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2017.10.05 07:00

イ・ミンギ主演 「この恋は初めてだから」

 
[韓国エンタメコラム]
 
 
KOARI Drama Pick Up
 
 
「この恋は初めてだから / 이번 생은 처음이라」

この人生は初めてだから
 
 
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ハウスプアとホームレスが出会った!
 
現在の韓国の最も大きな災難は“住宅価格”だ。
ソウルの平均価格は5億ウォン。サラリーマンが一生働いても家一つも買えないような時代。
若者たちは“家”のせいで人生の航路を決めるしかなくなる。
社会生活を10年経験しても両親と一緒に住むカンガルー族達と、
住居不安により結婚どころか人間関係までもあきらめるN放世代が現在の若者だ。
 
“韓国では嫁はいなくとも家だけはなければならない”と思っている理系の男と、
“犬みたいに働いたところで家も買えないならそのお金で酒でも飲もう”と思っている文系の女がいる。
男は家のせいで30年ものローンを返さなければならないハウスプア。
女は2年ごとに家を引っ越さなければならない人生を生きる。
男は使っていない部屋がもったいないから誰かに貸したいと思っており、
女は手持ちのお金ですぐにでも住む家が必要。
だから二人はお互いの必要性により結婚という制度を利用することになる。
 
昔のように愛し合って“結婚”することは金持ちがするイベントだ、というのが
最近の若者たちの考え方だ。
ただ平凡に生きるために、僕たちは何だってやらなければならない。
 
このドラマでは自由に非婚のまま生きるため、
それぞれの人生のために結婚を利用する二人の男女を通じて今の時代の結婚が持つ意味を問い、
また真の若者たちの悩みと家族の意味を振り返ってみようと思う。
 
…のだが…果たして可能だろうか?
どうだろう…僕らもこの人生は初めてだから…
まず、一生懸命やってみようと思う。
 

***
 

「この恋は初めてだから」
放送開始:2017年10月9日(月)~
tvN 月火午後9時30分~
公式HP:http://program.tving.com/tvn/tvnfirstlife
 

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ナム・セヒ (イ・ミンギ) / 38歳  アプリ“結婚じゃなくて恋愛” トップデザイナー
 
イ・ミンギ
“この人生に耐えられるのは家と猫のおかげ”
 
首都圏で生まれ育った80年生まれ。
学生時代はデザインを専攻し、現在はIT業界で働く30代の男。
はたから見ればどこにでもいそうな一般的なサラリーマン。
“どうせ人間は決してお互いを満足させることはできない。それならば迷惑を掛け合わないことが一番だ”という考えの持ち主。
 
お金にも他人にも興味のなかったセヒにとって、アプリの開発という仕事は天職だ。
人間の世界とは違って合理的で正直。自分がやった分だけ結果が表れる世界。
それこそが、デザイナー専攻でありながらもアプリ開発の道へと進んだ理由だ。
僕と猫、そしてパソコンが共存する空間を用意してくれる場所、“家”。それが唯一セヒが望んでいるものだった。
会社で安定した給料をもらい始めた途端に、ローンを組んで家を買った。
 
思いもよらず、職業・学歴・家などなど、結婚の条件すべてを持つことになったセヒ。
しかし、独身を死守している。だが問題はいつの日からか恋愛すらしない生活が続いていること。38歳という年齢は、恋愛がいずれ結婚を意味するものになっていた…
 
人生は平々凡々に過ぎていくもの。今のように会社に行って帰ってきて、一人でビールを飲みながらサッカーを見て猫と一緒に眠る人生…。そうやって家の中で平和に一人で生きていくこと。それがセヒの目標だ。
そんな彼の人生に、平凡なようで非凡な女、ジホがやってきた。
これは何だ…平和だった僕の人生が途端に大変になっていくような予感が…
 

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ユン・ジホ (チョン・ソミン) / 30歳、 ドラマ脚本家アシスタント

チョン・ソミン
“カタツムリがうらやましい。あの子たちは家から追い出されることがないから”
 
慶尚南道の南海で生まれ育った88年生まれ。
勉強はできた。文系1位の座を守り続けてきた優等生で、文学好きだったので当然文系の大学へと進学した。“女は教育大学に行け”と言う父に隠れて願書を書いてソウルに逃げるように上京してきた。一度も両親に反抗したことのなかった純粋な長女の彼女から“変わり者気質”が姿を現し始めたのがその時だった。
 
