会場は今回のドレスコードであるブルーを取り入れたファッションのファンたちで埋め尽くされている。客席の電気が消え、ステージ上のスクリーンにメンバー一人ひとりが映し出されると歓声が上がる。スクリーンが上がるとその後ろには本物のSPICAが!一際大きな歓声とともに「Russian Roulette」でライブスタート。キレのあるダンスを見せてくれたかと思えば、韓国ドラマ「パパはスーパースター?」のOSTである「あなたのせいで」でその定評のある歌唱力を存分に見せつけ、魅せる曲と聴かせる曲が織り交ざったSPICAならではのパフォーマンスが続く。
 
MCでは青いペンライトがキレイに光っている客席を見渡し「世界的なスターになった気分(笑)」と喜んでいた。初の日本ショーケースということで日本全国からファンが集まっており、さらにはシンガポールから来たという方も!またメンバーたちは日本語の勉強も頑張っているようで、なるべく日本語で話そうと努力する姿が見られた。そして日本の食べ物も好きだといい、お好み焼き、ラーメン、カレー、そしてビール(笑)と日本滞在を楽しんでいるようだ。

 
続いては「日本のみなさんに馴染みのある曲を準備しました」と、「世界中の誰よりきっと」を披露。5人の安定したボーカルとハーモニーで日本語曲もうまく消化していた。そしてシヒョン、ジウォン、ナレによるステージ。アイドルらしい可愛いらしさと完璧なハーモニーで魅了された後は、KARAなどアイドルのボーカルトレーナーを務めていたというボアと、ボーカル競演番組「ガールスピリット」での優勝が記憶に新しいボヒョンによるパワフルなステージ。二人の確かな歌唱力と声量はまさに圧巻の一言だった。
 
途中でファンミーティングのようなコーナーも行われた。事前に募集していたファンからの質問に答えるコーナーで、好きなタイプを聞かれたナレは「千と千尋の神隠しのハク」と答え、どうしてそんなにキレイなのかという質問にジウォンは「水泳・ピラティス・自転車などよく運動して、我慢せずに食べること」と答えていた。さらにメンバーの私物プレゼントもあり、抽選で選ばれたファンに愛用のサングラスやキャップなどがプレゼントされた。またこのコーナー中は携帯・スマホでの写真撮影がOKのフォトタイムにもなっており、トークを聞きつつもメンバーの名前を呼んだりしながら思い思いに撮影していた。

 
締めの挨拶では初の日本公演にも関わらずたくさん集まったファンたちへ感謝を述べつつ、感極まって涙を見せるボヒョンの姿が印象的だった。一番最近の活動曲であった「Secret Time」で惜しまれつつ本編が終了。アンコールでは宇多田ヒカルの「Flavor of life」をワンフレーズずつ歌いながら順番に登場。ラストは「Tonight」で、ファンの掛け声もバッチリで会場一体となりステージの幕を閉じた。興奮冷めやらぬままさらにハイタッチでのお見送りまであり、ファンたちは大満足の表情で会場を後にしていた。またすぐに日本に来てくれることを期待している。

 
 
SPICA’s 1st Showcase in TOKYO
2016年12月4日(日)昼公演
@原宿アストロホール
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セットリスト
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1. Intro+Russian Roulette
2. 독하게(ドッカゲ/きつく)
3. 너 때문에(ノッテムネ/あなたのせいで)
4. I’ll Be There
5. 世界中の誰よりきっと(原曲:中山美穂&WANDS)
6. Love Me Like You Do (原曲:Ellie Goulding)
7. I’m in Love with Monsters (原曲:Fifth Harmony)
8. Work From Home (原曲:Fifth Harmony)
9. Oneway
10. You Don’t Love Me
11. Secret Time

　　EN1.Flavor of life(原曲:宇多田ヒカル)
　　EN2.Tonight

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