2022.04.16 17:00

『ベイビー・ブローカー』IU、初のカンヌ国際映画祭出席へ

[韓国エンタメニュース]

是枝裕和監督の初韓国映画演出作であり、ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、IU、イ・ジュヨンのキャスティングで期待を集めている映画『ベイビー・ブローカー』が第75回カンヌ国際映画賞のコンペティション部門に公式招待された。これに対し是枝裕和監督をはじめ俳優たちもコンペティション部門に招待された感想を明かした。

『ベイビー・ブローカー』は、ベビーボックス（赤ちゃんポスト）を巡って関係を結ぶことになった人々の予期せぬ特別な旅程を描いた映画。

まず是枝裕和監督は「違う言語と文化的違いを越えて成し遂げた今回の作業を高く評価されたことで、僕だけでなく作品に参加した全てのスタッフと出演俳優たちが一緒に恩返し出来たようで幸いだと思います」とし「今作で4年ぶりにカンヌ国際映画祭に参加することになりましたが、パンデミックの状況だけでなく、様々な混乱が続いているこの時期に引き続き映画を作り、世間に伝えることが出来る意味について考えられる良い機会だと思いたいです」と感想を伝えた。

ソン・ガンホは『グエムル-漢江の怪物-』をはじめ、『シークレット・サンシャイン』『グッド・バッド・ウィアード』『渇き』『パラサイト半地下の家族』『非常宣言』、そして今年『ベイビー・ブローカー』で7度目のカンヌ国際映画祭招待の栄誉に輝いた。ソン・ガンホは『ベイビー・ブローカー』招待のニュースについて「カンヌ国際映画祭と共にするということは、いつもワクワクして楽しいことです」とし「何よりも是枝裕和監督、そして同僚俳優たちと良いニュースを分かち合えて光栄です」と伝えた。

『新感染半島ファイナル・ステージ』に続き、2度目のカンヌに招待されたカン・ドンウォンは「皆が心を込めて撮影した作品であるだけに、このように嬉しいニュースを聞くことが出来て、とても意味深く感謝しています」とし「カンヌ国際映画祭に続いて公開も控えているので観客と共に出来る瞬間がいつにも増して待ち遠しいです」と伝えた。

ペ・ドゥナは「嬉しくて光栄です」とし「『空気人形』に続き、12年ぶりに是枝裕和監督とご一緒したことだけでも私にとっては特別な映画です」と伝えた。

今作を通じて初のカンヌ国際映画祭に招待されることになったIUは「『ベイビー・ブローカー』を撮影した昨年の春はたくさん学べて感謝していますし、全ての経験が神秘的だった思い出があるのですが今年の春にはカンヌ国際映画祭まで参加することになるなんて、今年の春が昨年の春のように神秘的だと思うのでもう一度ワクワクしています」と語った。

イ・ジュヨンは「昨年の今頃に全国各地で『ベイビー・ブローカー』を撮影していましたが、再び春が訪れると同時にこのような嬉しいニュースを聞くことが出来て感慨深いです」と伝えた。

またカンヌ国際映画祭コンペティション部門招待を記念して公開された海外ポスターは、昼と夜が交差する美しい空を背景に互いの目的を抱いて旅立つブローカーと刑事の姿で疑問を抱かせる。それぞれの事情を持つ人物たちの道路の上の旅程を描いたポスターはベビーボックスをめぐる彼らの物語がもたらす特別な響きを予告し、期待を高める。

一方『ベイビー・ブローカー』は、韓国にて6月公開予定だ。