2019.12.11 05:00

チェ・ジェリム出演「韓流ミュージカルスターとともに vol.1」イベントレポ

宝塚歌劇団と韓国ミュージカルの奇跡のコラボレーションとなったコンサート『韓流ミュージカルスターとともに vol.1』が12月3日、東京・ヤマハホールで開催された。今回KOARIでは昼公演の模様をお届けします。

今回のイベントは姿月あさと、凰稀かなめという元宝塚歌劇団の2大スターが2019年の年末に贈る特別な音楽祭。そして2人に加え今回参加したのは、2019年第3回韓国ミュージカルアワードで主演男優賞を受賞し、日本でも人気上昇中の韓国ミュージカル俳優チェ・ジェリム。今までになかった奇跡ともいえるコラボレーションに期待が高まる。

まずは姿月あさと、凰稀かなめそれぞれのステージからスタート。ピアノ、ベース、ドラム、フルートの生演奏にのせた華やかな雰囲気のステージに客席の空気も温まっていく。続いてチェ・ジェリムが登場するとミュージカル『アイーダ』から『Fortune Favor』を熱唱。ミュージカル俳優であり大学では声楽を専攻していたという彼の圧倒的な発声と歌唱力で一気に観客の心を掴んだ。以前から宝塚歌劇団のことは知っていて、2014年には公演も観劇し、同じ俳優としてとても尊敬していると話すチェ・ジェリム。MCではその他に飲食店を訪れた際に使う日本語を披露するなどチャーミングな一面も見せ、パフォーマンスとのギャップで魅力をアピールした。

宝塚の宙組トップスターとして活躍した二人は170cmを越すスラリとした長身で、さらにこの日は高いヒールを履いているため180cmはあるという。それでも188cmの長身を誇るチェ・ジェリムと並ぶと見下ろされる形となり、「私たちが上目遣いをできる機会はなかなかないんです(笑)」とすっかり乙女モード。またチェ・ジェリムは現在出演中の『アイーダ』でエジプトの将軍ラダメス役を演じており体作りもしているということで、男らしい姿に感激しっぱなしの二人だった。

MC後はミュージカル『ジキル&ハイド』から『Take me as I am』を姿月あさととチェ・ジェリムでデュエット。ソロパートはそれぞれの言語で歌い、サビはチェ・ジェリムも日本語での歌唱に挑戦。宝塚と韓国ミュージカルの奇跡のコラボとなった美しいラブソングに会場中が聞き入っていた。

続いてチェ・ジェリムは『レ・ミゼラブル』から『Bring him home』、そしてジーザスとユダの二役を演じ出世作となった『ジーザス・クライスト・スーパースター』から『ゲッセマネ』を続けて披露。パワフルな発声で低音から高音まで気持ちよく伸びるロングトーンは本当に圧巻の一言。ミュージカルさながらの大迫力で観客を魅了した。また最後には3人でしっとりと『ホワイト・クリスマス』を歌い、会場に集まったファンたちへの一足早いクリスマスプレゼントとなった。

なおチェ・ジェリムは来年4月に同じくヤマハホールにてソロコンサートも開催されるとのことで、どんな歌を聴かせてくれるのか今から期待が集まる。

韓流ミュージカルスターとともに vol.1
2019年12月3日(火)　@ヤマハホール
出演:姿月あさと、凰稀かなめ、チェ・ジェリム
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01. パリ・カナイユ(パリ野郎)/凰稀かなめ
02. 魅惑の宵 /姿月あさと
03. 街灯に寄りかかって /姿月あさと
04. Fortune Favor /チェ・ジェリム
05. Lune /チェ・ジェリム
06. 君はマグノリアの花の如く /凰稀かなめ
07. スマイル・アゲイン /凰稀かなめ
08. すべての山にのぼれ /姿月あさと
09. Take me as I am /姿月あさと、チェ・ジェリム
10. Bring him home /チェ・ジェリム
11. ゲッセマネ /チェ・ジェリム
12. クリスマス・イブ /姿月あさと、凰稀かなめ
13. ホワイト・クリスマス /姿月あさと、凰稀かなめ、チェ・ジェリム

チェ・ジェリムソロコンサート inヤマハホール
日時: 2020年4月27日(月)
開演: 15時開演/18時半開演 (開場はそれぞれ30分前)
公演時間1時間半予定
会場: ヤマハホール
料金: 12,000円(税込) 全席指定
1,2部でセットリスト変更

企画/長谷川瑛未
ステージディレクター/齋藤憲三(オフィスバトゥータ)
通訳・コーディネーター/長谷川瑛未(アルマムジカ)
PA・照明/シルバーハーツ
制作/A PEOPLEアルマムジカオフィスバトゥータ
主催/アルマムジカ　
協力/(株)For kyyks Entertainment

一般販売　　　　チケットぴあにて発売中
公演お問い合わせアルマムジカ事務局長谷川 080-4448-9228(平日11時から18時まで)　