Yumiの徒然(つれづれ)コラム Vol.4~ひと夏の不思議な体験?!編~
暦の上ではもう秋。皆さんは今年、どんな夏を過ごされましたか?
私にとっては忘れられないと夏になりました。
前々から挑戦したいと思っていた演技、しかも舞台出演の夢が実現したのです。
7/20〜23まで上演された「百年書店へようこそ〜ルパンvsホームズ〜世紀の闘い」の常盤悠季 役で舞台出演を果たしました。
このコラム読者の方々も、たくさん観に来てくださいましたね!
まずは、観に来てくださった方々、応援してくださった方々、心から、ありがとうございました!
実は15年ほど前、芝居がしたくて色々と探し、演技のワークショップに通ったりしていたんです。でもなかなか続かず、舞台出演のご縁もなく。
その頃、本業であるMCのお仕事が忙しくなってきたこともあり、いつしか演技のことは忘れていました。
一昨年には、ある舞台関係の人たちとご縁が出来、出演の話もあったのですが、色々あって納得せずお断りすることに。
あぁ…、私は芝居とはご縁がないのかも。舞台で芝居をしたいという夢は諦めるべきなのかなぁ…と思っていたのです。
ですが、今年ひょんなことから、10年来お仕事でお世話になっている方から、
「Yumiさん、舞台とか興味ある?朗読劇を考えているんだけど」とオファーが。
舞台、しかも朗読劇!願ってもないご提案に「興味あります!というか、やります!」
と即答(笑)。
初めにお話を聞いたときは朗読劇、その後はストーリーテラー、と少しずつ舞台の形態や役柄が変わっていき、遂には、ストーリーテラーであり、物語の鍵を握るキーパーソン的な役に。
頂いた台本を読んだときは、あまりの長ゼリフの多さと、クライマックスの重要なシーンに、「うそでしょ…私が、これやるの?」と思わず口に出していました。
ストーリーテラーとして物語を説明するのはMCとよく似ているから大丈夫かな?と思ったのもつかの間、そう、芝居だから、もちろん全て覚えなければならないのです。う、うそだーー!!これ、全部?!
さらに演技ほぼ初めての私が、”実は皆には見えない名作家エドガー・アラン・ポーの亡霊的存在”という何とも難しい役どころ。
ム、ムリ〜〜〜!!
と叫んでいました。
しかし、
やるしかないのです。
決まったのです。
台本の最初のページをめくると”常盤悠季 役:Yumi”と書いてあり、チケットのYumi先行予約もすでに始まり、どんどんチケット予約が進んでいく…。
私はもう、後戻りが出来ないのです…。
そこからは、慣れない、というか生まれて初めての“稽古場に通う日々“が始まりました。
稽古場では毎日、若くて元気いっぱいの共演者の俳優さんたちが一生懸命歌ったり踊ったり、アクションを練習したり。
そこにどのように身を置いたらいいかさえわからない、最年長・演技超初心者の私。
だからこそ必死でした。考える余裕などありませんでした。
アクションやダンスは無いけれど、私もスニーカーに履き替え、ジャージに着替え、ストレッチをし、発声練習をし、とにかく毎日稽古場に向かい、みんなに溶け込みました。みんなの演技を食い入るように観察し、分からないことはどんどん聞きました。
“Yumiさん、ちゃんと出来てるよ。そのままで良いよ”という演出家さんに、“それでも何か指導してください!”と詰め寄りウザがられたり(笑)。
踊ったりアクションをする俳優さんらの横で必死で台本を覚え、また彼らのダンスやアクションを確認・復習用に動画で撮影しグループラインで送ってあげたり。
皆と絡みはないけれど、とにかく役に立ちたい、足を引っ張りたくない、良い舞台を作りたい!その一心でした。
本稽古スタートが7月1日。舞台初日は7月20日。
1ヶ月もないという、ありえないスケジュール。
だからこそなおさら必死でした。どこに行くにも台本を持ち歩き、他のMCの本番が入って稽古を休んでしまった日は楽屋で台本に目を通し、寝ても覚めてもセリフを呟き、セリフを言う自分の寝言の声で起きることもしばしば。
でもそれは私だけではなく、みんな同じように、それぞれが戦っていたのです。
役者は仲間もいるけど、何とも孤独な稼業なのか…。と、役者さんに対する見方が変わりました。
でも、不思議でした。
そんななか、不安や焦りは、全くなかったのです。
私は、みんなは、できる!という、根拠のない自信しかなかったのです。
時間は過去から未来へと流れて行くのが常識です。
でもこのとき私はなぜか、時間は未来から現在へ流れているのでは?それでもいいのでは?
という思いが湧いて来ました。
未来の自分が今の自分を眺めているような、不思議な気分になったのです。
未来の私は、立派に舞台をやり遂げ、達成感に満ち、感謝の気持ちでいっぱいなのです。
それが、はっきりとわかったのです。
だからどんなに日にちが迫っていても 、安心していました。
もちろん舞台初日の本番直前は、心臓が口から飛び出て来てしまうんじゃないかってくらい、頭が真っ白になって倒れそうになるくらい、緊張しました。舞台セットの後ろで出番を待っている私の姿をもし誰かが見ていたら、心配されてしまうくらい挙動不審だったはず!(笑)
でも未来の私は、キラキラ輝いていて、誇らしい笑顔なのです。
ちょっと不思議で怪しいお話って思われましたか?
無理もありません。私自信も驚いた初めての感覚だったから。
これは、舞台を終えて1ヶ月近く経とうとしている今の私が振り返る、ひと夏の不思議な体験です。
私はこれから、どんなにツライ事や大変な事に直面しても、
それを乗り越えて輝く笑顔になった未来の自分を思えば大丈夫!
という一つの生きる羅針盤を得ました。
私を信じてオファーしてくれたカンパニーの社長さん、演出家さん、スタッフの方々、共演者のみんな、そして観に来てくださった皆さん、応援してくださった皆さん、これを読んでる全ての皆さんに、輝く未来が、きっとありますように…❤
また、今回の舞台で共演したインジュンくんの新しい舞台が決定!!
ぜひ皆さん応援してくださいね~!!!!
舞台「僕の兄貴はテディ・ベア」
2019年9月3日(火)~9月8日(日)
中野テアトルBONBON
詳細はこちら→https://ticket.rakuten.co.jp/features/bokuteddy/index.html/
★YumiさんInstagram
https://www.instagram.com/yumi.lee.125760/
Yumiさんが“韓方の女神”と呼ぶ韓方博士キム・ソヒョン先生の著書
「おしり温活美人~1日10分、めぐりをよくして不調を改善~」日本語翻訳版
Yumiさんもスペシャルサポーターとしてご参加頂いています♥
「初対面でも盛り上がる! Yumi式会話力で愛される29のルール」はコチラ
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