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2015.07.30 10:00

EXOディオ主演映画「純情」の撮影現場を訪問!新初恋シリーズの誕生を予感

 

 

映画「純情」が来年あたまの公開を目標にして、現在全羅南道・高興郡にてオールロケを行っている。左上から時計回りに、俳優イ・ダビデ、ト・ヒョンス(EXOディオ)、ヨン・ジュンソク、女優キム・ソヒョン、イ・ウニ監督、女優チュ・ダヨン。|写真:ナム・ユンホ記者

 

成長期メロ作「建築学概論」に相次ぐ“初恋”で勝負を挑む

真夏の日差しが降り注ぐ7月末。30度を超える蒸し暑い天気だが、撮影のために多くの俳優と制作陣が全羅南道・高興郡に集結した。ここにはエキストラに扮した約150人の町住民もともにした。

映画「純情」(イ・ウニ監督)の制作会社であるジュピターフィルムは28日、この日のロケ地となった小学校での撮影現場を公開した。
映画は、音楽ラジオの生放送中に届いた23年前の手紙を通じて、現在と過去を行き来する哀絶な初恋、5人の友だちによる友情を描いていく。物語の舞台である高興郡でオールロケを行い、その美しい風光もおさめる予定だ。

ト・ギョンス(EXOディオ)は、病気に苦しむ少女(キム・ソヒョン)のそばを黙々と守りながら、音楽が好きな彼女のために、カセットテープをプレゼントすることで気持ちを伝えるシャイな少年ボムシル役を演じる。キム・ソヒョンは将来のラジオDJを夢見る美しい声の少女スオク役を務める。小さい頃に母を亡くし島で暮らしているが、いつも明るく、前向きな姿を忘れないかわいらしい少女だ。

 

 

映画「純情」は、5人の友だちの友情と愛を描く成長期メロ作。|ナム・ユンホ記者

 

ト・ギョンスは前作の「カート」、ドラマ「大丈夫、愛だ」などで多少暗いキャラクターを演じたが、今回は「初めて明るいキャラクターを演じることになりました」と、「すでに20代になって、もう一度経験できない年のときめきを感じられそうで嬉しいです」と感想を語った。
キム・ソヒョンは、「映画をご覧になる観客の方が私をみてワクワクし、初恋の記憶を浮かべさせる義務があると思います。でもスオクは、これまでの初恋の少女とは少し違う、新しい姿をみせます」と期待を寄せた。

ヨン・ジュンソクは、前途有望なマラソン選手のサンドル役を演じる。あきらめず最後までスオクに向けた気持ちを離さない純情男だ。
イ・ダビデは、スオクを幸せにすると宣言しながら、将来の夫になることを目指すかわいい少年ケドクに扮する。
チュ・ダヨンは、お母さんのように友だちの面倒をみる情にもろい少女キルジャを演じている。

5人の主役たちは実際にも仲が良いみたいで、互いを見つめたり会話をする姿から気楽さを感じさせた。ダビデは「ギョンス兄さんは僕より一つ上で、5人の中では一番上です。繊細に配慮してくれて、優しくリードしています」と伝えた。

 

 

映画で描かれる町の歌自慢大会シーン。5人の主役たちが大会に出場する過程をカメラにおさめた。|ナム・ユンホ記者

 

彼らを含め、約150人の町住民は、学校の運動場で描かれる歌自慢大会でのシーンを撮影した。計45回の撮影中、この日は20回目の撮影が行われた。
これは5人の友人たちが一生忘れられない思い出を作る場面で、町の住民たちとは即席で合図を合わせた。初めて演技に挑戦する住民たちは積極的な姿勢で取り組むなど、撮影が終わると一斉に拍手しながら、無事に撮影が終わったことを祝った。

このシーンは、スオクが友だちの助けで歌自慢大会に出場する場面で、スオクはカン・スージーの『紫色の香り』(90年)を熱唱。夕日とともに響いていくきれいな歌声と思い出深いメロディーは、まるであの時代に時間を戻したかのような雰囲気を醸し出した。

映画では、この他にもカンサスの『Dust In The Wind』、アーハの『Take On Me』、ボニーMの『Bahama Ma Ma』など郷愁を刺激するオールドポップから、シムシンの『たった一人だけの君』、キム・ミヌの『愛だけだ』など、1990年代を風靡した大衆歌謡までお宝のような音楽が登場。作品に懐かしい風味をつけた。

 

 

映画「純情」の主役を演じるト・ギョンス、キム・ソヒョン、イ・ダビデ、チュ・ダヨン、ヨン・ジュンソク(時計回り方向)。|ナム・ユンホ記者

 

メガホンは、韓国芸術総合学校出身の新人イ・ウニ監督がとった。「純情」は彼女にとって商業映画デビュー作でもある。イ監督は今作でともにする5人の主役たちに対する愛着とプライドがすごかった。彼女は「ギョンスは窓のような瞳を持つ俳優だ。頭ではなく、心と感性で演技する人」と絶賛した。

キム・ソヒョンについては、「メロの神童」と称しながら「表現力と集中力がよくて、安定した演技力を持っているので、監督が求める以上のものをみせてくれる」と激賛。ヨン・ジュンソクは「礼儀正しくて誠実な俳優」としながら、イ・ダビデは「全体をみる目があって、自分の役割を充実に果たす優しい俳優」と感想を語った。

彼らの成人役で抜てきされたパク・ヨンウ、パク・ヘジュン、イ・ボムス、女優キム・ジホなどが特別出演することにも注目。パク・ヨンウは人気ラジオ番組のDJであり、物語の中心を引っ張っていくヒョンジュン役で久々にスクリーンへ戻る。パク・ヘジュンはミンホ役を演じ、キム・ジホは秘密を持っているミステリーな女性として登場し、イ・ボムスはヨンチョル役に扮し、歳月の中に埋められた幼い時代の友情をリアルに描く予定だ。

映画「純情」は6月22日から撮影をスタート。来年あたまに公開を目標で撮影の真っ最中だ。

THE FACT|オ・セフン記者