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2016.08.09 10:27

KOARIスタッフの勝手にレビュー~コン・ユ主演映画「釜山行き」編~

アンニョンハセヨ、コムドリです。

暑いです…すごく暑いです。
今年の韓国の夏はモーレツに暑くて、野外で遊ぶよりもクーラーが効いている涼しい場所で過ごしたくなります。
涼しくて且つお手軽に楽しめる所、といえば映画館ですよね。

前置きが長くなりましたが、毎回KOARIスタッフが見た映画やドラマなどについて超個人的な感想を書く「KOARIスタッフの勝手にレビュー!」。
第1回の「グローリーデー」編と第2回の「キム・ソンダル」編に続き、第3回目は今年最初の1000万人観客動員を記録した大ヒット映画!

映画「釜山行き」

*あらすじ*
ファンドマネージャーのソクウ(コン・ユ)は冷徹な性格で家庭も顧みず仕事に没頭する日々だが、釜山に住む母に会いたがっている娘のスアンの為に一緒に釜山行きのKTXに乗り込む。
ソクウ達がKTXに乗る為に早朝にソウル駅に向かっていた時、ソウル市内では噛まれることでゾンビ化するという正体不明のウィルスが恐ろしい速度で広まっていた。
そして、ウィルスに感染したゾンビに噛まれた少女がこの釜山行きのKTXに乗り込んだことで、乗客が次々にゾンビとなり、車内はパニックに。
「大田駅で乗客を保護する」という政府からの連絡が通達されるが、ゾンビウィルスは全国に広まり始めていた。
まだ感染になっていないという釜山に乗客達は無事到着することができるのか…?

「釜山行き」予告編(字幕付)

第69回カンヌ国際映画祭で上映され話題となったこの映画(カンヌでの公開タイトルは「TRAIN TO BUSAN」)。
韓国映画では初となるゾンビ映画ということだったので「うーむ…韓国のゾンビ映画なんて期待は出来なさそうだな」と思いつつも「でも大好きなコン・ユ様は見たいから」という、映画ファンからしたら怒られそうな理由から観て来ました。

いやー、面白かったです!

ウィルスに感染してゾンビとなってしまった人に噛まれるとその人もゾンビになってしまい、そのゾンビになった人から噛みつかれた人もまたゾンビになり…というねずみ講(?)のような状況が繰り広げられるので、あっという間に釜山行きのKTX車内はホントにすごいことになりました…。
「来るぞ来るぞ…」とわかってながらもゾンビに豹変した人が襲って来ると「ぎゃーっ」と叫びながら抱えているポップコーンの箱を投げ飛ばしそうになる位に驚かされるシーンの連続でした。

また、いくらストーリーがよく出来ていても、そのゾンビがリアルじゃなければ怖さも減少するのでしょうが、韓国製ゾンビがこれまたなかなかの出来栄え(?)なんです。
ゾンビに噛まれてしまった人がゾンビに変化していく様子、完全にゾンビになった後の動きがリアルで、映画の中の人物がホントにゾンビになってしまったのではと錯覚に陥るほどです。
(もちろん本物のゾンビを見たことなんかありませんがね…)

「韓国のゾンビ映画なんて…」とか言ってしまってすみませぬ…。

あっちもこっちも気持ち悪いゾンビ集団、ゾンビに噛みつかれたりゾンビを殴り飛ばしたりで流血シーン続出、とかなりグロテスクな映像が多いのですが

 そんな中で癒されるのがやっぱりステキなコン・ユ様♡ 

シンプルなスーツ姿がなんともステキ(途中からはジャケットを脱いで白いワイシャツ姿になるのですがこれまたステキ)で、物語自体はかなり緊迫した状況であるにもかかわらずシリアスな表情のコン・ユにトキメくという不謹慎な事態に陥ります。(←私がね)

さ・ら・に!

今回の映画でコン・ユ以上に私のハートをときめかせた人物がいたのです!!

誰かと言うと…

マ・ドンソク!!

