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2016.05.04 11:29

「テバク」歴史上の人物をチェックしてみよう!~英祖編~

アンニョンハセヨ、コムドリです。

勝手にシリーズ化してるこのテーマ、前回はテギルと延礽君(ヨニングン)の母である淑嬪崔氏(スクピンチェシ)について取り上げてみましたが、今回は淑嬪崔氏の息子である延礽君であり第21代王の英祖(ヨンジョ)についてチェックしてみたいと思います。
 


  

王に即位するまでは延礽君という名前で呼ばれていた朝鮮第21代王の英祖は、52年間という朝鮮王の中で最も長い在位期間を誇ります。
下女出身である淑嬪崔氏が母ということで差別を受け、コンプレックスを持っていたと伝えられていますが、その分どの王よりも国民の為の政治をおこない、歴代の王の中で数少ない聖君として今日まで評価されている人物です。

 


 

テバク」で登場する英祖(延礽君)は、王になれない運命を持った王子というキャラクター。
それゆえに反抗的な態度や悲し気な表情を見せることが多いですが、その一方で王の血を受け継ぐ王子としてのカリスマも光る人物をヨ・ジングがうまく表現し、女性視聴者をときめかせていますよね。

※補足説明
王になれるのは王后(正室)から生まれた長男(世子)で、延礽君の場合は後宮(側室)から生まれた為、世子ではなく王子という身分。なので、優先順位からいくと
延礽君が王になれる可能性は低いのです。
しかし、粛宗の正室であった仁顕王后は子供が出来ないまま亡くなり、その後一時的に正室となった禧嬪張氏(ヒビンチャン)の息子であった景宗は若い頃から病弱で即位後に跡継ぎが出来ないまま亡くなった為、英祖に王位が回って来たというわけです。

このように「テバク」では王になる前の延礽君が登場している為、若手俳優であるヨ・ジングが演じていますが、他のドラマでは英祖として国を統治している姿をメインに描いているので中年俳優が演じています。

 


 

2014年のドラマ「秘密の扉」で英祖を演じたのは、韓国の中でも演技派俳優として指折りに入るハン・ソッキュ
臣下達の対立に揉まれ続け、王に即位した後も命の危険にさらされることもあったという英祖ゆえに、神経質で気難しいキャラクターとして登場、実の息子であるイ・ソン(イ・ジェフン)との葛藤を表現しました。
ハン・ソッキュとイ・ジェフンは2013年に映画「パパロッティ」でも教師と教え子として共演しており、このドラマでも抜群の相性を見せました。

 


 

同じように英祖とイ・ソン(後の思悼世子)のエピソードをメインに取り扱った作品としては、2014年に公開された映画「思悼(サド)8日間の記憶」があります。
息子である前に王の跡継ぎである思悼世子に対して厳しく接する英祖を演じたのは、こちらも韓国映画界を代表する演技派俳優 ソン・ガンホ
そんな英祖との対立により徐々に精神的におかしくなっていく思悼世子を演じたユ・アインとの共演は大きな話題となりました。

 
在位期間が長かっただけでなく、81歳という長寿であった英祖。
それゆえに孫であるイ・サン(正祖)が王となるドラマ「イ・サン」にも登場しています。
 


 

前述の「秘密の門」や「思悼」にも登場する、英祖が息子・思悼世子を米びつに閉じ込めて殺すというショッキングな事件から物語の幕が開く「イ・サン」では大御所俳優 イ・スンジェが晩年の英祖を演じました。
このドラマの中の英祖は、孫であるサン(イ・ソジン)を王の後継者にする為に厳しい教育をする一方、深い愛情を持つキャラクター。
サンの心の支えになってくれていたソンヨン(ハン・ジミン)を呼び、母・淑嬪崔氏の形見である指輪をソンヨン(ハン・ジミン)に託した後に亡くなるというシーンは印象的でしたね。
 
 
このように青年時代から老年時代まで、年齢によって変遷していく英祖の姿を、それぞれ違ったドラマで違った俳優の熱演で見るというのもなかなか面白いものです。
数々のドラマを通じて、なんだか英祖の一生を見届けたような気分になりますよね。

次回は「テバク」の中でも圧倒的な存在感を見せている王”粛宗”についてチェックしてみたいと思います。
お楽しみに!

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