2021.12.08 18:00

『静かなる海』コン・ユ、“大変だったけれど…”

[韓国エンタメニュース]

Netflixオリジナルシリーズ『静かなる海』ペ・ドゥナとコン・ユが新たな挑戦を繰り広げる。

『静かなる海』は、必須資源の枯渇で荒廃した2075年の地球、特殊任務を受けて月に捨てられた研究基地に向かった精鋭隊員の物語を描いたNetflixシリーズだ。

公開されたスチールは、宇宙生物学者ソン・ジアン（ペ・ドゥナ）と宇宙航空局の最年少探査隊長ハン・ユンジェ（コン・ユ）がそれぞれ本音を隠したまま生存確率10％の任務を遂行する姿を盛り込んだ。地球にいた時からお互いに好ましくなかった2人は、苦難の末に到着した渤海基地でミッションをめぐるミステリーに直面し、さらに大きな葛藤を生む。人類生存の手掛かりを見つけねばならないが、2人は必ず解決せねばならないそれぞれの秘密の任務もある。交わることの出来ない平行線のような2人が結局向き合うことが出来るのか期待が高まっている。

ペ・ドゥナは「冒険が好きで、挑戦する価値のある作品が好きです。宇宙を背景にする今作に好奇心を持ち、挑戦精神を刺激されました」と今作に参加せざるを得なかった理由を明かした。また制作者チョン・ウソンは「ペ・ドゥナは撮影現場で終始駆使せねばならないキャラクターの感情の中にいる女優さんです」と、役になりきった彼女に満足感を示した。

コン・ユは隊員の安全と任務遂行に最善を尽くすハン・ユンジェを演じた。元軍人出身で荒々しく育ってきた人物を表現しようと肌を黒くし、タトゥーをするなど外的な要素まで繊細に設計した。彼は「待ちに待った作品です。ジャンル物に対する熱望がありましたが、直感的にやろうと思えたシナリオでした」と新鮮さで武装した今作に合流できた喜びを表現した。

チョン・ウソンも「コン・ユはキャラクターとして演技する瞬間だけでなく、撮影現場でも同じチームとして呼吸を作っていく上で大きな役割を果たしました」と、キャラクターだけでなく現場でもリーダーの役割をしっかりと果たしてきたコン・ユに対する称賛を惜しまなかった。

ベテラン俳優であるペ・ドゥナとコン・ユにとっても今作は大きな挑戦だった。宇宙を背景にした初のSFミステリースリラーシリーズという新しいジャンルに足を踏み入れた彼らは、製作陣と共に数多くの“初めて”を経験し克服してきた。

俳優たちが真っ先に向き合ったチャレンジは衣装だった。生命維持装置を含め、様々な装置が取り付けられた宇宙服の重さは相当なもので、動きに相当な制約をもたらした。俳優たちは毎日衣装の重さに適応し、撮影後半にはまるで一体となったように動くことが出来た。

また宇宙のシーンをよりリアルに具現するために無重力と低重力モーションを練習した。撮影前から訓練に突入した2人は宇宙船で無重力や月の上での低重力に違いを与えるために異なる種類のワイヤーをつけて振付師と共に宇宙で遊泳し、月の上を歩くような動きを作った。

コン・ユは「無重力状態の動きを表現し、同時に極限の状況を見せるために努力しました。大変でしたが、これまで見たことのない素晴らしい絵が誕生するのではないかと期待しています」と伝えた。