この映画を観ずに「え、この人がステキって?」とか言わないでください!
映画観ればわかります(笑)。

あ、ちなみにこんな怖そうな見かけですけど悪役じゃないですよ?
腕っぷしは強いけど妻のソンギョン(チョン・ユミ)の尻に敷かれっぱなしの愛妻家サンファというキャラクターなんですが、ゾンビだらけの絶望的ともいえる状況の中でもう心強いのなんのって!
この映画のヒーローはコン・ユじゃなくマ・ドンソクだと言っても過言ではありません。
ワラワラと集まって来るゾンビ達を素手でやっつけてしまう姿にポッ、自分の命さえも危うい状況の中で周囲の人達を助けようとする優しさにポッポッ。

「釜山行き」を観てからすっかりマ・ドンソクファンになり、ネットで検索してみたところ彼の愛称は

マブリー (マ・ドンソクの“マ”+”ラブリー”の合成語)

だったり

マヨミ(”マ”+「カワイイ」という意味の”キヨミ”の合成語)

だったり。

どこがかって言うと…


 “猫ちゃん、こんにちは。僕と遊ぼうよ~~なんて可愛いんだ” 
(出処:マ・ドンソク ツイッター)

コワモテのルックスにラブリーなキャラクター!!!
あぁ、このギャップたまりません!

え?まだ理解できないって??
「釜山行き」観てください…私が騒いでいる意味がわかりますってば!!

そういや、こういうパニック系映画に欠かせない存在といえば、状況を更に悪化させるトラブルメーカー的なキャラクター。
実際に映画を観るまでは妊婦として登場するチョン・ユミがそれ的な存在になるのかな?と予想していたのですが、チョン・ユミは身重ながらも勇気と思いやりを持ったナイスなキャラクターでした。

じゃあ誰がトラブルメーカーかというと…。

乗客の中のこのオッサンがもう自己チュ―で悪いのなんのって。
顔からしてホントに悪そうでしょー?

どうでもいいことですが、このトラブルメーカーキャラを演じていた俳優キム・ウィソン氏って「W」でハン・ヒョジュ演じるオ・ヨンジュの父で人気漫画家のオ・ソンム役を演じているんですよね。
雰囲気が違うので最初気づきませんでした。


↑「W」のオ・ソンムVer.のキム・ウィソン氏。

あ、話が脱線してしまいましたが、この映画は単純に怖いだけのホラー映画ではありません!
ヒューマニズムが描かれている部分もあって…

結構、泣けます…TT

ゾンビにビビりまくる合間に、私、3回は号泣しました。
(お陰で映画館を出た後に鏡に映った自分の顔を見てゾンビかと思いましたが…)

映画公開当時、ネット上でのスポイラー(ネタバレ)関連の書き込みが多くて問題になっていましたが、このヒューマニズム部分に関しては若干ネタバレに関わって来てしまうのでこれ以上語るのはやめておきましょう!
私も映画を観るまではスポイラーに引っかからないようにして観たので結構驚いたのですが、もしも「既に結末を知っちゃった」という人でも十分に楽しめると思います。

そんな私の勝手にレビュー評価はこちら!

ゾンビのリアル度         ★★★★☆
コン・ユに癒される度       ★★★☆☆
マ・ドンソクに胸キュン度     ★★★★★
ホラーが苦手な人へのおススメ度  ★☆☆☆☆
ヒューマニズムに泣けちゃう度   ★★★★☆
総合               ★★★★★

ハリウッドのゾンビ系よりも個人的にはこっちの方が怖く感じました。
映画を観終わり、帰り道でその理由を考えてみたんですが、多分物語の舞台が自分が住んでいる国だからっていうのがあるんでしょうね。

遥か遠い国であるアメリカでゾンビが大繁殖したって言っても若干リアルに感じないんですが「釜山行き」の場合は、何度も利用したことがあるKTX車内で起こるゾンビパニックっていうのがなんだか現実味があるので「自分が乗ったKTXがゾンビだらけになったらどうしよう…」と想像することで妙にリアルな恐怖感を感じるのだと思いました。
KTXに馴染みのない日本の皆さんは“東京発-博多行き”の新幹線の中でゾンビが発生したと想像してみてください! (笑)

日本での公開はまだ未定のようですが「ホラーは絶対に無理!」という人でなければ是非観ていただきたい映画です!

ということで勝手にレビュー、本日はこのあたりで…。

第4回にもご期待くださいね~♪


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