日韓夫婦のコア女がキムチ作り(キムジャン)を体験!
【コア女だより】
皆さまアンニョンハセヨ!KOARIスタッフのA井です♪
年末の韓国の風物詩の一つと言えば…そう、世界無形文化遺産にもなっているキムジャン(キムチ作り)!
韓国では、長い長い冬の間に食べるキムチを年末に一気に漬ける“キムジャン(김장)”が各家庭でおこなわれます。時期としてはだいたい11月~12月ごろ。
(画像出処:tvN『この恋は初めてだから』韓国公式サイト)
昔は村や町の一大イベントとしてご近所さんと一緒にキムチを漬けることが多くありましたが(ドラマでも登場することがありますよね)、最近は各家庭でこぢんまりと行われることが多いようです^^
というわけで日韓夫婦のコア女A井が、嫁として義実家のキムジャンをお手伝いしてきましたので、その様子を少しお届けしたいと思います^^
まず、キムジャンには過程がいくつかに分かれています。
1. 白菜の塩漬け作り(배추절임 만들기 / ペチュチョリム マンドゥルギ)
2. 白菜の水抜き(배추 씻기 / ペチュ シッキ)
3. 薬味(キムチの中に入れる具)作り(속 만들기 / ソク マンドゥルギ)
4. 薬味の揉み込み(김치 만들기 / キムチ マンドゥルギ)
この中でも特に手間と言われているのが1~2番の白菜の塩漬けからの水抜き!
さむ~いこの季節に一つ一つの白菜に塩を揉み込み、次の日に白菜から出た水分を抜いていくのはとっても骨の折れる作業…。しかも白菜も大量なだけに自宅での作業も難しく、最近ではこの一連の作業を請け負ってくれる業者も多く登場。注文すれば水抜きまでを終えた白菜を自宅まで届けてくれます!
我が家もここ数年間は業者に注文をしており、前日に水抜きまでを終えた白菜が義実家に届きました!
(ベランダに大量に保管された白菜の塩漬け)
(ベランダからこんな風にかごに入れて少しずつ持ってきます)
お次は薬味づくり!この薬味の作り方は各家庭によってまちまちで、それぞれの家庭の味がありますが、我が家の大まかなレシピとしては…
◆大根の千切り
◆もち米の粥
◆からし菜
◆チョッカル(魚の塩漬けやエビの塩漬け)
◆すり下ろした梨
◆唐辛子の粉
◆砂糖
◆すりおろしたニンニク
◆すりおろした玉ねぎ
などなどがドサッと入ります!
そうして出来上がった薬味がこちら
こうしてミニプールのような大きなビニールの中で薬味を作り、そこに白菜をドカンと入れてキムチを作っていきます。
(一家総出で黙々と作業中…)
手順としては、白菜の葉を一枚一枚広げ、それぞれの隙間に薬味を揉み込んでいくというもの。薬味を揉みこんだ白菜はこうして容器に入れていきます。
作業の合間合間には、こうして白菜に薬味をのせて味見をしつつ…
(ここで味が物足りなければ薬味に材料が色々と追加されることも)
こうして少しずつキムチは仕上がり…
(キムチの隣にちらっと見える缶ビールはご愛嬌…笑)
徐々にキムチは増えていき…
そして出来上がったキムチはキムチ冷蔵庫に保管して、漬かるまで待ちます!
実はこのキムジャン、キムチを漬けて終わりではありません!
キムチを漬けて残った薬味、そして今作ったばかりの漬けたてキムチ(コッチョリ)、そして白菜の塩漬けを、茹でた豚肉(スユク)と一緒に食べるというのが恒例行事!
(コッチョリ)
我が家では、薬味に生牡蠣を混ぜて…
キムチを作っている間に煮ていた豚肉も出来上がりました!
全ての準備が整ったところで、いただきます♪
ということで、ゆで豚までを食べて、キムジャンは終了となります!!
この日のキムジャンのメインは白菜ではありますが、それ以外にも大根キムチ(カクトゥギ)や、からし菜キムチ(ガッキムチ)も作りました。
ということで、約二日間にわたって行われたキムジャンはこれにて終了!
キムチを漬けて疲れた体も、豚肉もたっぷり食べて充電終了!また1年間美味しいキムチを食べて元気に過ごしましょう~!!
ちなみに、いつもキムジャンの日になると義父と義母が「もう体が辛いから来年から辞める!キムチは買って食べる!!」とぼやきつつ、結局来年もキムジャンをする。というのが我が家(いや、韓国…?)あるあるです(笑)
ということで、コア女が体験したキムジャンレポートでした!
それでは次回のコア女コラムでお会いしましょう~~♪
(編集部:A井)