イ・スヒョク主演、犯罪被害者への新たなアプローチ作品4月公開へ
【この記事のポイントは?】
◆イ・スヒョク主演『パラン』の韓国公開が4月に決定、ポスター&メイン予告編が公開
◆加害者の息子と被害者の娘の同行を描く感性ミステリー
◆劇中イ・スヒョクがクレー射撃選手である加害者の息子役、ハ・ユンギョンが被害者の娘を演じる
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[韓国エンタメニュース]
イ・スヒョク、ハ・ユンギョン主演の映画『パラン』側が4月の公開を決定し、1次ポスターとメイン予告編を公開した。
『パラン』は加害者の息子と被害者の娘が家族の犯した罪のため死ぬこともできず生きていた中で、心から生きたいと願うようになる予想外の同行を描く感性ミステリー作品。
ドラマ『于氏王后』、『明日』、映画『パイプライン』など多数の作品を通じて優れたキャラクターの消化力と存在感を見せてきたイ・スヒョクが罪を犯した父親の肺を移植され悩み苦しむクレー射撃選手のテファ役を演じる。また映画『娘について』、ドラマ『江南Bサイド』など幅広い演技キャリアを重ねているハ・ユンギョンが犯罪を繰り返しながら彷徨い、傷を隠したまま被害者として生きるミジ役を演じる。
また『パラン』は韓国映画初となるクレー射撃を素材として、連座(犯罪者と一定の親族関係にある者に対し刑事責任を連帯で負わせる制度。現在は事実上廃止されている)に対する道徳的疑問を提起しており、「犯罪者の臓器を移植されたら?」という人間心理に対する深い質問を投じている。
第24回全州国際映画祭コリアンシネマ部門招待を受け、心理的緊張感と犯罪者の周辺人物が負う罪悪感、苦痛に対する新たなアプローチと感覚的な演出で話題を集めた。また映画のタイトルである『パラン』には、2人の人物の人生を揺れ動かした大きな事件を意味する“波瀾”と、逆境を乗り越えて運命を開拓するという“破卵”の2つの意味が含まれ、新しい始まりへの希望が込められている。
公開されたメイン予告編は、クレー射撃選手テファが罪を犯した父親の肺を移植されたという罪悪感から、被害者の娘を尋ねて行く緊迫した瞬間が収められている。被害者の娘ミジを発見し、自分が加害者の息子であることを告白する。「あなたはどんな人なの?信じられる人なの?」という台詞と共にテファへ銃口を向けるミジの姿は2人の複雑に絡まった関係性への好奇心を刺激する。
『パラン』は韓国にて4月公開予定。
【Photo】強烈な追跡犯罪ドラマ『江南Bサイド』制作発表会
写真提供:トゥイジェイスタジオ、メリークリスマス
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