国内最高の名門大学であるS大学の同級生たちは大企業やロースクール、大学院を選ぶ中、ジホは一人ドラマの脚本アシスタントという職業を選んだ。脚本家のアシスタントとして安月給ながらも、私生活には不安はなかった。書くということが私の幸せそのものだったからだ。今日が楽しくなければ明日も楽しくない。それがジホのモットーだ。
 
脚本家という夢のために忙しく生きてきたおかげか、一度も異性と付き合ったことがない。恋愛や結婚は私とは無縁なものだと思いながら生きてきた。私とは縁のないものには欲張りにならない。それが誠実なジホの美徳だった。
しかし、いざ30歳。脚本家デビューのチャンスを逃し、ジホのメンタルもそろそろ弱ってきた。いくら一生懸命頑張っても、夢を叶えるどころか自分ひとりが住むスペースもない30代なんて…
 
幸運にも親友ホランの彼氏ウォンソクの紹介で、条件に合った家賃の家に住むことになったジホ。しかし、一度も顔を見たことのない家主“猫を飼っている優しい80年生まれのセヒ”が女じゃなくて男ですって?!
 
この男、知れば知るほど難しい。一緒にビールを飲みながら和気あいあいとサッカーと見たかと思えば、部屋に戻る時はきちんとカギをかける。この男、いったい何?猫よりもあんたの方が猫みたい!
 

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ウ・スジ (イ・ソム) / 30歳、大企業の代理→下着メーカーの代表
 
イ・ソム
初めて彼女に会った者は三度驚く。
一度目はガラガラ声とは正反対の“スジ”という名前に、
二度目はサンダル姿でスンデクッを食べてから乗り込むハーレーダビッドソンに、
三度目はまるでおじさんのように日焼け止めを3秒だけ塗って化粧もしないこの女が下着メーカーのCEOだという事実に。
 
南海の村で中学校に通い、地元の高校に進学しジホとホランに出会う。入学と同時にジホを差し置いて全校で1位となる。しかし、村の優等生がレッドにブラックのレースをあしらったブラジャーを付けるなんて…
担任から注意を受けるや否やスジはこう言う。「見せようとして着ているのではありません。私が見るためにこうやって着ているんです。こうやって付けているとすごく気分がいいので」
 
生まれた時から父はいない。しかし、父のいない寂しさなど感じることのない強い女系家族で育った。だからか、男のことを良いブラジャーの一つ程度に考える。ステキな下着があれば買うように、男も気楽で面白いものがあればその時々にGETする。そんなスジの前にマ・サングが現れる。
 

 
マ・サング (パク・ビョンウン) / 38歳、アプリ“結婚じゃなくて恋愛”CEO

パク・ビョンウン
法学部生ばかりのS大で、おしゃべりのホセ男(威張る男)サングは当然目立つ存在だった。
入学と同時に期待を集め、学科の代表、そして総学生会長まで務めた。そして2002年には自身のロールモデルを見つける。
韓国中が熱狂していた男、サッカー選手のキム・ナムイルだ。彼が残した語録のおかげだ。
フランスとのワールドカップ評価戦でフランスのサッカー王ジダンがキム・ナムイルのタックルにより負傷する。そのニュースを受け、記者たちはナムイルにジダンの価値がどれほど下がったのか知っているのか、心配じゃないのか、という質問を投げかける。するとキム・ナムイルはこう答えた。
「僕の年俸から差し引いてくださいと伝えてください」
そうだ、これこそが男だ!優れた頭脳と生まれ持った適応能力は、彼を韓国社会が最も好むマッチョ型のリーダーに作り上げた。
 
卒業後はIT業界の経営管理職として働き始めるが、なんだかしっくりこなかった。自分で起業しようと心に決め、セヒを紹介される。セヒと手を組んで出会い系アプリをスタートさせ成功した。
その後、アプリの発表イベントでたくさんの起業家と会う中で、スジと出会う。
「あ、、僕たちどこかで会ったことありませんか?いや…かなり前に…会ったことあるはずなんですが…」
自身がスジに全く覚えられていない男だという事実を受け入れられずにいたのだが…
 
 

ヤン・ホラン (キム・ガウン) / 30歳、レストランマネージャー

キム・ガウン
20代は可愛くて愛らしい外見で誰からも好かれるタイプだったが、ホランの目標ははっきりとしていた。
“自力で成功した男”と結婚して“専業主婦”になること。
“金持ちはダメ。両親から受け取った財産にはややこしい姑や舅がくっついてくるから”
そう語る彼女は当時わずか18歳だった。
 
