大人の韓国+han暮らしまわり通信~カリゲ~
2023年ゴールデンウィークが終わり、海外に行かれた方がコロナ前の6割以上に回復したというニュースが流れていました。
そしてコロナ禍の中、ざわざわした気持ちに蓋をして過ごした3年をゼロに戻すかのように韓国へ飛び立たれた方も、たくさんおられますよね。
何度も行かれていた方、韓国にご親戚や知人がおられる方、そして初めての方…きっとみなさんのお顔は笑顔笑顔笑顔!
現在発売中の雑誌『CREA』も韓国を大特集しています。
「いま、進化する韓国へ!街もグルメもカルチャーも。変貌した韓国が丸わかり!」
イ・ジョンソク氏の表紙はもちろん、キャッチフレーズにも惹かれ既に読まれた方も多いのではないでしょうか?
コロナ禍を経てますます進化した韓国にスポットを当て、旅・グルメ・カルチャーまで、渡韓の際に役立つ情報がたくさん詰め込まれとても読み応えがあります。
そしてそしてペ―ジをめくると…
いつも素晴らしいカリゲを制作してくださる工房「スサンハンチェボントュル」が、現代の布作家として2ページにわたって取材されています。
なんてうれしいことでしょう。ご自宅兼工房でインタビューは行われ、ミシンに向かう作家キム・ヨンランさんご本人のお顔も日本メディア初登場です。
カリゲ…隠すもの、覆うもの、遮るものという意味で、昔は屏風、現在はカーテン・のれんのイメージです。
ヨンランさんが制作されるカリゲはリトアニアリネン布を用い、日をさえぎったり間仕切用途。正方形・長方形、大きなもの小さなもの、濃い色のものやナチュラルな色のもの、アクセントのあるもの、織がざっくりしたもの・細かいもの…。大きな窓に向かって吊られるカリゲの姿も写っています。
作業風景
表裏もなく、たてよこ使い方も自由。リトアニアリネンとミシンで作られたヨンランさんのカリゲには独特な質感を感じます。まろやかで湿り気があり、現代的なのに素朴であたたかい。爽やかな印象の伝統のポジャギとはまた違った魅力を持っています。
『CREA』に掲載されている記事を拝見し、あらためて出会いに感謝しています。
うつわの「木蓮商店」さんがヨンランさんとの縁をつないでくださいました。おふたりの共通点はずっと使い続けていたいと心から思える良品を扱っておられるということ。
また記事からもきっと感じていただけるように、お二方とも謙虚でまじめでやさしく控えめで慎重。何よりも誠実でいらっしゃいます。いつも頭の中は制作のこと。日中、夜中ミシンをダダダダダ…送ってくださるDMの時刻もびっくりするほどの深夜です。
彼女たちから届く商品を開けるたびに背筋がピンと伸び、ご紹介させていただく幸せをかみしめています。
2020年の夏スタートしたカリゲ。数えてみると17種類のデザイン、80枚がお客様の元へ飛び立っていきました。
日本で紹介されること、また가리개を隠すものと訳さずにカタカナ表記で「カリゲ」としたことをとても喜んでくださり、『CREA』にも書かれてありましたが、日本でどのような使い方をされているのかとても興味があると常々おっしゃっています。
住宅はもちろん、いつか東京の商業店舗でのカリゲを見てみたいと。
1枚の布の向こうに作家の存在をしっかりと感じることができる「スサンハンチェボントュル」のカリゲ。
次はどんなカリゲを見せてくれるのでしょう。どうぞお楽しみにされてください。
ポジャギ同様、カリゲが日本の暮らしの中にどんどん溶け込んでいきますように…。
※画像出処:+han
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