横浜に集結した男神！「2023 AAAビギニングコンサート男神」夜公演レポート！

去る7月8日(金)、韓国のエンターテインメント授賞式として有名なAsia Artist Awardsのプレショーとして『ASIA ARTIST AWARDS BEGINNING CONCERT「男神」』が横浜・ぴあアリーナMMにて開催されました。今回KOARIでは夜(2部)公演の模様をお届けします。

オープニングは5人の男神ジェジュン、キム・ソンホ、ファン·ミニョン、イ·ジュニョン、キム·ヨンデが一堂に会し、ここでしか見ることができない豪華ラインナップに客席からは大きな歓声があがった。

個人ステージのトップバッターはキム・ヨンデ。まずは主演作『流れ星』のOST『そうして君は僕の秘密になった(그렇게 넌 나의 비밀이 되었고)』をしっとりと歌い上げ、劇中の役柄であるコン・テソンを彷彿とさせファンたちを喜ばせた。「皆さんの応援に応えられるよう最善を尽くします」と緊張する気持ちを落ち着かせようとしながら挨拶をした後は「皆さんに告白するという気持ちで準備しました」とMAKTUB&ク・ユネの『Marry Me』をギター弾き語りで披露。ドラマ撮影の合間を縫って5、6ヶ月かけて練習したといい、会場響き渡る優しい歌声とギターの音色に皆が聴き入っていた。

“ヨンデの100秒TMI”コーナーでは100秒の間にいくつかのTMIを聞かせてくれたが、なかでも今日のTMIを問われると「朝サウナに行ったんですが、タオルを忘れて濡れたまま服を着て出てきました」というエピソードで笑いを誘った。最後は「もし皆さんとデートができるとしたら夜にこの曲を歌いながら呼び出したいです」という言葉と共にジョクジェの『星を見に行こう(별 보러 가자)』を歌い、最後まで甘い歌声で観客を魅了した。

続くイ・ジュニョンはまず清水翔太(Feat,TAKA)の『Curtain Call』を熱唱、確かな歌唱力を証明した。現在2つのドラマを同時に撮影中とのことで俳優業も忙しい彼だが、イベントの為に改めて日本語も練習したとのことでトークでは流暢な日本語を披露。ドラマやアニメの名ゼリフを日本語でも披露するなどセンスも見せつけた。

ステージ後半ではダンサーを従え『Phenomenal World』と『Come Alive』で歌、ラップ、ダンスまで完成度の高いパフォーマンスを披露、魅力を惜しみなく発揮し観るものを自身の世界観に引き込んだ。

オールブラックのシックな衣装で登場したファン・ミニョンは今年2月に発売したファーストソロアルバムのタイトル曲『Hidden Side』を披露。彼ならではのスタイリッシュなパフォーマンスに観客は釘付けになった。

“2023ミニョンアワード”と題されたコーナーではファン・ミニョンが今まで演じた役柄の中で一番好きなキャラクターを事前にファンが投票。その結果とファン・ミニョン自身が選んだキャラクターを発表することに。まずファン投票で選ばれたのは日本でも大ヒットとなった『還魂』のソ・ユル。そして「全部好きなので困りました」と言いながら本人がチョイスしたのはまもなく放送開始となる新ドラマ『無駄だ嘘』のキム・ドハ。「今撮っていることもあって他のキャラクターよりも(現時点では)愛情があります」と理由を明かした。最後は日本でのソロ曲でバラードの『恋する日』と、ミディアムテンポで洗練された彼ならではの感性が光る『Universe』を歌いステージを降りた。

続いてキム・ソンホが登場するとPaul Kimの『Every day, Every Moment』を歌唱し会場を温めた。この日イベントのMCを務めたSUPERNOVAのゴニルからのお願いとして映画『貴公子』の劇中のセリフ「안녕 친구. 내가 조만간 또 보자 그랬지?(やあフレンド近いうちにまた会おうって言っただろ)」の再現を頼まれると、その場で実演。さらに日本語で「会えて嬉しいよ」と付け足し集まったファンたちからは大きな歓声が上がった。

“ソンホのワールドカップ”のコーナーでは今まで演じたキャラクターが順に表示され、キム・ソンホ本人が勝ち残り形式で好きな方をチョイス。最終的に選ばれたのは“働くソンホ”(『スタートアップ』のハン・ジピョン)で「“スーツを着たソンホ”(授賞式での姿)と迷いましたが、やはり俳優ですので演技をしている姿を選びました」と理由を話した。最後には「すごく緊張しているんですが・・・」と前置きをしながら自身も作詞に参加した曲『君という理由』を歌い上げた。

トリで登場したのはジェジュン。なんとサプライズで2階客席から登場しそのまま客席を1周。周遊中は写真撮影も許可するというファンサービスで会場を沸かせた。改めてステージにあがるとバンドを従えて本格的なライブスタート。中島美嘉の『Glamorous Sky』のカヴァーで一気にテンションを上げるとその後はバラード曲『Tender Love』『I Want To Ask You』を立て続けに披露。圧倒的な歌唱力とパフォーマンスで盛り上げた。

日本語でのウィットに富んだトークも健在でMCでは常に笑いが起こり、ポケットからキャンディを取り出し客席に向かって投げるなどのセンスの良さもさすがだ。後半は『Defiance』『BREAKING DAWN(Prod. by HYDE)』とロックナンバーでたたみかけ最高潮の雰囲気の中ステージを後にした。