フリーワード検索

おすすめタグ

2026.01.29 14:19

韓国読者が選んだ!2025年 日本小説人気ランキング

 

皆さまは、韓国の書店へ足を運ばれたことはあるでしょうか。

82年生まれ、キム・ジヨン』『菜食主義者』をはじめとする韓国小説が“K-文学”として日本でも注目されていますが、実は、韓国でも以前から日本の小説が親しまれています^^

翻訳出版が盛んにおこなわれているほか、ソウルの大型書店には「日本語書籍」コーナーがある店舗も!

そこで今回は、韓国最大級の書店チェーン・教保文庫で2025年の一年間に購入された【日本小説】のトップ10のご紹介を通じて、韓国でも身近になっている日本小説に注目してみたいと思います。

 

<2025年 教保文庫年間売上ランキング(日本小説部門)>

★1位★ 『架空犯』 東野圭吾

☆2位☆ 『ノルウェイの森』 村上春樹

☆3位☆ 『人間失格』 太宰治

4位 『近畿地方のある場所について』 背筋

5位 『薔薇とナイフ』(『探偵倶楽部』韓国再編版) 東野圭吾

6位 『沈黙のパレード』 東野圭吾

7位 『西由比ヶ浜駅の神様』(リカバーエディション) 村瀬健

8位 『容疑者Xの献身』 東野圭吾

9位 『今夜、世界からこの恋が消えても』 一条岬

10位 『雪国』 川端康成

(集計:インターネット教保文庫調べ)

 

 

☆1位☆ 『架空犯』(東野圭吾著/キム・ソニョン訳)

東野圭吾,架空犯

・あらすじ

「まるで幽霊を追いかけているようだ」

焼け落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。

華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。

「誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもーー。」

(幻冬舎公式サイトより引用)

 

☆韓国読者のレビュー抜粋(出典:インターネット教保文庫)

「最後まで予想できない展開!さすが東野作品は期待を裏切らない!」(評価4/4)

「(著者の)どの小説よりもビルドアップがしっかりしていると思いました。次々と明らかになる秘密、そしてまた秘密…東野圭吾の小説の中で間違いなく最高の作品です。」(評価4/4)

「東野圭吾と同時代に生きているということはまさに祝福と言えるでしょう。」(評価4/4)

 

2025年の日本小説部門1位に輝いたのは、韓国で幅広い年代から支持を得る日本人作家、東野圭吾の長編小説『架空犯』。

発売からわずか3週間で発行部数5万部を突破し、日本小説というジャンルを越え教保文庫の【総合ベストセラー】1位を5週連続で独走しました。

トップ10に著者の代表作が4作もランクインしていることからも、その人気がうかがえますね^^

ストーリーの魅力と読みやすさ、感情に訴えかける作風、そして映像化作品が多いことも、韓国で人気の理由のようです。

 

 

【7位】『西由比ヶ浜駅の神様』(リカバーエディション)(村瀬健著/キム・ジヨン訳)

村瀬健,西由比ヶ浜駅の神様

 

・あらすじ

鎌倉に春一番が吹いた日、一台の快速電車が脱線し、多くの死傷者が出てしまう。

事故から二ヶ月ほど経った頃、嘆き悲しむ遺族たちは、ある噂を耳にする。事故現場の最寄り駅である西由比ヶ浜駅に女性の幽霊がいて、彼女に頼むと、過去に戻って事故当日の電車に乗ることができるという。遺族の誰もが会いにいった。婚約者を亡くした女性が、父親を亡くした青年が、片思いの女性を亡くした少年が……。

愛する人に再会した彼らがとる行動とは――。

(メディアワークス文庫公式サイトより引用)

 

☆韓国読者のレビュー抜粋(出典:インターネット教保文庫)

「私が出会った本の中で、最も感動し、余韻が残った本です。続編もすぐに買いました!」(評価4/4)

「中学1年生の娘が涙をぽろぽろ流しながら読みました。」(評価4/4)

「突然の事故で大切な友人を失った記憶が、本を読みながら少し癒された気がします。この本の内容が、少しでも痛みを持つ全ての方々の慰めとなりますように。」(評価4/4)

 

2022年に発売された村瀬健『西由比ヶ浜駅の神様(韓国題:この世の果ての鉄道駅)』は、韓国のSNSで話題になり、口コミを通じてベストセラーとなりました。

累計50万部突破記念で作られたこちらの韓国限定リカバーエディションは、同年には【海外小説】部門年間1位となり、今なお日本小説部門年間ランキングの常連客です。

過去への後悔と心残りを優しく癒し、すぐ隣にいる人の大切さを悟らせてくれる心温まるヒーリング小説として、多くの韓国人に愛されているようです^^

 

 

【9位】『今夜、世界からこの恋が消えても』( 一条岬著/クォン・ヨンジュ訳)

一条岬,今夜、世界からこの恋が消えても

・あらすじ

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは――。

クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。

そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ――僕は知る。

「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」

日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかしそれは突然終わりを告げ……。

(メディアワークス文庫公式サイトより引用)

 

☆韓国読者のレビュー抜粋(出典:インターネット教保文庫)

「いつから涙が流れていたのかさえ思い出せないほど、胸が張り裂けるように痛んだ。」(評価4/4)

「嗚咽しながら見た…本当に何度も見返したくなる物語です!」(評価4/4)

「大切なものと永遠でありたいという思いが深ければ、大きな感動を与える作品。」(評価4/4)

 

韓国では「オセイサ」の愛称で親しまれる、「セカコイ」こと一条岬の『今夜、世界からこの恋が消えても』も、2025年日本小説部門9位にランクインしました。

道枝駿佑&福本莉子主演の映画版(2022年)が韓国でも10代~20代を中心に記録的ヒットとなって以来、若者の心に寄り添う「感性ロマンス」として深く愛されてきた本作。

チュ・ヨンウ&シン・シア主演の韓国リメイク版が2025年に公開となり、改めて注目を集めたようです^^

 


 

これ以外にも、「ハルキ」の愛称で親しまれている村上春樹作品をはじめ、太宰治や川端康成など昭和の文豪たちの作品もロングセラーとなっており、韓国で日本小説が幅広く読まれていることがうかがえます。

最近では、小説もまた国境を越えて日韓を行き来し、物語を通じた交流がより身近なものになっています。

韓国ドラマや映画の原作となった小説、話題のベストセラー作品も多いので、日本小説をきっかけに、次は韓国小説の世界にも気軽に触れてみてはいかがでしょうか^^

 

【韓国書籍】の商品一覧を見る
【韓国書籍(日本語翻訳版)】の商品一覧を見る
【日本小説(韓国語翻訳版)】の商品一覧を見る

 

映画「今夜、世界からこの恋が消えても」原作小説 [韓国版]