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2026.03.19 10:30

大人の韓国+han暮らしまわり通信「『応答せよ1988』が教えてくれたもの」

大人の韓国+han暮らしまわり通信

 

私たちを魅了してやまない韓国のドラマや映画。

すっかり便利になり配信サービスのおかげで現地とほとんどタイムラグなく楽しめるようになりました。

韓国ドラマは一体なぜこんなにも私たちの心を熱くするのでしょうか?

何を見ようかなと迷ったとき、私のものさしはKOARI。今回も10年ぶりにキャストが再会したという記事を読み、今3度目の『応答せよ1988』を見ています。

 

(画像出処:tvN『応答せよ1988』公式画像)

 

きっと説明も不要ですね。驚異的な視聴率を記録し、数々の賞を受賞し世界各国で配信されているこのドラマは1988年のソウル市の北部にある小さな町・双門洞を舞台にドクソン・ジョンファン・テク・ソヌ・ドンリョンの5つの家族の暮らしと日常を描いています。余談ですが邦題の恋のスケッチには驚きましたね。

劇的な大事件もどんでん返しも起こりません。もちろん悪人などだれも登場しません。

小さな路地の近所同士が、家族のように食卓を囲む。鍵もかけず行き来しあい、子どもたちを叱り、励まし、助け合うささやかな暮らし。誰かの成功をわがことのように喜ぶ姿は美しく情があり、豊かさよりも人と人との距離の近かった時代の空気が画面いっぱいに広がっていました。

 

(画像出処:tvN『応答せよ1988』公式画像、キャプチャー)

 

このドラマは、小道具も素晴らしかったです。台所に置かれた花柄の鍋やガラス戸棚、レトロな魔法瓶。有線の電話やラジカセ、公衆電話。とりわけ丸みを帯びた蓋つきの花柄鍋は日本の昭和の家庭で使われていたホーロー鍋を思い出し、画面の向こうから1988年の夕飯の匂いも漂ってくるようでした。

 

ドラマが描いた1988年の韓国は大きな転換期にありました。前年の民主化宣言を経て新しい時代へと大きく動き始めた時期です。そして何よりソウルオリンピックの開催です!世界がソウルに集まり、国全体が高揚感に包まれた年でした。

街には活気があふれ、人々は“明るい未来”を信じ価値観も、経済も、国の姿もどんどん変わっていくのです。けれどここ双門洞の小さな町の路地裏には変わらない風景がありました。

 

私がこのドラマに惹かれる理由。

それはやはり「言葉のチカラ」です。

応答せよ1988は、単なる“懐かしさ”を描いたドラマではないのです。このドラマに何度泣かされたでしょう。「言葉のチカラ」がとてつもなく大きく、ぐさりと胸に刺さりうーんと何度も大きくうなずいてしまいます。せつなく悲しい状況でもそっと灯りをともし、寄り添ってくれるようです。誰かのことを思い出し、時には声を出して涙したことも…。そんな胸の奥がチクリと痛み、心に残るセリフがちりばめられています。

 

(画像出処:tvN『応答せよ1988』公式画像)

 

「親も初めて親をやっているんだ」

完璧に見えた親もまた、迷いながら試行錯誤しながら子を愛していました。何気ない会話のなかにも後悔や謝罪、照れ隠しの優しさが見え隠れします。ぶっきらぼうで不器用な愛情にたまらなく心が揺さぶられるのです。

 

(画像出処:tvN『応答せよ1988』公式画像)

 

「神様はすべての場所にいられないから、母親をつくった」

こちらもまた、このドラマを象徴する一節です。それまで描かれてきたオンマの姿が一気に胸に押し寄せ、日々の当たり前の中にある愛情に、あらためて気づかされる瞬間でした。

登場人物の誰かがきっといつかの自分。セリフは私たち自身の記憶と結びつき、自分だけの記憶の路地に連れて行ってくれるようです。

 

変わっていくもの、変わらないもの。

時代は変わっても、大切なものは大きくは変わらないのです。花柄の鍋や古い魔法瓶のように、何気ない日常の道具に温かい記憶が宿っています。

私もこのドラマのように、温もりがあり、ふとしたときに思い出してもらえるような韓国にまつわる小さなアイテムをこれから紹介していけたらと思っています。

 

文:+hanスタッフ

 

 

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