フリーワード検索

おすすめタグ

2015.06.02 06:00

「無頼漢」キム・ナムギル&チョン・ドヨンが創り出した3つの名シーン

真実を隠した刑事と嘘でも信じたい殺人犯の女、二人の男女の避けられい感情をキム・ナムギルとチョン・ドヨンの競演で描いた映画「無頼漢」が、観客たちを深く感動させる3つの名シーンを公開した。

 

 
 
1. チョン・ドヨンが直接作ったチャプチェ!震えるその声で「本心なの?」と聞く彼女に観客は心を打たれる

一度でも愛に傷付いたことのある者なら誰もが共感できる映画「無頼漢」を観た観客たちは、キム・ヘギョン(チョン・ドヨン)がチョン・ジェゴン(キム・ナムギル)にチャプチェを作るシーンを忘れられないシーンとして選んだ。場末のスナックのマダムとして働くキム・ヘギョンは恋人も殺人犯となり警察に追われる立場になる。そんな彼女の人生には希望が見えないかのように見えるが、古びたコップに焼酎を注いで飲み、ジェゴンにチャプチェを作るヘギョンの姿はどん底にいながらも愛を夢見る平凡な女性の希望を垣間見せるものとなっており、見る者の心を打つ。
 
劇中登場するチャプチェは実際にチョン・ドヨンが直接作ったもので、撮影後にそのチャプチェを食べたキム・ナムギルやスタッフたちはその味に感嘆したという。映画公開前の舞台挨拶でオ・スンウク監督は「ある日ふと、チャプチェとコップに注がれた焼酎が恋しくなったら、それだけで『無頼漢』を作った甲斐がある」と語っていたほど、観客の心を動かすシーンとなった。
 
 

 


 
 
2. キム・ナムギルの欠乏が見える魅力的なその歩き方が女性の心をつかむ!

仕事中毒の刑事チョン・ジェゴン役を完璧に消化しきったキム・ナムギルのその歩き方が観客たちの中で新たな話題となっている。「無頼漢」ではキム・ナムギルが歩くシーンが多く登場する。オ・スンウク監督が「キム・ナムギルの歩き方には欠乏が感じられる」と語っていたように、片方の肩が落ち少し傾きながらまるで捻くれているかのように歩く様は女心を刺激し、“無頼漢そのもの”であるチョン・ジェゴンのキャラクターに入り込ませる。映画の始まりと終わりに描かれるジェゴンの歩くシーンは、“無頼漢そのもの”ジェゴンに完全に変身したキム・ナムギルを思う存分感じることのできる名シーンとなっている。
 
 

 

 
3 “私はキム・ヘソン(仮名)よ!”スクリーンを埋め尽くすチョン・ドヨンのカリスマ!

チャプチェを作るシーンがヘギョンの純粋さを表現したものだとすれば、つけ代をもらいに行くこのシーンではヘギョンを演じたチョン・ドヨンの強いカリスマを垣間見せるものとなっている。付け入る隙もなく着飾ったヘギョンが全身で顧客に迫るシーンは、見る者の息までも詰まらせるほども強力で、記憶に残るものとなっている。
 
 
真実を隠した刑事と嘘でも信じたい殺人犯の女、二人の男女の避けられない感情を描いた「無頼漢」は現在韓国で上映中だ。
 

 
写真提供:CGVアートハウス
 

韓国エンタメ総合情報サイト KOARI