勉強には興味がなかったが、ステキな男性と出会うためには無条件にソウルへ行かなければならないと思っていた。そうやって夢を描いてソウルの大学に入学するものの、自分の大学よりもジホやスジが通うS大により足繁く通った。
 
そんな中、偶然ウォンソクと出会うことになり彼氏になった。決めた。彼が私に見せてくれる花道に期待して彼氏にしたのであり、母の教え通りに愛らしい彼女として最善を尽くした。
勉強しか知らなかった理系の男を扱うのは、ホランにとって面白いゲームのようだった。
そうやって誰も知らなったウォンソクを大切に磨き、宝石にする計画を立てて7年。
ホランの年齢もいつの間にか30歳。計画上は私のウォンソクがそろそろダイヤモンドになる頃…
しかし…もしかしてウォンソクは一生原石のままなのかもしれない…という恐ろしい仮定が脳裏をよぎる…
 

 
シム・ウォンソク (キム・ミンソク) / 28歳、アプリ“結婚じゃなくて恋愛”CTO
 
キム・ミンソク
天才の反対語がバカではないということを立証した天才型のバカ。
ある時暇つぶしに作ったWebサイトのおかげでS大のスティーブ・ジョブズと呼ばれその名が知れ渡った。
そうやってプログラミングしか知らなかった典型的な理系男の前に一人の女性が現れる。それがホランだ。
 
キレイな女性が現れるとバグったように頭脳の動きがすべて止まってしまうウォンソク。
そんなウォンソクを見てホランが聞く。「このサイト、どうやって作ったの?」
皆が「なぜ作ったのか?」と聞く中で、どうやって作ったのかを聞く女性が現れた!
その瞬間、ウォンソクはホランに恋に落ちてしまう。
 
しかし、バカ型天才とお姫様の出会いは、初めから順調ではなかった。S大構内の芝生にシートを敷いて寝転がってデートを楽しんでいたウォンソクとホラン。遠くから見ればとってもステキな青春カップルだが…
近づいてみると地球人と宇宙人の会話だろうかと思うほど。だからホランは決断した。私がこの男の運命を改造してしまおう!と。
そうやってプログラミング界の言語だけで生きてきたウォンソクは、ホランと出会って人間味あふれる理系の男になった。残る目標はあと一つ!成功してホランをCEOの妻にしてあげることだ!
 

 


 
イ・ミンギ、5年ぶりのドラマ復帰作「この恋は初めてだから」!
ここ数年はスクリーンでの活躍が目立っていた彼ですが、兵役服務後の復帰作として選んだのは本作でした。
相手役には映画「二十歳」やドラマ「お父さんが変」などでの好演が話題を呼んだチョン・ソミン。また、彼ら二人を取り巻く友人・同僚たちを演じるメンツもアツい!
 
映画を中心に活躍してきたモデル出身の女優イ・ソムに、スクリーンとお茶の間を自由自在に行き来する演技派俳優パク・ビョンウン

そして、ドラマテバクや「まためぐり会えた世界」など数多くの作品に出演し、若手実力派女優として活躍が目立つキム・ガウン、そして「太陽の末裔」や「ドクターズ」、「被告人」など続々とヒット作品に出演し昨年の百想芸術大賞で新人男優賞を受賞したキム・ミンソク!
 

注目していた俳優さんたちが集結!ということで、個人的にもとっても楽しみな作品です。
 

この人生は初めてなので

 
また、本作のテーマとして“現代の若者が抱える住宅・恋愛・結婚にまつわる現実的な問題”というのがあります。
 
韓国には“3放”という言葉があるのですが、これは

最近の厳しい社会情勢に悲観した若者たちが、“恋愛・結婚・出産”の3つを放棄するという意味。そしてこの3つに家・人間関係を加えた“5放”、極めつけはこの5つに夢・希望、そしてすべての人生の価値を放棄する“N放”という言葉まで誕生しました。

一生懸命勉強したところで大企業に就職できるのはごく一部。30代になっても自分の人生に満足いく結果を得ることができず、夢も希望もすべてなくしてしまう20~30代の若者はいつしか“N放世代”と呼ばれるようになりました。
 
このドラマに登場するキャラクターたちはまさにそんなN放世代ど真ん中の若者たち。
悲観だらけの彼らが、果たしてもがきあがく中で自分たちの幸せを見つけることができるのでしょうか??
 

国こそは違えど、私たち日本人も共感できるようなシチュエーションや会話が多く登場するのではないでしょうか??
今からとっても楽しみなのでした♪♪

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