆さんに楽しんでいただけると思います。私が演じたヨジンにも、どうか愛情をお寄せください。『ヨンパリ』、いっぱい応援して下さいね。ありがとうございました。
 

 

 

©SBS

 

【放送情報】
『ヨンパリ』(原題)KNTVにて11月27日(金)日本初放送スタート
毎週(金)午後10:05~深夜0:35(2話連続)
再放送:毎週(水)午後3:30~4:45

チュウォン&キム・テヒ主演
壮大なスケールで描く、スリリングで切ない、究極のラブストーリー
長い眠りから覚めた財閥令嬢を守るのは2つの顔を持つ天才外科医

出演:チュウォン(『グッド・ドクター』)、キム・テヒ(『チャン・オクチョン』)、チョ・ヒョンジェ(『帝王の娘 スベクヒャン』)、チェ・ジョンアン(『弁護士の資格~改過遷善』)、チョン・ウンイン(『華政』)、キム・ミギョン(『願いを言ってみて』)
脚本:チャン・ヒョクリン(『リセット』)
演出:オ・ジンソク(『モダン・ファーマー』)
2015年(韓国にて放送中)/全18話/SBS/

■あらすじ
ハンシン病院一般外科のキム・テヒョン(チュウォン)は周囲から一目をおかれる敏腕レジデント。しかし、高額な報酬で裏社会の違法診療を請け負う、もうひとつの顔をもっていた。通称“ヨンパリ”。それは病床の妹を救うためだった。ところがある日、現場に落としたメスから警察に目をつけられてしまう。そして、イ科長(チョン・ウンイン)に正体がバレてしまい、12階のVIPフロアでの勤務を命じられる。
そこにはハンシングループの相続者、ハン・ヨジン(キム・テヒ)が眠っている。経営権と遺産を狙うヨジンの異母兄ハン・ドジュン(チョ・ヒョンジェ)によって植物状態に陥らされたのだった……。

■見どころ
同時間帯視聴率トップを独走中!
8月5日にスタートした本作は現在も韓国で好評放送中。初回から11.6%の高視聴率を記録し、同時間帯の視聴率1位を奪取し、その後まもなく20%を突破した。現在も裏番組を押さえて首位を独走している。話題の最新作が早くも日本上陸!

■チュウォン×キム・テヒ初共演
主演をつとめるのは『グッド・ドクター』(13)『のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ』(14)などのチュウォン。人気と実力を兼ね備え、若手を代表する俳優として活躍中だ。正統派の美人女優としておなじみのキム・テヒが相手役をつとめる。ふたりの繰り広げるロマンスの行方に注目!

■登場人物
キム・テヒョン(チュウォン)
ハンシン病院の一般外科レジデント。高額な報酬で裏社会の違法診療を続け、通称“ヨンパリ”(腕の立つ放浪医師)という、もうひとつの顔をもつ。それは病床の妹のため。妹を救うためならどんな危険も冒す。
ハン・ヨジン(キム・テヒ)
ハンシングループ前会長の娘で、後継者。ライバル企業の御曹司と恋に落ち、交通事故で彼を失うと自らも命を絶とうとした。ハンシン病院の12階で3年ものあいだ眠り続けているが、密かに復讐心を抱く……。
ハン・ドジュン(チョ・ヒョンジェ)
ヨジンの異母兄で、ハンシングループの会長。前会長である父の遺言に背いてヨジンを眠らせた。財産と経営権を自分のものにするため、その命を狙っている。
イ・チェヨン(チェ・ジョンアン)
ドジュンの妻。しかし夫への愛情はいっさいなく、いつでも裏切る準備ができている。テヒョンに興味をもち、手を貸す。
イ・ホジュン(チョン・ウンイン)
ハンシン病院のVIPフロアを担当する科長。ドジュンに買収され、ヨジンを幽閉している。テヒョンが警察に追われる“ヨンパリ”と気づき、利用する。
コ社長(チャン・グァン)
グループ系列会社であるハンシン建設の社長。創業当時から会社を支えてきた。表向きは柔和だが、ヨジンを利用しようと画策する。