朝鮮銃使いイ・ジュンギ、彼が戻ってきた。時代の変化の中で剣を捨て、銃を持つことを余儀なくされた朝鮮最後の剣客として銃口を向ける強烈ながらも孤独なヒーローとして視聴者の元へ帰ってくる。

全20話
2014.06.25
KBS2(水木)午後10時～

開化の渦の中で繰り広げられる剣と銃の対決。
復讐、そしてそれ以上の痛快さを見せるヒーロードラマ。
激変期を生き抜いた朝鮮の若者の夢と愛。

両班。代々朝鮮を支配してきた権力者たち。
王が中国の皇帝から侮辱され百姓たちが年貢の苦痛にうめいていた間も、ひたすら自分たちの権力と財を守ることだけを考えていた者たち。

開化期に入っても両班たちは自分たちの既得権を守るため、開化を主張しながら王の意思に従う者を静かに暗殺する。

その復讐のため銃使いとなって現れたパク・ユンガン。
彼の活躍により民衆の“正義”が実現される痛快さを描く。

剣を捨て、銃を持った朝鮮最強の剣の子、パク・ユンガン(イ・ジュンギ)
新たな世界のために歴史の波の中に体を投げ入れる女、チョン・スイン(ナム・サンミ)
革命を夢見る領議政の庶子、キム・ホギョン
そして財力で世界を支配しようとする商人の女頭チェ・ヘウォン

激動の時代を生きてきた彼らのすれ違う運命を通じて、開化期の若者として生きた先祖たちの夢と愛を描く。

◆胸に剣を抱く銃使いパク・ユンガン“君を守る、必ず”
朝鮮最高の剣客パク・ジンハンの息子。父のように優れた剣客になりたかった彼だったが、開化期という激変の時期、胸に剣を抱いたまま、銃を持たなければならなかった。彼には守らねばならない家族と愛する女性がいるからだ。いつからか心の底から愛するようになった女性、チョン・スイン。その思いはそばにいる時も離れている時も変わらない。今まで明かせなかった気持ち、今彼女に向かって第一歩を踏み出す時だ。

◆新しい世界を胸に抱く女性チョン・スイン“約束してください、必ず生き残ると”
世間への好奇心が旺盛だったチョン・スインが初めて恋という感情を覚えたのは、パク・ユンガンという男が現れてからだ。甘い愛を育てる時間もなく目の前で消えてしまったパク・ユンガンを思いながら、試練の時を過ごすスイン。パク・ユンガンへの思いと、必ずどこかで生きているという切実に願いながら激変の朝鮮を生きる。

◆欲望の花火、チェ・ヘウォン“どうしてもあなたが欲しかった”
唯一の肉親である父チェ・ウォンシンのそばにいる彼女の心は、もっとたくさんの財力を集めて世界を支配したいという欲望で満ち溢れている。誰も近づくことが出来ない鉄の女だが、彼女もパク・ユンガンと出会い、愛を知る。天下を取るという彼女の欲望が一人の男を手に入れたいという夢に変わり、過酷な運命をたどっていく。

◆孤独な革命家キム・ホギョン“僕にとっての革命は君だった”
父すらも避ける庶出。その束縛から抜けだそうと新たな世界を夢見て、朝鮮の革命の中に彼がいた。そして革命の道を共にする女性スインを愛するようになる。ところが彼女の心の中にはユンガンという男がいることを知る。かつて母がそうだったように、自分のことを見てくれない人を見つめながら、寂しさを抱き革命の道を歩む。

◆野望の狙撃手チェ・ウォンシン“一人たりとも生きて帰さない”
今すぐにでも誰かを殺しそうな殺気に満ちた野望の狙撃手。銃を握った時、彼の本性が現れる。無表情なその顔からぞっとするような残酷さが見え隠れするチェ・ウォンシンは、劇中で起こるすべての陰謀の中心にいる。“一人たりとも生きて帰さない”開化思想家たちを一人ずつ処断していく。そして彼がパク・ユンガンと敵対するその日はそう遠くはなかった。