[韓国ドラマ]オク・テギョン×キム・ヘユン主演『御史とジョイ』
思いがけず御史になってしまった見かけ倒しの美食家の坊ちゃんと、幸せを求めて突き進む朝鮮時代の奇別夫人(離婚女性)の明朗コミックカップル捜査ショー。
原題:어사와조이(オサワジョイ)
放送開始日:2021年11月8日
放送局:tvN
放送時間:月火 22:30
主なキャスト:オク・テギョン、キム・ヘユン、イ・ジェギュン
公式URL:http://program.tving.com/tvn/inspectorjoy
★あらすじ★
仕事は後回し、食にだけ本気な従六品の公務員ラ・イオン(オク・テギョン)。
京畿道へ暗行に向かった御史が衝撃的な姿で復帰したその日の夜、イオンは思いがけず暗行御史に任命される。こうなったからには、おいしいごはん屋を巡りながら戻ろうと思っていたのに、チャグリ(チゲの一種)を食べるために立ち寄った村で怪しい事件が起こる。
一方で、戦争のような結婚生活に終止符を打つため訴訟中のキム・ジョイ(キム・ヘユン)は自己主張の激しい姑・パッスンの反撃を受け、敗訴の危機に陥ってしまう。ただでさえ心穏やかではないジョイの前に、両班のふりをした見知らぬ物乞いまで登場するのだが…。
★キャラクター紹介★
ラ・イオン(オク・テギョン)
気づけば暗行御史!恰幅だけは良いが少し抜けているお坊ちゃん。
科挙を首席で合格し、最年少で弘文館の副修撰となった。暗行御史という修飾語が必要ないほど秀麗な美貌の持ち主。圧倒的に気だるい目つきはおまけだ。
羅州ラ氏の5代目の一人息子、イオン。
一度に“二言(イオン)”言わない人になるようにと、祖母が名付けてくださった名前のせいなのか、親族の大人たちの言葉に“二言”言うことなく従い、書堂なり成均館なり通いはしたが、実はイオンの願いはただ小さな饅頭店でも開いて商売をしながら暮らすことだった。
しかしよりにもよって頭が良くて。科挙にまで合格してしまって。
登科するなり、朝鮮最高のエリートコースである弘文館の副修撰へとたちまち抜擢され、さらには王の密命を受けて御史の任務まで遂行することになったじゃないか!
これは全て大きな出世の兆しなのだから、実に家門の栄光の至りではないかって?
いや、違う。
昼食の時間を死守し、定時退勤を厳守する、マナーレベル最高の従六品の公務員の人生。
自分の業務さえ終われば素早く立ち上がって帰宅し、一日の残りの時間を饅頭でも作って食べながら部屋の床をゴロゴロと転がり回っていた平和だった日常へと戻るために、適当に早く視察を終えてしまって、地方のおいしいごはん屋を巡ることを夢見ていたその瞬間!
ドタンバタン。何かが足に引っかかって倒れてしまう。
何をするんだ。何だって?!君を連れて行かなければならないなんて、いったい何ておかしなことを言うんだ。
何で私が君と婚姻を?!ちょっと待て。離婚した女性を拾うだなんて。ましてや私はまだ若く可愛い独身だというのに。
王命なんて滅びてしまえ!!!!!風習なんてくそくらえ!!!
いや・・・しかし、突然災難に見舞われたのは私の方なのに、今、私が気に入らないと言ったか?誰が誰を非難しているんだよ?!
キム・ジョイ(キム・ヘユン)
幸せを探し求め突き進む朝鮮時代の奇別夫人(離婚女性)
生きていたら、離婚することだってある。今が17世紀でもなく、ここが儒教の聖地である朝鮮でなかったらの話だ。
賭博中毒のマザコンと3年前に結婚し、毎日薄氷と活火山を行き来する戦争のような日々の末、”素敵な人生経験”をしたと思うことにして、離婚をするのはどう…?そう温厚に提案してみたが、すぐに断られてしまう。
それだけではない。
“前代未聞のあくどい嫁”、”規律も知らない生意気な女”と言い放ち怒り心頭の姑が離婚訴訟にまで口を挟んでくる。悪態をつき人身攻撃を辞さないため、ジョイはこの村で一番の”生意気なおてんば娘”という大層な名声まで手に入れてしまう。
評判なんてものは歌の掛け声みたいなもの。評判がご飯を食べさせてくれるのか?そう、ジョイは時代の先を行く現実主義者だった。
どうせ女性という立場では職に就くなんて夢のまた夢。そんな不快極まりない時代で富貴栄華を極めようだなんて、そんな気持ちは毛頭ない。
ジョイは夫や過激な夫の家族と美しく別れることは到底無理だと気づき、退屈で汚らわしい離婚訴訟を壮大に終わらせようとしている。
それなのに…なのにちょっと待って。御史出動ですって?!
いや、この出来損ないの御史はどうして人の離婚訴訟に乱入してきて、私の大切な訴訟を台無しにして騒いでるの?!一体全体、前世では深く憎み合う程の仇だったのか?!
やっと地獄から抜け出したのに!これから第二の人生を始められると思っていたのに!全部が間違ってた。間違えてしまった。
ところが、彼女のバラ色の計画が崩れ落ちてしまいそうだったその瞬間、ジョイのストーリーが始まる。
パク・テソ(イ・ジェギュン)
両班の庶子出身で結成された盗賊団「川辺四友」の首魁
領議政パク・スンの庶子で、庶子であるがために差別されて生きることに不満を抱き、同じ名門の庶子3名と昭陽(ソヤン)村を拠点に暮らしている。
卑しい身分だとしても、この命を捧げ国と苦楽を共にしたかっただけなのに、朝鮮は庶子であるテソに愛国心を抱くことさえも許してくれなかった。
だからより一層、父であるパク・スンの指示であれば何でもしてきた。たとえ強盗や殺人だったとしても…。それが息子として認めてもらえる唯一の道ならパク・テソは従うしかなかった。
それなのに、たった一度の失敗でパク・スンはパク・テソを容赦なく捨てた。捨てられてからテソは悟った。自分を一度も息子として認めていなかったのだと。
そして、テソはやり方を変えることにした。最後に残った防御線まで崩れた今、守備はやめて攻撃をすることに。
分かりやすく例えるなら…朝鮮が捨てた凧が分離回収で取り戻した銀で武器を闇取引し、世の中を征服する。そんな攻撃をするということだ。
どうしてそんな顔で俺を見るんだ?まさか、俺が本当にそんなことを…やってしまいそうで?
【編集部のコメント】
2024年6月6日より遂にNetflixでの配信がスタートです!
『ヴィンチェンツォ』で最高のヴィラン、チャン・ハンソク役を演じ、その怪演で話題となったテギョン主演の本作!
強烈なキャラクターが記憶に新しいですが、今回は少し抜けた美食家のお坊ちゃん役ということで、コミカルな演技を見せており、改めて演技の幅の広さに感嘆してしまうほど…!
そして『偶然見つけたハル』で主演を務め、一躍話題の女優の仲間入りをしたキム・へユンが幸せを探し求め突き進む現実主義者・ジョイ役を演じています^^
全てが正反対で出会うはずのない2人が出会い、繰り広げるコミカルなストーリーに要注目です♪
(文:KOARI編集部)
(写真出処:ドラマ『御史とジョイ』韓国公式サイト)
(最終更新日:2024/05/20 内容追加)