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2014.06.09 03:59

韓国映画界、本格的な盛需期へ突入…大作・話題作が続々公開へ

韓国の映画界では、6月から“盛需期”が始まると言われている。 盛需期というのは、韓国語でいわゆる“需要が最も多い時期”のことを指し、観客たちが映画館へ最も足繁く運ぶ時期だ。この盛需期を迎え、韓国映画界でも大作・話題作が続々と公開を控えている。
 

<現在公開中>

現在公開中の映画で、特に健闘をしているのがイ・ソンギュン主演の「最後まで行く」。「最後まで行く」は、一瞬の失敗のせいで危機に瀕した刑事コ・ゴンス(イ・ソンギュン)が、自身が犯した事件を隠蔽することから始まる予測不可能なストーリーを描いた犯罪アクション映画で第67回カンヌ映画祭“監督週間”部門に公式招待され高評価を受けた。また「アジョシ」のイ・ジョンボム監督とチャン・ドンゴンとキム・ミニがタッグを組んだアクション映画「泣く男」。また同じアクション映画でありながら強烈なノワール映画でもあるチャ・スンウォン主演「ハイヒール」なども公開中だ。
 

 
<今後の注目作は?>

「皇帝のために」(6月12日公開)

 

パク・ソンウン、イ・ミンギ主演の「皇帝のために」は、金と野望、欲望が溢れる釜山最大のサラ金組織を舞台に、それぞれ違った皇帝を夢見る二人の男の物語を描いた作品。“欲望“を動力に生きるイファン(イ・ミンギ)と実際の自分が重なったというイ・ミンギ。等身大のイ・ミンギ、そして演技派パク・ソンウンの共演は見逃せない。
 

「慶州」(6月12日公開)
 

女優シン・ミナの5年ぶりとなるスクリーン復帰作「慶州」は7年前の過去を探しにきた怪しい男チェヒョン(パク・ヘイル)とカフェの主人パク・ユンヒ(シン・ミナ)の1泊2日を描いた作品。映画「豆満江」で一躍注目を浴びたのチャンリュル監督がシン・ミナとパク・ヘイルの不思議な1泊2日を描く。
 

「神の一手」(7月3日公開)

アクション俳優として戻ってきたチョン・ウソンの強烈なカリスマが印象的な「神の一手」。 犯罪に変わってしまった賭け囲碁のスリル溢れる世界を描いた犯罪アクション映画だ。チョン・ウソンのほかにもイ・ボムス、アン・ソンギら演技派俳優たちが揃っているだけに期待度は高い。
 

「群盗:民乱の時代」(7月23日公開)

カン・ドンウォンが除隊後復帰作で美しき悪役に挑戦する「群盗」。また共演のハ・ジョンウがポスターでスキンヘッド姿を公開するなど公開前から話題を集めている本作品。 両班と貪官汚吏たちの搾取が激しさを極めていたを朝鮮時代の哲宗10年、百姓の味方に立とうとしていた盗賊たちの活躍を描く。