2025.12.22 14:00

『パラサイト』母子役が再会…“あなたの時間は無限ですか？”

【この記事のポイントは？】

◆チェ・ウシク＆チャン・ヘジン主演『ナンバーワン』のスチールとティーザー予告編が公開

◆母の手料理を食べるたびに残り時間を示す数字が減っていく不思議な運命を背負った男の物語で、日本小説が原作

◆『パラサイト』母子が再共演する本作は韓国で2026年2月公開予定

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[韓国エンタメニュース]

ヒューマンファンタジー映画『ナンバーワン』の韓国公開が2026年2月に決定し、スチールとティーザー予告編が公開された。

作家・上野そらの小説『あなたが母親の手料理を食べられる回数は、残り328回です。』を原作とした本作は、ある日突然、母親の手料理を食べるたびに一つずつ減っていく数字が見えるようになった男が、その数字が0になれば母親が亡くなるという事実を知ることから始まる物語を描いた作品。チェ・ウシク、チャン・ヘジン、コン・スンヨンが出演する。

まず、公開されたスチールには、なぜかサングラスをかけたまま食事をするハミン（チェ・ウシク）の姿が収められ、視線を奪う。不思議そうな表情でどこかを見つめるハミンの姿は好奇心を掻き立て、本作で披露されるチェ・ウシクの一風変わった魅力への期待を高める。

同時に公開されたティーザー予告編は、高校生のハミンが登校のため玄関を出た瞬間、目の前で数字の361が360に減るのを目撃するシーンから始まる。続くカウントダウンに戸惑うハミンの姿は、その数字に隠された秘密への好奇心を刺激する。やがて母親が作ってくれた料理を食べる時だけ数字が一つずつ減っていくことに気づき、驚いたハミンが口にしていた食べ物を吐き出す様子と、そんな息子を叱る母ウンシル（チャン・ヘジン）の姿は、現実の母子関係を見ているようで興味をそそる。

そうして大人になったハミンに、恋人のリョウン（コン・スンヨン）が「時々、毎日何かに追われて生きている人みたい」と言うシーンは、時が流れてもなお、彼が数字に追われる人生を送っていることを示している。

その後、母に残された時間が数字として見える秘密を抱えて生きてきたハミンの姿が描かれ、「あなたの時間は無限ですか？」というテロップと、食卓をするハミンの頭上に数字の“1”が浮かぶシーンで映像は幕を閉じ、深い余韻を残す。

『ナンバーワン』は、第92回アカデミー賞を席巻した映画『パラサイト半地下の家族』で母子ケミストリーを披露し強烈な印象を残したチェ・ウシクとチャン・ヘジンが再び共演した作品として期待を集めている。二人は本作で家庭料理を前に、愉快でありながらも繊細な感情線を演じ、心温まるケミストリーを披露する予定だ。韓国で2026年2月公開予定。